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鉄欠乏性貧血の治療に使う注射用鉄剤「ブルタール」。今回メーカーの自主回収があった。臨床の現場で医薬品や医療器具の自主回収は珍しくないが、以前のブルタールの添付文書をあらためて読んでみて気づいた。牛が原材料の生物由来医薬品だった。ブルタールの03年4月改訂添付文書には「ウシの軟骨」とある。狂牛病問題で04年から05年にかけて、添加物としての原材料が「ウシからサメの軟骨」に変わった。今回の自主回収は、サメへの変更後に過敏反応の副作用が報告されているためと・・・
静注用鉄剤「ブルタール®」自主回収に関するお願い
先日もエポジン(牛が原材料・腎性貧血の治療薬)騒ぎがあったけど、それも中外製薬だった。
「エポジン®注」自主回収のお知らせ
http://www.chugai-pharm.co.jp/html/di/japan/060619/060600/news.html
エポジンについては報道があったらしく、使っている患者さんがこの情報を知っていた。これまで米国産牛を使っておきながら、オーストラリア産と思い込んでいたなんて「メーカーよ、しっかりしておくれ」だ。
エポジンは対象のロット番号の分が回収され、問題ないとされたものは継続して使用しているが、ブルタールは代わりの商品に変えた。患者さんからは、もうエポジン治療はしないと注射を拒否される。そうだよなあ、いまある分は大丈夫と言っても、使ってしまったものは体内に入ってしまっている。血液製剤ならロット番号が控えられているけど、一般医薬品は生物由来とはいえ、普通に使って箱は廃棄だもの。追跡のしようがない。
患者サイドからすれば怒りが沸いてくるのも当たり前。でも、どんな名前の薬が使われているか内服薬ならまだしも、注射薬の名前まで知っている患者は少ない。
私たち医療サイドも、ワクチンの生物由来に関してはチェックをするが、一般医薬品に関しての原材料までは関心が届いていなかった。
膨大な薬品が置いてある中で、医師の指示で動く私たちにもメーカー側の情報は具体的かつ正確なものを迅速に提供願いたいと思う。添付文書には具体的な原材料が記載されてないものだってあるから。
不安をあおるつもりはないが、世の中にはこんなこともあるのだということを・・・
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