★阿修羅♪ > 国家破産47 > 702.html
 ★阿修羅♪
バカな財務官僚は消費税を増税すれば税収は増えると思ってるが滞納が増えるだけ。所得税は利益から払うが消費税は売上げから払う
http://www.asyura2.com/0601/hasan47/msg/702.html
投稿者 TORA 日時 2006 年 9 月 21 日 14:51:09: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu128.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
バカな財務官僚は消費税を増税すれば税収は増えると思っているが
滞納が増えるだけ。所得税は利益から払うが消費税は売上げから払う

2006年9月21日 木曜日

◆消費税の申告状況判明中小企業の実態深刻 税金のページ
http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/syouhi/060904/060904.htm

国税庁は今年春(05年分)の個人事業者の消費税の確定申告状況を明らかにしました=下の表。免税点が年間売り上げ3000万円から1000万円に引き下げられたことで、申告者、納税額とも大幅に増加。被害を受ける中小業者の実態が明らかになっています。
 消費税の申告件数は大幅に増加し、157万6000件(昨年対比3・8倍)となり、税額の発生する納税申告件数は152万7000件(同3・8倍)、納税申告額も6124億円(同2・1倍、地方消費税含む)とも大幅に増加しました。
 国税庁が新たに課税事業者になると見込んだ事業者は122万人で、実際に申告書の提出があったのは117万4000人(96・2%)。約4万6000人がまだ申告していないことになります。
 国税庁は6月7日、全国国税局徴収部長会議を開催し、免税点引き下げにともない大量の少額滞納が発生しており、消費税の滞納が全税目に占めるウエイトは年々高まっているとして、「消費税滞納の圧縮」に重点を置くと強調。納税コールセンターでの閉庁日催告や滞納整理月(旬)間における集中的な整理をおこない、遅くても9月(納期限から半年以内)までに滞納者との接触を図るようにと徹底しています。


◆滞納残高が7年連続で減少 ぎょうせい
http://www.gyosei.co.jp/home/topics/keiei_0608b.html

平成17年度の租税滞納状況が国税庁から公表されましたが、国税の滞納残高は7年連続で減少し、滞納整理が着々と進んでいることが明らかになりました。
 平成17年度中に新たに発生した滞納額は9,298億円で前年度比約300億円、率にして3.4%増加しましたが、これを上回る1兆128億円の滞納整理を行った結果、累積滞納残高は前年度比で4.4%減少し、1兆7,844億円となりました。

  滞納残高1兆7,844億円のうち税目別に見て最大のものは消費税の4,875億円で、初めて申告所得税を上回りました。事業者免税点が3,000万円から1,000万円に引き下げられたことに伴い、新規課税事業者が122万ほど増えたことも影響しているようです。

とはいえ、今年4月からは滞納新規課税事業者に対して督促状を発付し、特に5・6月には全国12の納税コールセンターから土日電話催告も実施しています。架電件数約8,000件のうち約2,700件の応答があり、平日に電話した場合と比べて十数%高い応答率となっています。新規課税事業者の消費税滞納は、こうした取組みによっておおむね整理される見込みです。


◆消費税滞納者に土・日曜日も電話催促へ 5月17日 オフィスアスク
http://www.office-ask.jp/article/13118293.html

国税庁は6月より、土・日曜日も2005年分消費税 地方消費税(合計5%)の滞納者に対して、全国各国税局の納税コ−ルセンタ−(集中電話催告センタ−室)から滞納解消督促の電話をすることとなりました。

コ−ルセンタ−は本来平日のみの業務ですが、消費税納税義務対象が、本年から課税売上高が3000万円超から1000万円超に引き下げられ、これに伴う納税義務者(自営業者 企業)が激増し、滞納者も大幅に増加することが予想されるための措置です。

平日接触できない滞納者への呼びかけができることを期待しており、税務署の少額対の情報を管理するKSKシステムからの情報を、集中電話催告システムで自動的に処理し督促することとなります。消費者からの預り金である消費税を再確認してもらいたいのです。

納税コ−ルセンタ−では直接税金を収納することはありません。あくまで納付書による納税となりますので、くれぐれも「振り込め詐欺」被害に遭わないようにして欲しいものです。

消費税(地方消費税を含む)は1989年に導入され、当初税率は3%でしたが1999年に5%に改定されました。税負担者は消費者、納税義務者(課税売上高1000万円超の事業者)は事業を行っている個人、法人で典型的な間接税です。

課税事業者かどうかは、個人は前々年、法人は前々事業年度の課税売上高(消費税抜き)が1000万円超かどうかで判定します。1000万円以下の事業者は免税事業者となり、消費税の納税義務はありません。

翌年に工場建設を予定しているなど、仕入れ消費税の還付を受ける予定がある場合は、個人は12月31日まで、法人は適用を受ける事業開始の前日までに、所轄税務署長に対して「課税事業者選択届書」を提出する必要があります。

資本金、出資金が1000万円以上の法人はすべて課税事業者(福祉法人を除く)となります。
1000万円超の事業者は「課税事業者届出書」をすみやかに提出する必要があります。

課税売上高5000万円以下の事業者で、仕入れ消費税の計算に「見なし仕入率」を適用する場合は「消費税簡易課税選択届出書」を、適用前年の12月31日(または事業開始の前日)までに所轄税務署長に届けることにより、納める消費税を少なくすることできます。

簡易課税は2年間は取りやめることはできません。また簡易課税を選択している事業者及び免税事業者は消費税の還付を受けることはできません。消費税の還付は、例えば倉庫を建てるなどして建物消費税を支払った場合、その年の納めるべき消費税との差額を国から返還してもらうことです。

消費税が非課税となる取引には、1ヶ月以上の土地賃貸料、土地売買代金、役所の証明書発行手数料、郵便切手、タバコ、酒類、医療・介護費用住宅賃料、出産費用、火葬料、教科書などがあリます。また海外との取引(輸出取引)は免税取引として0%の課税取引となります。。国外取引、非事業用資産の譲渡など、保険金、寄付金などは不課税です。

納税額は、本則は 課税売上高×5%―仕入原価×5%です。簡易課税の場合は 課税売上高×5%―課税売上高×見なし仕入率×5%で計算されます。見なし仕入率は、卸売り90% 小売80% 製造・建設(農林漁業含む)70% 不動産賃貸・サ−ビス(飲食業を除く)50% その他(保険代理店など)60%となっています。

本則課税では、非課税売上高に対する仕入原価にかかる消費税は差し引くことはできず、簡易課税では課税売上別に仕入原価の消費税を計算することなく、一律見なし仕入率で差し引くこととなります。課税売上割合(課税売上高+免税売上高)/(課税売上高+非課税売上高+免税売上高)×100が95%以上であれば非課税売上分も含めて全額仕入原価に対する消費税を差し引くことができます。

本則課税には、適正な記帳と原則7年間の帳簿、請求書等の整理保存義務があります。これらに記入される事項は取引年月日、相手先の名称、資産役務の内容、取引の金額などです。
条件を満たさない場合、仕入れ控除の適用が否認され納付税額の増大になりかねません。
一方、簡易課税の場合は課税売上高の記帳をするだけで済みます。

納税は、確定申告をしている税務署に個人は3月31日までに、法人は確定申告までに納付することとなっています。納付しない場合は納付するまで延滞税が、申告しない場合無申告加算税、過少申告の場合は過少申告加算税が貸される場合があります。

通常は課税期間は1年ですが、3ヶ月または1ヶ月に短縮することができます。還付を受ける場合は早期にできることとなりますが、その代わり、申告納付を頻繁にしなければならないなどのデメリットがあります。

消費税に限らず税務には特例が多数あり、専門家である税理士と十分相談の上、メリット、デメリットを十分理解した上で行動しなければ思わぬ損失、税務トラブルに巻き込まれることとなります。


(私のコメント)
昨日は安倍新総裁が誕生しましたが、小泉内閣が解散する事で消費税増税が解禁になった。三人の総裁候補とも消費税増税に賛成のようですが、消費税の実態を政治家の方々はどれだけ把握しているのだろうか? サラリーマンの方はまったく分からないから国民的な関心をよびにくい。今年から売上げが1000万円以上の個人事業者も消費税の納税対象者になりましたが、この規模の個人事業者になると帳簿もつけていない人が多い。

売上げから仕入れと人件費を払った残りが利益といったどんぶり勘定でどうやって消費税額を勘定するのだろうか? このレベルになると事業費と生活費とが一緒になってしまって勘定合って銭足らずのところが多い。確定申告だけは何とか申告しているが、赤字でも消費税だけは払わなければなりませんが、赤字経営なのに払える訳が無い。だから消費税の滞納が増えている。

私自身も個人事業者だから消費税を納税ましたが、まとめて数十万円もの税金を払うのはびっくりした。このように消費税は最終的に事業者がまとめて払うのですが、納税のしわ寄せは弱い立場の中小事業者にかかってきてしまう。大企業の場合は100円のものを105円にして販売できるが、零細企業の場合は100円のものは100円のまま売る事になり5円分の利益が減ってしまう。

消費税はみなし売上げの5%を消費税として払いますが、零細業者は毎日の支払いに追われて消費税分を分けてプールしている訳が無い。だから数十万円も消費税を払う事になっても払えない事業者が多い。売上げが3000万円以上の事業者なら経理を担当する人も雇えるが1000万円程度の事業者だと仕事に追われて帳簿すらつけられない人も多い。

だから株式日記でも消費税の課税基準の引き下げには反対しましたが、小泉内閣は強行してしまった。売上げが1000万円そこそこだと利益は良くても300万円程度だから人も雇えないし、そこから生活費を引いたら消費税分は残らない。税務署などは白色申告業者には客の数や仕入れの数量などで売上げを割り出しているのでしょうが、そこから5%の税金を徴収する。

私の場合は不動産賃貸業だからみなし仕入れ率が50%だから、売上げが2000万円の場合は1000万円X5%で50万円が消費税となりますが、赤字すれすれの業者にいきなり50万円の税金を払えと言われても払えない業者が出るのは当たり前です。ぎょうせいのホームページにもあるように税金の滞納で一番多いのが所得税を抜いて消費税が一番となり滞納額は5000億円にもなっている。

政治家達は消費税の値上げはやむをえないと言っているが、税率を引き上げても滞納額がそれに伴って増えて行くだけだ。学者も政治家も評論家も実情を知らないから、このようにインターネットで実情を訴えているのですが、政治はぜんぜん相手にしてくれない。サラリーマンたちも直接消費税を納めていないから実情が分からないのだ。

だから税収は取れるところから取るべきであり、税金とはもともと利益のうちから徴収すべきものであり、高額所得事業者や高額所得者から税金は取るべきなのだ。消費税は所得税とは異なり売上げから5%を掛けて徴収するから利益がトントンの業者からも税金を取り立てる事になるが、納める金が無いのにどうして収めればよいというのだろう?

消費税分が価格にそのままスライドできれば問題は無いが、多くの零細事業者は内税方式では値上げがやりにくい。だから5%分値引きしているから消費税分が確保できない。安倍内閣が発足して消費税が7%や10%に上がっても事情はそれだけ悪くなって行くのみで滞納税額は5000億円から1兆円に増えるだけなのだ。

マスコミは政府の宣伝広報機関に過ぎないからこのような消費税の実情はまったく報道しない。株式日記ではこれ以上税率を引き上げても景気が悪化して税収はかえって落ちると警告してきましたが、バカな財務省役人などは税率を上げれば税収は上がると思い込んでいる。

森永卓郎氏も所得税の最高税率を上げていくべきだと主張していますが少数派で高額所得者からの反発は強い。しかし利益のうちから払うのだから60%70%税金を取られても利益は残るが、消費税は売上げから5%取られるから利益は残らず税金も払えない業者が続出して滞納税額は増えていくだけだ。安倍新総裁はこのような実情を知っているのだろうか?


 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ HOME > 国家破産47掲示板


  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。