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「為替」 米金利上昇&対中制裁法案断念にドル堅調117.94円、原油一時64ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「米金利上昇&対中制裁法案断念にドル堅調117.94円、原油一時64ドル」ニューヨ
ーク概況 2006年9月29日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:38JST 「米金利上昇&対中制裁法案断念にドル堅調117.94円、原油一時64ドル」
【ロンドン市場概況】
28日のロンドン外為市場では、ドル・円は東京市場からの堅調推移が続き、117円
63銭から117円76銭に上昇した後、藤井財務次官のユーロ・円に関する発言を受けユ
ーロ・円が強まった動きに連れ、117円42銭まで下落した。ドル売り一服後は117円
73銭まで反発した。ユーロ・円は149円58銭から149円68銭で小動きの後、149円24銭
まで下落し、149円68銭まで買い戻された。欧州通貨では、英国統計局が4-6月期の
国民総所得について、実際は年率4.8%増加だったのを6%と算出していたとのこと
で、4-6月期成長率も小さくなるとの見方から英追加利上げ観測が後退、ポンド売り
が続きポンド・ドルは1.8823ドルから1.8775ドルまで下落した。ユーロ・ドルは
1.2703ドルから1.2725ドルで取引され、ドル・スイスは1.2438フランから1.2468フ
ランまで強含みに推移した。
【経済指標】
英・9月住宅価格:前年比+8.2%(2005年2月以来の高水準)
独・9月失業率:10.6%、失業者数442.9万人(-1.7万人)季節調整済
【要人発言】
藤井財務次官
「最近のユーロに対する円の下落はやや荒っぽい」
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「ECBの基本シナリオ通りなら、依然として利上げが必要」
ビーニ・スマギECB理事
「緩和的な金融政策、インフレ率を押し上げる可能性」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円65銭、ユーロ・ドル:1.2719ドル、ユーロ・円:149円58銭、ポン
ド・ドル:1.8792ドル、ドル・スイス:1.2459フラン
【ニューヨーク市場概況】
28日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米債券利回りの上昇に加えて、シ
ューマー、グラム両米上院議員の対中制裁法案が取り下げられたことから117円53銭
から117円94銭まで上昇し、117円80銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは四半期末に絡む米系筋の実需売りや米金利上昇を受けて1.2719ドル
から1.2678ドルまで下落したが、中銀筋の買いに支えられ1.2705ドル前後に戻して
引けた。ユーロ・円はリアルマネーの買いに149円46銭から149円79銭まで上昇し
た。ポンド・ドルは1.8792ドルから1.8724ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2452
フランから1.2490フランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内利下げ確率12.4%
【原油市場】
原油相場は小幅反落。サウジアラビアやナイジェリアなどの一部OPEC加盟国が10月1
日から減産を実施するとのニュースを受けて上昇したが、昨日からの相場続伸を受
けた利食い売りが強まることで引けにかけて失速した。NYMEX原油先物価格は64.00
ドルまで上昇後に反落し、62.76ドル(前日比0.3%安)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。第3四半期末を迎えてポジション調整の動きが目立っており、小
幅な値動きに終始する展開となった。ダウは一時終値ベース最高値を上回ったもの
の、終値での更新には至らなかった。セクター別では、自動車・同部品や半導体・
同製造装置が上昇した一方、不動産やメディアが軟調。GM(GM)は日産・ルノー連合
との提携交渉が注目される中、大株主のカーコリアン氏率いる投資会社が同社株を
買い増す意向を示したことで上昇。好決算への期待からアクセンチュア(ACN)も
7.6%高。一方でタイムワーナー(TWX)は、JPモルガンによる投資判断の引き下げを
受けて下落。またシアーズ(SHLD)の会長でヘッジファンド運用者のエドワード・ラ
ンパート氏が取締役を退任することが明らかとなった自動車用品小売のオートゾー
ン(AZO)も小幅下落となった。ダウ構成銘柄では、ヒューレット・パッカード
(HPQ)が取締役会の情報漏えい問題でマーク・ハードCEOによる議会での証言が予定
されており上昇。結局ダウは29.21ドル高の11718.45、ナスダックは6.63ポイント高
の2270.02で取引を終了した。カーコリアン氏によるGM株の買い増し表明は、GMとル
ノー・日産連合の提携交渉を進展させる為の圧力と見られている。
【通貨オプション】
ドル・円は東京市場から続く本邦輸入筋の買いや債券利回り上昇を受けて117円94
銭まで上昇し、118円手前で高止まり推移している。オプション市場では、レンジ相
場の継続を受けて変動率が更に低下。1ヶ月物変動率は7.000%から10年来の最低水
準である6.800%、3ヶ月物は7.125%から7.025%、6ヶ月物は7.400%から7.325%へ
それぞれ低下し、1年物は7.650%と12年来の最低水準で取引されている。
リスクリバーサルでは、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物が+0.700%から
+0.675%へ縮小したが、3ヶ月物は+0.900%、6ヶ月物は+1.000%で取引されてい
る。日銀短観発表を控えて下値ストライク円コール買いが活発であり、オーバーナ
イト117円などの買い意欲が見られた。
【経済指標】
米・4-6月期GDP確報値:前期比年率+2.6%(予想+2.9%、改定値+2.9%)
米・4-6月期GDPデフレータ確報値:前期比年率+3.3%(予想+3.3%、改定値
+3.3%)
米・4-6月期コアPCE価格指数確報値:前期比年率+2.7%(予想+2.8%、改定値
+2.8%)
米・週次新規失業保険申請件数:31.6万件(予想31.5万件、32.2万件←31.8万件)
【要人発言】
シューマー、グラム両米上院議員
「対中制裁法案を取り下げ」
プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁
「原油価格の下落は9月のCPIに影響」
パラモECB理事
「ECBは連銀のような一連の利上げ計画はない」
「金融政策に関する政府高官の意見は助けとならない」
「ECBはいつでも適切な行動をとる」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.66 117.94 117.42 117.81
ユーロ・ドル 1.2718 1.2725 1.2678 1.2702
ユーロ・円 149.64 149.79 149.24 149.64
ドル・スイス 1.2450 1.2490 1.2438 1.2473
ポンド・ドル 1.8808 1.8823 1.8724 1.8769
株式市場:
NYダウ 11689.40 11728.46 11660.42 11718.45
ナスダック 2267.01 2273.12 2252.91 2270.02
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.737 4.755
米国債10年物 4.598 4.612
先物市場:
NY金先物 607.7 612.4 605.5 610.9
NY原油先物 62.95 64.00 62.60 62.76
シカゴ日経平均先物 16025 16100 16010 16095
(フィスコ) - 9月29日6時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000002-fis-brf