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「為替」 米Q2単位労働費用上昇を受けた金利上昇で116.90円、原油続落67.40ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「米Q2単位労働費用上昇を受けた金利上昇で116.90円、原油続落67.40ドル」ニュー
ヨーク概況 2006年9月7日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:24JST 「米Q2単位労働費用上昇を受けた金利上昇で116.90円、原油続落67.40ドル」
【ロンドン市場概況】
6日のロンドン外為市場は、イギリスの7月の鉱工業生産・製造業生産がやや弱い
感じになりポンド売りが強まったことをきっかけに、全般的にドル買いが優勢にな
った。ポンド・ドルは1.8935ドルから1.8869ドルまで下落、ユーロ・ドルは1.2831
ドルから1.2811ドルに弱含み、ドル・スイスは1.2327フランから1.2362フランまで
上昇した。ドル・円は116円32銭から116円47銭まで強含みに推移、ユーロ・円は149
円18銭から149円32銭で上下した。
【経済指標】
英・7月鉱工業生産:前月比+0.2%(予想+0.2%、6月-0.2%←-0.1%)
英・7月製造業生産:前月比+0.2%(予想+0.2%、6月+0.1%)
独・7月製造業受注:前月比+1.8%(予想+1.0%、6月+0.2%←-0.5%)
【要人発言】
欧州委員会
「2006年のユーロ圏GDP伸び率見通しを2.1%から2.5%に上方修正」
「2006年のEU25カ国GDP伸び率見通しを2.3%から2.7%に上方修正」
「2006年のドイツGDP伸び率見通しを1.7%から2.2%に上方修正」
「2006年の英GDP伸び率見通しを2.4%から2.7%に上方修正」
「2006年のユーロ圏インフレ率見通しは2.3%」
ウェーバー独連銀総裁
「物価の上振れリスクが具体化すれば、より強い金融政策措置の必要も」
「ECB、今年末までに金利の正常化プロセスを終了するとは決めていない」
「強い警戒が必要」
【ニューヨーク市場寄付】ドル・円:116円67銭、ユーロ・ドル:1.2794ドル、ユー
ロ・円:149円26銭、ポンド・ドル:1.8836ドル、ドル・スイス:1.2394フラン
【ニューヨーク市場概況】
6日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はIMM筋の強い買いや予想を上回る米
4-6月期単位労働費用を受けた債券利回り上昇に伴い116円48銭から116円90銭へ上昇
した。その後公表されたべージュブックが景気減速を示し利回りが低下に転じ、ド
ルも116円60銭前後に反落し引けた。ユーロ・ドルは米4-6月期単位労働費用の上昇
を受けたドル買いにストップロスを巻き込み1.2770ドルまで下落したが、オプショ
ン絡みのユーロ買いに下げ止まり、その後べージュブックを受けて1.2816ドルへ反
発し引けた。ユーロ・円は資本筋の押し目買い意欲強く148円99銭から149円43銭ま
で上昇した。ポンド・ドルは1.8796ドルから1.8850ドルへ上昇した。ドル・スイス
は1.2402フランから1.2341フランへ下落した。
【原油市場】
NYMEX原油先物価格は、68.85ドルから67.40ドルまで続落。
イランの核開発に関して、イランに対する経済的制裁、軍事的制裁などの最悪の事
態は回避できるのではとの楽観的な観測から売りが優勢となっている。
NYMEX原油先物価格は、7/14にイスラエルとヒズボラとの紛争拡大を懸念して78.40
ドルまで上昇したが、イスラエルは明日18時にレバノンの封鎖を解除すると発表し
ている。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。朝方発表された4−6月期の非農業部門単位労働コストが4.9%
上昇となり、速報値や事前予想を大きく上回ったことでインフレ警戒感から、終日
軟調な展開となった。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した以外はほぼ
全面安となっており、特に半導体・同製造装置やエネルギーが軟調。元ボーイング
幹部のアラン・ムラリー氏をCEOに迎える人事を発表したフォード(F)が1.9%上
昇。また、GM(GM)も新車の保証対象を拡大すると発表したことが好感されて上昇。
一方で約1万人の人員削減を発表したインテル(INTC)が下落。競合のAMD(AMD)も
6.4%安となるなど、ハイテク全体に売りが広がった。ダウ構成銘柄では、原油価格
の下落を嫌気してエクソンモービル(XOM)が1.9%安となった。結局ダウは63.08ド
ル安の11406.20、ナスダックは37.86ポイント安の2167.84で取引を終了した。地区
連銀報告(ベージュブック)では5地区で経済成長が減速しているとの見方が示され
たものの、利上げ観測を払拭するには至らなかった。
【通貨オプション】
ドル・円は、朝方発表された米・4-6月期単位労働費用が予想を上回る上昇を示し
た事に伴い116.90円まで上昇した。オプション市場では、レンジ相場継続との憶測
に変動率が軒並み低下、1ヶ月物は8.300%から7.850%、3ヶ月物は8.300%から
8.175%、6ヶ月物は8.400%から8.225%へそれぞれ低下した。リスクリバーサルで
は輸出企業のヘッジが弱まり短期の円コール買いが後退した。25デルタ円コール・
ドルプット1ヶ月物は0.825%から+0.8000%、3ヶ月物は+0.950%から+0.875%へそ
れぞれ縮小、6ヶ月物は+1.025%で昨日比変わらずで取引されている。
【経済指標】
米・4-6月期非農業部門労働生産性確報値:前期比+1.6%(予想+1.5%、改定値
+1.1%)
米・4-6月期単位労働費用確報値:前期比+4.9%(予想4.0%、改定値4.2%)
米・8月ISM非製造業景気指数:57.0(予想55.0、7月54.8)
【金融政策】
カナダ中銀:政策金利を4.25%に据え置き決定
【要人発言】
米・地区連銀経済報告書公表
「製造業はエネルギー高を価格に転嫁できず」
「12連邦地区のうち5連邦地区が成長減速を示した」
「個人消費はほとんどの地域で上昇ペース緩慢」
「一部地域の小売は横ばいか減少」
「住宅市場は全国的に減速」
「雇用市場は堅調」
「製造は全体的に拡大」
「商業不動産と建築は強い」
ラッカー米リッチモンド連銀総裁(投票権有)
「インフレがゆるぎないものとなるリスクが存在」
「インフレ危機から抜け出したとは考えていない」
「7月のインフレ抑制した指標がかならずしも今後の傾向とならず」
「コアインフレの下降傾向が必要で、一月分の結果では不十分」
ブッシュ米大統領
「クォールズ財務次官の後任に米ゴールドマン・サックス社のロバート・スティー
ル氏を指名」
アルムニア欧州委委員
「欧州の経済成長は力強く加速」
「原油がEU景気見通しの上で下方リスク」
「インフレの危機は去ったわけでなく、PPIの上昇に注視」
「インフレ見通しは明らかに上方リスク」
「11月に06年GDP見通しの上方修正の可能性」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 116.34 116.90 116.32 116.65
ユーロ・ドル 1.2829 1.2831 1.2770 1.2806
ユーロ・円 149.25 149.43 148.99 149.38
ドル・スイス 1.2330 1.2403 1.2327 1.2350
ポンド・ドル 1.8930 1.8935 1.8796 1.8845
株式市場:
NYダウ 11466.23 11466.23 11395.15 11406.20
ナスダック 2190.57 2190.26 2167.63 2167.84
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.930 4.950
米国債10年物 4.779 4.797
先物市場:
NY金先物 643.1 647.0 641.0 641.8
NY原油先物 68.25 68.85 67.40 67.50
シカゴ日経平均先物 16205 16235 16135 16130
(フィスコ) - 9月7日6時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060907-00000001-fis-brf