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「為替」 予想上回る中古住宅販売にドル堅調、原油59.52ドル⇒62.15ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
「予想上回る中古住宅販売にドル堅調、原油59.52ドル⇒62.15ドル」ニューヨーク
概況 2006年9月26日（火曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:21JST 「予想上回る中古住宅販売にドル堅調、原油59.52ドル⇒62.15ドル」
【ロンドン市場概況】
25日のロンドン外為市場では、ドル・円、ユーロ・円はショートカバーとみられ
る買いが先行、ドル・円は116円23銭から116円75銭まで上昇し、ユーロ・円も148円
61銭から149円08銭まで上昇した。ユーロ・ドルは、独ヘッセン州の消費者物価の低
下をきっかけにユーロ売りが優勢になり、1.2794ドルから1.2762ドルまで下落し
た。「スペインのバルセロナで爆発、数人が負傷」との報道もユーロ売りにつなが
った可能性がある。ポンド・ドルは1.9046ドルから1.9006ドルまで軟調に推移、ド
ル・スイスは、ユーロ・スイスの買い戻しを受けて、1.2340フランから1.2373フラ
ンまで上昇し、ユーロ・スイスは1.5785レベルから1.5798レベルまで反発した。
【経済指標】
独・ヘッセン州9月消費者物価：前月比-0.4％、前年比+0.8％（8月-0.2％、+1.5％)
独・ブランデンブルグ州9月消費者物価：前月比-0.4％、前年比+1.3％（8月-
0.2％、+2.1％)
【要人発言】
ドイツ政府
「良好な財政状況理由に第4四半期の国債発行額を50億ユーロ削減」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：116円60銭、ユーロ・ドル：1.2771ドル、ユーロ・円：148円89銭、ポン
ド・ドル：1.9027ドル、ドル・スイス：1.2378フラン
【ニューヨーク市場概況】
週明け25日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想を上回る8月中古住宅販
売件数を好感して116円63銭まで上昇したが、根強い米利下げ観測や債券利回りの続
落を受けて116円37銭まで反落し、116円55銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルはドイツの消費者物価指数が04年3月来の最低水準に低下した事を受け
てユーロ買い持ちを手仕舞う動きが強まり1.2775ドルから1.2731ドルまで下落した
が、米金利低下に下げ止まり1.2750ドル前後で引けた。ユーロ・円はユーロ下落や
原油価格が一時60ドルを割り込んだ事に連れて売りが先行し、148円89銭からストッ
プロスを巻き込んで148円31銭まで下落した。ポンド・ドルは1.9033ドルから1.8984
ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2352フランから1.2396フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は6ヶ月ぶりに節目60ドルを割り込んだが、OPEC減産憶測や値ごろ感によ
る買い戻しを受けて反発した。一部メディアによれば、OPEC加盟国のエネルギー相
は次回12月総会前の緊急会合は開かないまでも、ここ最近の原油価格下落について
協議しているという。NYMEX原油先物価格は時間外取引で一時59.52ドルまで下落後
に62.15ドルまで反発し、61.45ドル（先週末比1.5％高）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。8月中古住宅販売が予想ほど悪化しなかったことや、フィッシャ
ー・ダラス連銀総裁が米国経済に強気の発言を行ったことを好感して終日堅調な展
開となった。長期金利が低下傾向にあることも支援材料となっている。セクター別
では、半導体・同製造装置やメディアが上昇した一方、食品・飲料・タバコや食
品・生活必需品小売が軟調。タイムワーナー（TWX)はモルガンスタンレーなど複数
のアナリストが投資判断を引き上げ小幅上昇。また大手書店のバーンズ＆ノーブル
もゴールドマンサックスの投資判断引き上げを受けて買われた。予想を上回る中古
住宅販売件数や長期金利の低下を受けてKBホーム（KBH)など住宅メーカー各社も堅
調推移。ダウ構成銘柄では、ヒューレッドパッカードが情報漏えい問題でダン会長
が退任し、ハードCEOが会長職を兼務することを発表して上昇。一方で「ライト」や
「低タール」といった表示が消費者の誤解を招くとして訴訟を起されたアルトリア
（MO)が6.4％安。今週末に四半期末を迎えることから投資信託などのポジション調
整の動きも目立っている。
【通貨オプション】
ドル・円は米利下げ観測に伴うドル売り意欲が強いものの、予想を上回る米8月中
古住宅販売件数を受けてショートカバーに下げ止まった。オプション市場では、116
円台でのレンジ相場を受けて調整色強く、1ヶ月物変動率は7.400％から7.450％へ上
昇、3ヶ月物は7.850％から7.800％、6ヶ月物は7.950％から7.900％へそれぞれ低下
した。
リスクリバーサルでは、ドル先安観に伴う円コール買いが先週に引き続き強い。25
デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.850％から+0.825％、3ヶ月物は+0.950％
から+0.900％へ小幅縮小、6ヶ月物は+1.000％と先週末比同水準で取引されている。
個別では、4週間物113円ストライクオプションの買いが話題となっていた。
【経済指標】
米・8月中古住宅販売：630万戸、前月比-0.5％（予想625万戸、7月633万戸）
独・9月消費者物価指数（CPI）速報値：前月比‐0.4％、前年比＋1.0％
【金融政策】
ハンガリー中銀：政策金利50べーシスポイント引き上げ7.75％に決定
【要人発言】
フィッシャー米ダラス連銀総裁（投票権無）
「米住宅市場において、深刻な調整局面」
「経済成長よりもインフレを懸念」
「景気減速がいずれインフレを抑える」
「インフレが高水準を維持するようであれば行動が必要」
「信頼できるインフレ指標は容認水準以上」
「個人消費はエネルギー価格低下に助けられる」
「米経済成長は第2四半期ペースが継続する」
「連銀は住宅市場を注視している」
シューマー上院議員
「ポールソン米財務長官、9/26中国制裁問題に関し、シューマー、グラム議員と会
談」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 116.25 116.75 116.23 116.57
ユーロ・ドル 1.2787 1.2794 1.2731 1.2749
ユーロ・円 148.63 149.08 148.32 148.61
ドル・スイス 1.2346 1.2396 1.2340 1.2387
ポンド・ドル 1.9035 1.9046 1.8984 1.8998
株式市場：
NYダウ 11509.30 11616.48 11486.00 11575.81
ナスダック 2227.63 2253.45 2212.02 2249.07
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.734 4.689
米国債10年物 4.589 4.544
先物市場：
NY金先物 594.5 597.0 587.5 595.9
NY原油先物 60.05 62.15 59.65 61.45
シカゴ日経平均先物 15600 15700 15495 15685
（フィスコ） - 9月26日6時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060926-00000001-fis-brf
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