★阿修羅♪ > 国家破産47 > 701.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 予想通りのFOMC後にドル買い戻し117.52円、原油続落60ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「予想通りのFOMC後にドル買い戻し117.52円、原油続落60ドル」ニューヨーク概況
2006年9月21日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:19JST 「予想通りのFOMC後にドル買い戻し117.52円、原油続落60ドル」
【ロンドン市場概況】
20日のロンドン外為市場では、米FOMCを控え、短期筋からドル・円、ユーロ・円で
買い戻しが目立ち、ドル・円は117円12銭から117円48銭に反発、ユーロ・円は148円
42銭から148円93銭に反発した。ユーロ・ドルは1.2669ドルから1.2680ドルで、ド
ル・スイスは1.2509フランから1.2533フランで取引され、ポンド・ドルも、英中銀金
融政策委員会(MPC)議事録が公表されたが特に反応はなく、1.8805ドルから1.8832ド
ルで小動きになった。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
9/6-7分英中銀金融政策委員会(MPC)議事録
「8対0で金利据え置き決定(4.75%)」
「世界需要は予想通りながら、米住宅市場発の下ぶれリスク増大」
「世界経済のデータは8月レポートに沿ったものながら、市場はマイナスニュースに
反応」
「製品値上げは通りやすくなっているとの報告」
「CPIのリスクは上・下半々、市場は2006年にもう一回利上げを予想」
「MPCは長期のインフレ期待の上昇とCPI上昇の賃金交渉への影響を懸念」
「ブランチフラワー委員:9月に利下げするのは、例え将来に利下げしたいとして
も、賃金が懸念されるので賢明でない」
カレンNZ財務相
「最近の中銀声明以降のNZドル上昇には過剰反応みられた」
ブラットナー・スイス中銀副総裁
「スイス中銀のインフレ予想、金利正常化を急ぐ必要ないことを示す」
「為替相場がインフレ圧力高めれば問題をもたらす恐れ」
米政府当局者(中国で)
「通貨の柔軟性は依然として需要課題」
「米中の協力を促進するため、新たな経済めぐる対話を実施へ」
「新たな米中対話、ポールソン米財務長官と呉儀・中国副首相が責任者に」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円60銭、ユーロ・ドル:1.2678ドル、ユーロ・円:148円69銭、ポン
ド・ドル:1.8836ドル、ドル・スイス:1.2526フラン
【ニューヨーク市場概況】
20日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は来年の連銀利下げ観測による債券利回
りの低下や「著名な米コンサルティングレポートにおいて円にポジティブな内容が出
ている」と噂を受けて一旦117円11銭まで下落したが、利上げ可能性を完全に払拭さ
れなかったFOMC声明を受けて債券利回りが上昇に転じたことから117円52銭まで反発
し、117円35銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは欧米金利差の縮小観測を受けた買いに1.2674ドルから1.2730ドルまで
上昇したが、ドル買い戻しを受けて1.2685ドル前後に反落した。ユーロ・円はドル・
円の動きに連れる形で148円54銭から149円26銭まで上昇。ポンド・ドルは1.8829ドル
から1.8930ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2527から1.2465まで下落した。
【原油市場】
原油相場は今年3月以来の安値まで続落。原油在庫の予想以上の減少や最近の急激
な下落を受けた値ごろ感から買い戻される場面がみられたが、米国がイラン制裁への
姿勢を軟化させたことや天然ガス投資の失敗で大規模損失を出したヘッジファンドの
突然の破綻ニュースによる思惑を受けて売りが強まり、NYMEX原油先物価格は一時60
ドルまで下落し、結局60.46ドル(前日比1.9%安)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。主要企業の好決算が相次いだことで買い先行スタートとなり、そ
の後、注目されたFOMC(連邦公開市場委員会)で大方の予想通りながら金利据え置き
が決定されたことから引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。セクター別で
は、銀行・証券や鉄鋼が上昇した一方、インターネット関連や住宅建設が軟調に推
移。個別ではオラクル(ORCL)が予想を上回る決算を発表した上、複数のアナリスト
が目標株価を引き上げたことで11%高。また、モルガンスタンレー(MS)や家電小売
のサーキットシティ(CC)も好決算を発表して上昇した。ダウ構成銘柄では、国境警
備に関して大型受注が伝えられたボーイング(BA)が上昇。結局、ダウは72.28ドル
高の11613.19、ナスダックは30.52ポイント高の2252.89で取引を終了した。原油価格
が一時60ドルと今年3月以来の安値まで続落したことも株式相場の支援材料となって
いる。
【経済指標】
加・7月卸売売上高:前月比+2.1%(予想+0.6%、6月-0.8%←-0.6%)
加・8月景気先行指数:前月比+0.2%(予想+0.1%、7月+0.3%←+0.2%)
米・週次原油在庫統計:前週比-285万バレル(予想-200万バレル、前回-294万バレ
ル)
【金融政策】
米FOMC結果:政策金利を現行5.25%で据え置き
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「強いドルが米国の国益につながる」
「ドルの価値は市場が決定すべき」
「タイのクーデターの世界経済への波及はない」
「中国指導者に改革を速やかに行うよう要請」
リーカネン・フィンランド中銀総裁
「ECBはインフレや、インフレ期待抑制のため金利引締め継続する必要がある」
「インフレ期待は欧州の最近の強い経済成長に基づく」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.16 117.52 117.11 117.49
ユーロ・ドル 1.2670 1.2730 1.2669 1.2688
ユーロ・円 148.44 149.27 148.45 149.07
ドル・スイス 1.2531 1.2536 1.2463 1.2515
ポンド・ドル 1.8815 1.8930 1.8805 1.8884
株式市場:
NYダウ 11542.28 11628.88 11542.20 11613.19
ナスダック 2241.79 2257.28 2242.11 2252.89
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.858 4.847
米国債10年物 4.733 4.727
先物市場:
NY金先物 581.5 592.5 580.8 586.2
NY原油先物 61.00 61.55 60.00 60.46
シカゴ日経平均先物 15760 15895 15760 15850
(フィスコ) - 9月21日7時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060921-00000002-fis-brf