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□アジアの極貧者数、世界の3分の2の6億人以上=ILO -児童労働も3分の2 [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2381303/detail?rd
アジアの極貧者数、世界の3分の2の6億人以上=ILO -児童労働も3分の2
【ライブドア・ニュース 08月29日】− AP通信によると、ILO(国連の国際労働機関)は29日、中国とインドの急速な経済成長のおかげで、アジア地域では、1日1ドルの以下で生活を余儀なくされている極貧者の数は目覚しく減少したものの、極貧者の総数は依然として、6億人以上に達するとの報告書を発表した。
この報告書は、「2006年アジア・太平洋地域の労働と社会傾向」と題したもの。1990年から2003年までに、1日1ドルの極貧ラインから抜け出した人々の数は2億5000万人に達したが、極貧者の総数が依然として、6億人を超えていることは、世界の極貧者総数の3分の2以上がアジアに集中していることを意味していると指摘している。また、同報告書は、「もし、極貧ラインを1日2ドルに上げた場合、アジアには19億人の極貧層がいることになり、これは世界の総極貧者の4分の3以上である」と述べている。
インドの高成長が寄与して、同国とバングラデシュを含む南アジアの極貧者の割合は1990年の40.9%から、2003年には28.4%に減少した。東アジアでは同様に、中国の経済拡大が寄与し、同時期に31.2%から14.9%に減った。
同報告書はまた、アジア地域で、児童労働に従事させられている5歳から14歳の子供の数は、2000年の1億2730万人から、2004年には1億2230万人に減ったと指摘。しかし、同時に、アジアで働く児童の数は、世界の総児童労働者数の3分の2を占めるとしている。また、最悪の場合、アジアで働かせられている児童の中には、奴隷労働や借金のかたや紛争地での労働など強制的な労働の犠牲になっている児童が多数いるとして、改善の努力を求めている。
同報告書は28日から韓国・釜山市での4日間の日程で、ILO会合が開かれるのにあたり、発表されたもの。同市でのILO会議の開催は当初、昨年に予定されていたが、韓国での労働団体と政府間の緊張の高まりから、1年間延期となっていた。【了】
ライブドア・ニュース /em
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年08月29日17時08分