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「為替」 日本利上げ先送り観測に伴う円売り継続117.41円／149.81円／ニューヨーク外国為替市場概況
「日本利上げ先送り観測に伴う円売り継続117.41円／149.81円」ニューヨーク概況
2006年8月26日（土曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:41JST 「日本利上げ先送り観測に伴う円売り継続117.41円／149.81円」
【ロンドン市場概況】
25日のロンドン外為市場では、ユーロ・円は150円のオプションを試すユーロ買い
が続き、149円62銭から149円77銭まで上昇、その後の押しにも149円60銭で下げ渋っ
た。ユーロ・ドルは1.2766ドルから1.2779ドルで小動きとなり、ドル・円は117円14
銭から117円28銭まで底堅く推移した。ポンド・円が220円66銭から221円63銭まで買
われ、ポンド・ドルは1.8836ドルから1.8911ドルまで上昇した。ドル・スイスは
1.2371フランから1.2381フランで取引された。
【経済指標】
英・4-6月期GDP改定値：前期比+0.8％（予想+0.8％、前期+0.8％）
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：117円40銭、ユーロ・ドル：1.2772ドル、ユーロ・円：149円65銭、ポン
ド・ドル：1.8888ドル、ドル・スイス：1.2385フラン
【ニューヨーク市場概況】
25日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は日本の利上げペース鈍化観測に伴う
米インべストメントバンクのショートカバーに117円41銭まで上昇後、本邦輸出筋の
売りやクロス・円絡みの売りに一旦117円07銭に反落したが、再び強含み高値圏117
円25銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは、ユーロ・円利食い絡みの売りにストップロスを巻き込み1.2726ド
ルまで下落したが、中銀筋やファンド筋の押し目買いに下げ止まり、後に解除され
るがニューヨーク市で発令された暴風雨警報を受けて1.2785ドルへ反発し、1.2755
ドル前後で引けた。ユーロ・円は利食い売りに押されて一旦149円34銭まで下落後、
円キャリートレードに絡んだ買いに149円81銭まで反発しユーロ導入来の最高値を更
新した。ポンド・ドルは1.8842ドルまで下落後1.8913ドルに反発した。ドル・スイ
スは1.2424フランまで上昇後1.2357フランに反落した。
【原油市場】
原油相場は小幅続伸。カリブ海で発生した熱帯性低気圧が本日中にも熱帯性暴風雨
「アーネスト」になるとのニュースを受けて1週間ぶり高値水準の73ドル台後半まで
買われたが、戻り売りをこなせずに伸び悩んた。今週は夏期休暇シーズンに伴う市
場関係者の減少により、薄商いで値動きの荒い相場が続いた。NYMEX原油先物価格は
73.75ドルまで上昇後に反落し、72.51ドル（前日比0.2％高）で取引を終えた。な
お、今週の原油価格の騰落率は1.9％となった。
【株式市場概況】
NY株式相場はまちまち。朝方はバーナンキFRB議長の講演が注目されたものの、特に
金融政策に関して踏み込んだ発言がなかったことから、その後は小幅な値動きに終
始する展開となった。セクター別では、運輸や半導体・同製造装置が上昇する一方
で、銀行や消費者サービスが軟調。衛星ラジオのXMサテライト(XMSR)は3つの新型レ
シーバーがFCCから承認を受けたことで4.6%高。フォード（F）はルービン元米財務
長官が利益相反の可能性に配慮し社外取締役を辞任すると発表したが小幅上昇とな
った。一方で税務サービスのH&Rブロック(HRB)は、住宅ローン部門の不振を理由に
6130万ドルの特別損失を費用計上することを発表して大幅安となった。ダウ構成銘
柄では、ホームデポ(HD)が自社株買い枠の増額を発表して堅調推移。結局ダウは
20.41ドル安の11284.05、ナスダックは3.18ポイント高の2140.29で取引を終了し
た。NYSEの出来高は16億株と今週では最低の水準となっており、来週はレイバーデ
ーを控えて閑散とした取引となることが予想される。
【通貨オプション】
ドル・円は、日本のCPIが予想を下回った事を受けて日本の利上げペースが一段と
遅れるとの観測に伴い円売りが加速し117円台前半まで上昇した。オプション市場で
は、相場がレンジの上限を抜けた事から短期物買いが強まり、1週間物変動率は
7.125％から7.700％、1ヶ月物は7.825％から7.850％へそれぞれ上昇するが、3ヶ月
物は8.175％から8.125％、6ヶ月物は8.275％から8.225％へそれぞれ低下した。
リスクリバーサルでは、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.675％、3ヶ月
物は+0.850％、6ヶ月物は+1.000％へそれぞれ昨日と同水準での取引となっている。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
バーナンキ米FRB議長
「保護主義や地政学的リスクが世界経済統合の妨げになる」
「世界統合は前例のない規模」
「中国の経済開放は、過去30年弱の間に始まったが、急速に進展しており、加速し
ているようだ」
メルケル独首相
「アナン国連事務総長はイランを訪れ、イランに包括見返り案を受け入れるよう求
める」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 117.18 117.41 117.07 117.27
ユーロ・ドル 1.2772 1.2785 1.2725 1.2754
ユーロ・円 149.65 149.81 149.34 149.56
ドル・スイス 1.2379 1.2425 1.2356 1.2397
ポンド・ドル 1.8838 1.8916 1.8835 1.8875
株式市場：
NYダウ 11301.22 11317.43 11260.28 11284.05
ナスダック 2130.07 2152.92 2129.25 2140.29
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.938 4.925
米国債10年物 4.799 4.781
先物市場：
NY金先物 631.5 633.5 628.5 630.8
NY原油先物 73.45 73.75 72.40 72.51
シカゴ日経平均先物 15950 16020 15930 15980
（フィスコ） - 8月26日7時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000001-fis-brf
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