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□米MSのiPod対抗機「Zune」は期待外れか＝米アナリスト [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2388807/detail?rd
分析:米MSのiPod対抗機「Zune」は期待外れか＝米アナリスト
【ライブドア・ニュース 08月31日】− AP通信によると、米ソフトウエア最大手マイクロソフト（MS）は、世界のデジタル携帯音楽プレーヤー市場を制覇している米パソコン大手アップルコンピュータの「iPod（アイポッド）」に対抗するため、独自の「Zune（ズーン）」を年内に発売するが、米国の業界アナリストは30日、Zuneはこれまでもよく見られた、「前宣伝はすごいが、期待外れ」の新製品に終わってしまうとの厳しい見方を示した。これは米国のIT専門の機関投資家向けシンクタンク、アメリカン・テクノロジー・リサーチのアナリスト、ショー・ウー氏が顧客向けのリポートの中で指摘したもの。
ウー氏は、Zuneの登場にもかかわらず、同機はiPodの牙城を崩すことはできないと見る。ソニーの「Walkman（ウォークマン）は、数え切れないライバルが"ウォークマン・キラー"を開発しようとしたにもかかわらず、15年から20年も市場に君臨した」とウー氏は述べ、iPodは、「携帯メディアの世界のWalkman」になると予測している。
Zuneについて、ウー氏は、「よく吠えるが咬みつかない犬」のようなものと酷評する。「マイクロソフトは、同社のZuneはこれまでのカラを破る斬新なものになるとあらゆる前宣伝を行ってきているが、同機は（Zuneの製造を委託されているとされる）東芝のプレーヤーで、市場シェアもいま一歩の「Gigabeat(ギガビート）の2番煎じに過ぎないようだ」というのがウー氏の厳しい見方だ。
さらに、ウー氏は、Zuneは300ドル（約3万5000円）と相対的に高い価格帯に設定され、30ギガのハードディスクとより高速な通信を可能にするWiFi機能、FMラジオチューナーを内蔵することで、高級機種の購入層をターゲットにしており、この戦略では、iPodの主流である「iPodナノ」や「iPodシャッフル」といった低中級機種を無視していると警告している。同氏は、この低中級機種こそがアップルの市場での圧倒的な人気を支える牽引力になっていると指摘する。
30日のナスダック市場の取引で、マイクロソフトの株価は前日比4セント（0.15％）安の25.80ドルとなった。一方、アップルは同48セント（0.72％）高の66.96ドルをつけた。【了】
ライブドア・ニュース ／em （参照：http://blog.livedoor.jp/emasutani/）
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2006年08月31日12時31分
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