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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060730i104.htm
狭心症や心筋梗塞(こうそく)など虚血性心疾患による死亡率が、東京・大阪の30〜50代男性で上昇に転じたことが、国立循環器病センター(大阪府吹田市)の分析で明らかになった。
虚血性心疾患による死亡率は、男女とも1970年代から下がり続けていた。脂肪分を多く摂取する欧米型食生活の影響が、ここにきて大都市部から表れ始めたとみられる。
センターの岡山明・予防検診部長らは、1968〜2003年の国の人口動態統計で、30〜69歳を対象に、東京・大阪地区と、その他の地区に分け、この病気による死亡率について年齢構成の偏りを補正して分析した。
その結果、東京・大阪地区の30〜59歳男性について、この病気による人口10万人当たり死亡率は、1993〜94年には21・6人まで下がっていたが、90年代後半に上昇に転じた。2002〜03年の統計では、26・4人と、1969〜70年と同じレベルまで上がった。
大都市部ほど顕著でないものの、他地区の男性や女性全般についても、死亡率の低下が止まり、横ばいか微増の傾向がうかがえる。
虚血性心疾患の発症には喫煙や家族の発症歴など様々な要因が絡んでいるが、食生活の影響が大きく、先進国の中で脂肪摂取量が比較的少ない日本の死亡率は、欧米の約3分の1にとどまっていた。岡山部長は「欧米型食生活を長く続けることが、虚血性心疾患による死亡に結びつくことを示唆する初のデータだ。若者の脂肪摂取量の多さを考えると、死亡率は今後も上がる可能性が高い」と話している。
(2006年7月30日12時11分 読売新聞)
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