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「為替」 債券利回り上昇を受けたショートカバーに116.19円、原油続落68.25ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「債券利回り上昇を受けたショートカバーに116.19円、原油続落68.25ドル」ニュー
ヨーク概況 2006年9月6日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:14JST 「債券利回り上昇を受けたショートカバーに116.19円、原油続落68.25ドル」
【ロンドン市場概況】
5日のロンドン外為市場は、ドル・円は、115円50銭までの押し目買いに下げ渋
り、クロス円の買い戻しとともに115円82銭まで反発した。ユーロ・円も148円27銭
から148円74銭まで反発、ポンド・円は219円63銭から219円37銭レベルまで下落後
220円04銭まで上昇した。
ユーロ・ドルは1.2821ドルから1.2846ドルで小動き、ポンド・ドルは1.8990ドル
から1.8966ドルまで下落後1.9007ドルまで上昇、ドル・スイスは1.2305フランから
1.2341フランで取引された。
【経済指標】
ユーロ圏・7月小売売上高:前月比+0.6%(予想-0.5%、6月+0.3%)
ユーロ圏・8月サービス部門PMI:57.1(予想57.6、7月57.9)
英・8月サービス部門PMI:56.7(予想57.6、7月57.9)
独・8月サービス部門PMI:54.3(予想56.0、7月56.1)
仏・8月サービス部門PMI:61.3(予想60.5、7月61.0)
【要人発言】
OECD
「2006年日本のGDP成長率見通しを2.8%から2.5%に下方修正」
「日本はインフレの明確な兆し出るまで利上げ避けるべき」
「日本の追加利上げにはコアCPIが確実にプラス圏に入ることが必要」
「米FRBは一段の利上げが必要になる可能性」
「米国では物価安定にまだ達していない」
「2006年米GDP伸び率見通しを3.6%に据え置き」
「ユーロ圏の経済成長からみて、ECBは中立的な金利に徐々に戻すことが妥当」
「ユーロ圏の単位労働コスト、十分に抑制されている」
「ユーロ圏の2006年GDP伸び率見通しを2.2%から2.7%に上昇修正」
「2006年英GDP伸び率見通しを2.4%から2.8%に上方修正」
「2006年独GDP伸び率見通しを1.8%から2.2%に上方修正」
シュタインブリュック独財務相
「2006年の独財政赤字、GDP比2.8%となる可能性十分」
【ニューヨーク市場寄付】ドル・円:115円95銭、ユーロ・ドル:1.2811ドル、ユー
ロ・円:148円51銭、ポンド・ドル:1.8982ドル、ドル・スイス:1.2348フラン
【ニューヨーク市場概況】
連休明けニューヨーク外為市場では、ドル・円は東京、ロンドン市場の売り一服
し、債券利回り上昇に伴う米系筋の買いにショートカバー巻き込み115円71銭から
116円19銭まで上昇し115円95-00銭前後で引けた。ユーロ・ドルはユーロ・円絡みの
売りや米金利上昇を受けて1.2795ドルへ下落したが、安値圏での中銀筋の買いに
1.2824ドルへ反発し引けた。ユーロ・円はCTA(商品投資顧問)筋主導のショートカ
バーに148円30銭から148円79銭へ上昇し高値で引けた。ポンド・ドルは1.8991ドル
から1.8915ドルへ下落した。ドル・スイスは1.2334フランから1.2366フランへ上昇
した。
【原油市場】
NY原油相場は69.05ドルから68.25ドルまで続落した。売り材料としては、石油メ
ジャーの米シェブロンがメキシコ湾で大規模油田発見したとの報道、ドライブシー
ズンの終了、OPEC諸国による潤沢な供給継続(8月は今年最高水準)、イランが核問
題の再交渉に前向きな姿勢を示したこと。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。朝方は小幅下落して始まったものの、メキシコ湾で米国内で
は過去最大規模となる原油埋蔵の可能性が明らかとなり、原油価格が大幅下落した
ことを好感して堅調推移となった。セクター別では、半導体・同製造装置やエネル
ギーが上昇する一方でメディアや公益事業が軟調。メキシコ湾での原油試掘を行っ
たシェブロン(CVX)とデボン・エナジー(DVN)が上昇。UBSが投資判断を引き上げた
リーマン・ブラザーズ(LEH)も4.2%高となった。一方でメディア大手のバイアコム
(VIA)は突如経営トップの人事交代を発表して5.2%安。ダウ構成銘柄では、メリル
リンチが投資判断を引き上げたキャタピラー(CAT)が3.5%高となった。結局ダウは
5.13ドル高の11469.28、ナスダックは12.54ポイント高の2205.70で取引を終了し
た。マーケット終了後にフォード(F)は、元ボーイング幹部のアラン・ムラリー氏
をCEOに抜擢する人事を発表した。現CEOのビル・フォード氏は会長職に留まる見込
み。
【通貨オプション】
ドル・円は、日銀による年内の追加利上げ観測が再燃した事を受けて円買いが先
行し8/21ぶりの115円台となった。オプション市場では、変動率が上昇、1ヶ月物は
7.675%から8.300%、3ヶ月物は8.050%から8.300%、6ヶ月物は8.250%から
8.400%へそれぞれ上昇した。リスクリバーサルでは円先高観に伴う輸出筋の円コー
ル買いが強まり、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.600%から+0.825%、
3ヶ月物は+0.700%から+0.950%、6ヶ月物は+0.975%から+1.025%へそれぞれ拡大
している。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
温中国首相
「人民元は徐々に上昇していく」
「更なる人民元調整のサプライズは無い」
「人民元為替相場を設定するメカニズムの改革を今後も深めていく」
「人民元変動が主に需給によって決められ、変動幅が漸進的に拡大することを意味
する」
プール米セントルイス連銀総裁(投票権無)
「米住宅市場の減速は予想に沿うもので、特に懸念せず」
「消費は若干弱含む可能性」
「住宅市場の壊滅は考えにくい」
「インフレはかなりコントロールされている」
「1-2%のコアPCEが望ましい」
「コアインフレは向こう数ヶ月で低下する見通し」
「低い水準の長期金利が住宅市場を助長」
「8月の雇用統計が経済の落ち着きを示している」
「金融政策において、インフレ抑制が最優先課題である事を強調していく」
「景気に関しては様子見」
「政策は新たな指標次第」
「連銀は、インフレ抑制を信望強く待つことが可能」
ビーニ・スマギECB理事
「ユーロ圏の経済成長とインフレ加速が続けば追加利上げ必要」
「アジア市場が貿易相手国として多くの割合を占めており米国の景気鈍化の影響は
少ない」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 115.68 116.19 115.58 116.02
ユーロ・ドル 1.2823 1.2846 1.2795 1.2821
ユーロ・円 148.34 148.79 148.32 148.78
ドル・スイス 1.2341 1.2366 1.2305 1.2336
ポンド・ドル 1.8979 1.9007 1.8915 1.8947
株式市場:
NYダウ 11461.83 11488.17 11438.06 11469.28
ナスダック 2192.66 2207.55 2184.42 2205.70
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.872 4.931
米国債10年物 4.724 4.781
先物市場:
NY金先物 640.0 648.5 640.0 646.9
NY原油先物 68.80 69.05 68.25 68.60
シカゴ日経平均先物 16300 16350 16285 16335
(フィスコ) - 9月6日6時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000001-fis-brf