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円キャリートレード活発化で117.23円/149.98円、原油急落70.15ドル/ニューヨーク外国為替市場概況(フィスコ
http://www.asyura2.com/0601/hasan47/msg/563.html
投稿者 愚民党 日時 2006 年 8 月 29 日 07:18:14: ogcGl0q1DMbpk
 

「為替」 円キャリートレード活発化で117.23円/149.98円、原油急落70.15ドル/ニューヨーク外国為替市場概況

「円キャリートレード活発化で117.23円/149.98円、原油急落70.15ドル」ニューヨ
ーク概況 2006年8月29日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博

[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:20JST 「円キャリートレード活発化で117.23円/149.98円、原油急落70.15ドル」

【ロンドン市場概況】
 28日のロンドン外為市場は、サマーバンクホリデーのため休場。欧州市場では、
取引の手掛かり材料難で、ロンドン市場休場のため参加者が限られたことから、取
引手控えムードが強く、ポジション調整中心に小動きとなった。ドル・円は117円10
銭から116円86銭まで弱含み、ユーロ・ドルは1.2800ドルから1.2822ドルまで強含み
に推移し、ユーロ・円は149円76銭から149円92銭で取引された。ポンド・ドルは
1.8936ドルから1.8959ドルまで強含み、ドル・スイスは、ロート・スイス中銀総裁
のタカ派発言もあり、1.2350フランから1.2325フランまで弱含んだ。

【経済指標】
ユーロ圏・7月マネーサプライM3伸び率:前年比+7.8%(予想+8.3%、6月+8.5%)

【要人発言】
グロース独経済技術相
「今年と来年のドイツ経済、順調に成長する見通し」
ロート・スイス中銀総裁
「スイス中銀は利上げを継続する必要がある」
藤井財務次官
「(CPI受けた円安)4月のG7声明に基づいてやっていく姿勢に変化ない」
「(7月CPI)デフレ脱却視野との認識に変わりない」
「(07年度予算編成)国債発行を極力抑制することは重要な判断要素」

【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円01銭、ユーロ・ドル:1.2806ドル、ユーロ・円:149円86銭、ポン
ド・ドル:1.8956ドル、ドル・スイス:1.2343フラン

【ニューヨーク市場概況】
 週明け28日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米債券利回りの反発や円金
利低下に伴う円キャリートレード絡みの買いを受けて116円98銭から117円23銭まで
上昇し、117円15銭前後で引けた。
ユーロ・ドルはユーロ・円絡みの買いに1.2816ドルまで上昇したが、利食いに
1.2777ドルへ反落し、安値で引けた。ユーロ・円は150円のオプションバリアーを試
す動きに149円98銭まで上昇しユーロ導入来の最高値を更新したが、防戦売りや利食
いに押され149円74銭まで反落した。ポンド・ドルは1.8992ドルへ上昇後1.8927ドル
へ反落した。ドル・スイスは1.2324フランから1.2373フランまで上昇した。

【原油市場】
 原油相場は大幅下落。先週末にカリブ海で発生した熱帯性暴風雨「アーネスト」
の軌道が米製油所が集まるメキシコ湾岸地域から逸れたとのニュースを受けて供給
懸念後退に伴う売りが先行した。NYMEX原油先物価格は一時70.15ドルまで3%以上下
落後も弱含み、1週間ぶり安値水準の70.61ドル(先週末比2.6%安)で取引を終え
た。

【株式市場概況】
 NY株式相場は上昇。レイバーデーの連休を週末に控えて薄商いとなる中、熱帯性
暴風雨によるメキシコ湾への影響が軽微にとどまる見通しとなったほか、原油価格
が下落したことが好感され終日堅調な展開となった。セクター別では、半導体・同
製造装置や耐久消費財・アパレルが上昇した一方、エネルギーや素材が軟調。個別
では広告でグーグル(GOOG)と複数年契約を結んだイーベイ(EBAY)が上昇。5億ドル
の自社株買いを発表したアマゾン(AMZN)も3.1%高となった。米経済専門紙「バロ
ンズ」が住宅市場の底打ちが近いとの特集を掲載したことでDRホートン(DHI)やト
ールブラザーズ(TOL)など住宅メーカー各社も買われた。ダウ構成銘柄では、8月既
存店売上高が当初予想の上限に一致したウォルマート(WMT)が小幅高。結局ダウは
67.96ドル高の11352.01、ナスダックは20.41ポイント高の2160.70で取引を終了し
た。今週は雇用統計をはじめとする経済指標の発表が多数予定されている為、内容
を見極めたいとの思惑から手控える向きも多い。

【通貨オプション】
 ドル・円は、日本の金利低下に伴う円キャリートレード絡みの買いに117円台での
堅調推移が継続している。 オプション市場では、120円から上のヘッジがなされて
いない事などから上方リスクの強まりに買いが先行している。1ヶ月物変動率は
7.850%から8.050%、3ヶ月物は8.125%から8.225%、6ヶ月物は8.225%から
8.375%へそれぞれ上昇した。
 リスクリバーサルでは、円先安観が強まった事に伴い円コール買いが後退してお
り、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.675%から+0.600%、3ヶ月物は
+0.850%から+0.675%、6ヶ月物は+1.000%から+0.975%へそれぞれ縮小している。

【経済指標】
特になし

【金融政策】
イスラエル中銀:政策金利を5.50%に据え置き
ハンガリー中銀:政策金利を50bpポイント引き上げ7.25%へ決定

【要人発言】
フラット米財務省報道官
「通貨価値は自由市場で決定されるべき」
「米国のドル高方針に変わりはない」
ハンガリー中銀
「07年の年間インフレ率予想を3.3%から7.0%に引き上げたほか、08年の年間平均
インフレ率予想を3.2%から4.2%に上方修正」
「06年については2.1%から3.8%へ上方修正」

【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.06 117.24 116.86 117.21
ユーロ・ドル 1.2807 1.2822 1.2777 1.2781
ユーロ・円 149.91 149.98 149.76 149.80
ドル・スイス 1.2346 1.2373 1.2324 1.2370
ポンド・ドル 1.8941 1.8992 1.8927 1.8929
株式市場:
NYダウ 11285.33 11387.79 11273.49 11352.01
ナスダック 2140.17 2164.22 2139.57 2160.70
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.924 4.931
米国債10年物 4.779 4.793
先物市場:
NY金先物 631.5 631.9 621.0 623.9
NY原油先物 71.20 71.20 70.15 70.61
シカゴ日経平均先物 15840 15925 15790 15875

(フィスコ) - 8月29日6時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060829-00000002-fis-brf

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