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「為替」 強い米消費者信頼感指数や日銀総裁辞任の噂でドル・円上昇117.25円/ニューヨーク外国為替市場概況
「強い米消費者信頼感指数や日銀総裁辞任の噂でドル・円上昇117.25円」ニューヨ
ーク概況 2006年9月27日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:40JST 「強い米消費者信頼感指数や日銀総裁辞任の噂でドル・円上昇117.25円」
【ロンドン市場概況】
26日のロンドン外為市場では、ユーロ・ドルは、独9月IFO業況指数が予想を上回
ったことを受けたユーロ買いで1.2741ドルから1.2758ドルまで上昇後、ユーロ圏利
上げ織り込みとの見方などからシカゴ筋らのポジション調整の売りが優勢になり
1.2692ドルまで下落した。ユーロ・円は148円47銭に上昇後、148円割れからストッ
プロスの売りが強まり147円81銭まで下落した。ユーロ・ドルの下落をきっかけに全
般的なドル買いの状態になり、ドル・円は116円36銭から116円64銭まで上昇、ポン
ド・ドルは1.9005ドルから1.8940ドルまで下落、ドル・スイスは1.2376フランから
1.2435フランまで上昇した。
【経済指標】
独・9月IFO業況指数:104.9(予想104.4、8月105.0)
【要人発言】
リーカネン・フィンランド中銀総裁
「ユーロ圏の金利は依然低く経済成長を支援」
「原油価格など、商品価格上昇の他の価格への影響は少ない」
「工業製品価格はグローバリゼーションや厳しい競争のため安定している」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円46銭、ユーロ・ドル:1.2694ドル、ユーロ・円:147円87銭、ポン
ド・ドル:1.8967ドル、ドル・スイス:1.2431フラン
【ニューヨーク市場概況】
26日のニューヨーク外為市場では、米消費者信頼感指数およびリッチモンド連銀
製造業指数が良好な結果を示し、債券利回りが上昇に転じたことからドルが上昇し
た。ドル・円は米金利上昇や福井日銀総裁辞任の噂を受けて116円37銭から短期投機
筋のストップロスをつけて117円25銭まで上昇し、高値圏で引けた。
ユーロ・ドルはドイツ高官が「ドイツは中国外準通貨のドルからユーロへの変換は
好まない」と発言したとの報道や強い米経済指標を受けて1.2702ドルから1.2662ド
ルまで下落したが、ユーロ・円上昇に連れて1.2690ドル前後に反発して引けた。ユ
ーロ・円は日銀総裁辞任の噂や対中報復関税法案「シューマー・グラム法案」の採
決の遅れを受けてショートカバーが強まり147円80銭から148円76銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.8981ドルから1.8932ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2419フラ
ンから1.2466フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は反落。次回12月総会でのOPEC減産憶測や、好調な米9月消費者信頼感指数
による需要減少観測の後退を受けて買戻される場面がみられたが、27日発表予定の
週次在庫統計を見極めたいとする向きや四半期末のポジション調整に絡む売りを受
けて引けにかけて失速した。NYMEX原油先物価格は62ドルちょうどまで上昇後に下落
に転じ、61.01ドル(前日比0.7%安)で取引を終えた。なお、週次の原油在庫は事
前に前週比-170万バレル、4週連続の減少が予想されている。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。9月消費者信頼感指数が104.5と前月100.2から上昇に転じ、米
景気減速懸念が一歩後退したことが好感され、終日堅調な展開となった。セクター
別では自動車・同部品や運輸が堅調に推移した一方、不動産や公益事業が小幅下落
となった。ホームセンターのロウズ(LOW)や住宅メーカーのレナー(LEN)が相次いで
業績下方修正を発表したものの、株価は小動きに留まった。その一方で自動車部品
メーカーのリアー(LEA)は北米部門の再編を発表して9%高。経営トップの交代を発
表した家電小売のシャーパー・イメージ(SHRP)も10.2%高。ダウ構成銘柄では、ウォ
ルト・ディズニー(DIS)やインテル(INTC)が約3%高となった。結局ダウは93.58ドル
高の11669.39、ナスダックは12.27ポイント高の2261.34で取引を終了した。ダウは
終値で過去2番の高値をつけ、2000年1月に記録した最高値11722.98まで約50ドルと
迫っている。
【通貨オプション】
ドル・円は米消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数が強い結果となっ
た事を受けて債券利回りが上昇に転じ、ドルは買い戻された。オプション市場で
は、レンジ相場の継続を受けて売りが先行し1ヶ月物変動率は7.450%から7.225%、
3ヶ月物は7.800%から7.550%、6ヶ月物は7.900%から7.700%へそれぞれ低下し
た。リスクリバーサルでは、相場不透明感から様子見気配が強く、25デルタ円コー
ル・ドルプット1ヶ月物は+0.825%、3ヶ月物は+0.900%、6ヶ月物は+1.000%と昨日
末比同水準で取引されている。
【経済指標】
米・9月消費者信頼感指数:104.5(予想102.3、8月100.2←99.6)
米・9月リッチモンド連銀製造業指数:9(予想7、前回3)
【要人発言】
安部首相
「構造改革を加速、補強」
「財政再建も内閣使命、成長戦略実施、歳出削減を進める」
「新規国債を今年度の発行額以下に下回るようにする」
「国連改革に力を発揮、安保理常任理事国入りを目指す」
「中国の成長は日本にとって利益となる」
「日米同盟強化、双務性高める必要、いつでも話できる態勢」
「アジア外交重視、中間ロシアとの関係更に緊密化へ努力」
大田経済相
「日銀金融政策において経済との整合性を十分に重視する事を期待」
「デフレ脱却は消費者物価指数などの4物価指標をみて判断する」
「インフレ目標について今後諮問会議で議論する可能性ある」
「景気基調判断は変わっておらず、回復過程は継続」
「米経済、原油高、在庫・設備投資の成熟化を注視する必要ある」
尾身財務相
「公共事業増加による経済活性化は考えてない」
「財政再建と経済成長は矛盾しない」
シューマー、グラム両上院議員
「対中制裁法案の上院採決時期は現時点で未定で数日中に決定」
「ポールソン米新財務長官に新たな案。待つ価値があるかどうかが問題」
「中国は圧力かけられれば、実施すると信じている」
グリーンスパン前米FRB議長
「米ガソリン税の引き上げは消費を抑制するため賛成」
「米企業益率は伸び悩み、経済は減速懸念。しかしながら、実質賃金上昇は小売に
とって有益」
カレンNZ財務相
「NZ準備銀行は追加利上げはしない」
「08年まで政策金利据え置く可能性」
「第2四半期経済成長は、第1四半期から減速の可能性」
「ヘッジファンド筋がNZドルを押し上げている」
「NZドルの反落の可能性」
「最近のNZドルの上昇は懸念。輸出企業にとりリスクとなる」
「NY準備銀行の介入はない」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 116.42 117.25 116.36 117.13
ユーロ・ドル 1.2750 1.2758 1.2662 1.2687
ユーロ・円 148.46 148.76 147.72 148.59
ドル・スイス 1.2386 1.2466 1.2376 1.2439
ポンド・ドル 1.8999 1.9005 1.8932 1.8944
株式市場:
NYダウ 11575.73 11670.27 11567.65 11669.39
ナスダック 2247.16 2261.78 2243.67 2261.34
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.688 4.715
米国債10年物 4.542 4.585
先物市場:
NY金先物 592.8 599.5 591.6 597.1
NY原油先物 61.05 62.00 60.60 61.01
シカゴ日経平均先物 15570 15710 15570 15710
(フィスコ) - 9月27日6時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060927-00000001-fis-brf