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「為替」 予想上回る新築住宅販売でドル上昇117.66円、原油60.10ドル⇒63ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「予想上回る新築住宅販売でドル上昇117.66円、原油60.10ドル⇒63ドル」ニューヨ
ーク概況 2006年9月28日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:34JST 「予想上回る新築住宅販売でドル上昇117.66円、原油60.10ドル⇒63ドル」
【ロンドン市場概況】
27日のロンドン外為市場では、ドル・円は、米系証券らのドル買いで117円14銭か
ら117円27銭に上昇後、ユーロ・円の売りに押され117円04銭まで下落、その後ショ
ートカバーの買い、ユーロ・円の買いに連れ117円40銭まで上昇した。ユーロ・円
は、148円67銭から148円79銭へ買い戻された後、欧州系からユーロ・円の売りが出
て148円58銭に反落、その後買い戻しが再開され、尾身財務相の発言もあり、149円
02銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、イギリスの第2四半期GDP確報値が下方修正され、ブランチフラ
ワー英中銀金融政策委員のハト派発言もありポンド売りが優勢になり、1.8910ドル
から1.8868ドルまで下落した。ユーロ・ドルは1.2680ドルから1.2703ドルで、ド
ル・スイスは1.2433フランから1.2462フランで取引された。
【経済指標】
英・第2四半期GDP確報値:前期比+0.7%(予想+0.8%、前期+0.7%)
英・4-6月期経常収支:-69.86億ポンド(予想-79億ポンド、前期-87億ポンド)
EU・8月ユーロ圏マネーサプライM3:前年比+8.2%(予想7.5%、7月7.8%)
【金融政策】
チェコ中銀:政策金利25べーシスポイント引き上げ2.50%
【要人発言】
ブランチフラワー英中銀金融政策委員
「英雇用市場は一段と悪化へ」
中国
「対中制裁法案の採決を目指さないようシューマー、グラム両上院議員に要請」
グロース独経済技術相
「ドイツ経済、増税にもかかわらず来年の成長見通しが改善」
尾身財務相
「ユーロ・円、コメントしたり対応したりする段階ではない」
「為替レート、ファンダメンタルズ反映が基本的には好ましい」
「金利を政策的にコントロールするのは適切ではない」
「日本経済は非常に良い状況、おかしな要因はあまりない」
「個人消費は底堅く、税制上で喚起するニーズ強くない」
「金融課税、将来は一元化すべき」
大田経済財政相
「日銀には、政府の政策全体と整合的な金融政策を期待」
「金融政策は、日銀が独立して判断すること」
「さらに政府・日銀の対話の場を増やす必要性は感じていない」
「景気減速感が強まっているとの認識はない」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円38銭、ユーロ・ドル:1.2692ドル、ユーロ・円:148円97銭、ポン
ド・ドル:1.8917ドル、ドル・スイス:1.2453フラン
【ニューヨーク市場概況】
27日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想外に減少した8月耐久財受注を
受けて一旦117円15銭まで売られたが、予想を上回る8月新築住宅販売件数により債
券利回りが上昇に転じた事から117円66銭まで反発し、117円45銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは弱い耐久財受注を受けて1.2718ドルまで上昇後、良好な新築住宅販
売件数に1.2677ドルへ反落したが、東欧中銀筋の買いやユーロ・円絡みの買いに下
げ渋り1.2700ドル前後で引けた。ユーロ・円はCTA(商品投資顧問)などのショート
カバーに148円73銭から149円39銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.8937ドルから
1.8854ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2416フランから1.2475フランまで上昇し
た。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内利下げ確率12.4%
【原油市場】
原油相場は安値から3ドル近く反発。原油在庫の安定推移やガソリン在庫の大幅増加
が供給懸念を後退させたことで一旦60ドル台前半まで売り込まれた。しかし、OPEC
議長が27日、「価格安定のために何らかの措置を取る必要がある」「価格はかなり
安くなっており、OPEC加盟国間では既に協議を始めている」と述べたこともあり、
OPEC減産観測を背景に60ドル台での買い意欲は強く、NYMEX原油先物価格は60.10ド
ルまで下落後、ショートカバーで63ドルまで反発し、ほぼ高値62.96ドル(前日比
3.2%高)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。ダウ平均株価の最高値更新に注目が集まる中、朝方から上昇し
て始まった。一時最高値に迫る場面もあったが、原油相場の反発を受けて上値が抑
えられ、引けにかけて伸び悩んだ。セクター別では、エネルギーや公益事業が上昇
した一方、電気通信サービスや耐久消費財・アパレルが軟調。ギャップ(GPS)がモ
ルガンスタンレーの投資判断引き上げを受けて上昇した一方、8月新築住宅販売は予
想に反して増加したが、前月の数値が下方修正された影響から最近堅調だったDRホ
ートン(DHI)などの住宅メーカーは下落した。またジェフリースが投資判断を引き
下げたレッドハット(RHAT)は23%安となった。ダウ構成銘柄では、リコールとなっ
た鎮痛剤「バイオックス」の副作用問題を巡る訴訟で有利な判決が下ったメルク
(MRK)が上昇。50%増配を発表したマクドナルド(MCD)やワーゴナー会長とルノ
ー・日産のゴーン氏の会談が報じられたGM(GM)も堅調推移となった。結局ダウは
19.85ドル高の11689.24、ナスダックは2.05ポイント高の2263.39で取引を終了し
た。ダウは最高値を更新できなかったものの、引けにかけて上昇に転じて引けてお
り、相場の地合は堅調と見る向きが多い。
【通貨オプション】
ドル・円は予想を上回る米8月新築住宅販売件数を受けて、再び117円66銭まで上
昇した。オプション市場では、115-119円のレンジ相場の継続を受けて変動率が10年
来の低水準まで低下。1ヶ月物変動率は7.225%から7.000%、3ヶ月物は7.550%から
7.125%、6ヶ月物は7.700%から7.400%へそれぞれ低下している。
リスクリバーサルでは、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物が+0.720%から
+0.700%へ縮小する一方、3ヶ月物は+0.850%から+0.900%に拡大。また、6ヶ月物
は前日比変わらず水準の+1.000%で取引されている。
【経済指標】
米・8月新築住宅販売件数:105万戸、前月比+4.1%(予想103万戸、100.9万戸←
107.2万戸)
米・8月耐久財受注:前月比-0.5%(予想+0.7%、7月-2.7%←-2.5%)
米・8月耐久財受注(輸送用機器除く):前月比-2.0%(予想+0.5%、8月±0%←
+0.5%)
米・週次在庫統計(9/22時点)
原油在庫:前週比-11万バレル(予想-170万バレル、前回-285万バレル)
ガソリン在庫:同比+635万バレル(予想+70万バレル、前回+56万バレル)
【金融政策】
ルーマニア中銀:政策金利を8.75%に据え置き
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「制裁は中国との交渉において不適切」
「上院議員に制裁は効果的でないと表明」
「主要通貨の価値は市場に委ねる」
「シューマー、グラム両上院議員に更なる時間を要請」
「主要通貨は自由取引されるべき」
クロズナーFRB理事
「生産性は更なる上昇を予測」
「連銀はインフレ圧力を引き続き認識」
「エネルギー価格の下落はある程度インフレ懸念を緩和」
「エネルギー価格下落は短期的な動き」
ウェーバー・ドイツ連銀総裁
「原油価格の下落がCPI見通しを緩和させるかどうかはまだわからない」
「ECBはインフレに強い警戒を示すべき」
「金融政策は引き続き緩和的」
「現在のところインフレは2%以上に留まると予想する」
「更なる金融緩和解除が必要」
ブルトン・フランス経済財務産業相
「フランスの第3、第4四半期の経済成長見通しは良好」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.15 117.66 117.15 117.49
ユーロ・ドル 1.2693 1.2718 1.2677 1.2700
ユーロ・円 148.69 149.39 148.67 149.22
ドル・スイス 1.2435 1.2475 1.2416 1.2445
ポンド・ドル 1.8910 1.8937 1.8854 1.8891
株式市場:
NYダウ 11670.19 11720.77 11659.62 11689.24
ナスダック 2254.83 2271.00 2254.37 2263.39
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.714 4.738
米国債10年物 4.583 4.598
先物市場:
NY金先物 600.0 604.8 597.0 603.3
NY原油先物 61.45 63.00 60.10 62.96
シカゴ日経平均先物 15920 16035 15875 15980
(フィスコ) - 9月28日6時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060928-00000001-fis-brf