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中国副主席：過熱する経済に警鐘「貿易黒字はリスク」
2006/09/06(水) 16:55:08更新
写真：大 / 小
曾慶紅・国家副主席は５日、過熱する経済に対して強い危機感を示す論説を人民日報に寄せた。
曾副主席は経済発展の状況はおおむね良好だとしながらも「突出した問題が存在していることを認識しなければならない」「問題にしっかり向き合い、時機に応じて調整すべきだ」と指摘した。
更に主な問題として「過剰投資」「過度の貸し出し」「貿易黒字」の３点を挙げた。また重点的に解決すべき課題として、「固定資産投資の抑制」「内需拡大」「市場開放」「新農村建設」など７点を指摘した。
このうち固定資産投資については「速やかに抑制しなければ、経済発展にマイナスの影響を及ぼしかねない」「新たに建設されるプロジェクトは内容を精査し、エネルギー消費が多いもの、環境を破壊するもの、生産が過剰な業種に属するものに対しては厳しく抑制していく」と主張。一方、内需拡大に関しては「過剰な貿易黒字は各国と摩擦を起こすばかりか、中国の経済発展にとってもリスクとなる」と警鐘を鳴らしている。写真は７月に訪中したミクロネシア連邦のキリオン副大統領と握手する曾副主席（写真右）。（編集担当：菅原大輔）
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