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「為替」 弱い米7月新築住宅販売件数もドル押し目買い116円60銭、原油反発72.50ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
「弱い米7月新築住宅販売件数もドル押し目買い116円60銭、原油反発72.50ドル」ニ
ューヨーク概況 2006年8月25日（金曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山
善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:35JST 「弱い米7月新築住宅販売件数もドル押し目買い116円60銭、原油反発72.50ドル」
【ロンドン市場概況】
24日のロンドン外為市場では、ドイツの8月IFO業況指数がほぼ予想通りとなった
ことを受けて、同指数の悪化を見越してユーロを売っていたところや、ストップロ
ス狙いで売り込んでいたところからのユーロ買い戻しが優勢になった。ユーロ・ド
ルは1.2750ドルから1.2839ドルまで上昇、ユーロ・円は148円67銭から149円47銭ま
で上昇、ユーロ・ポンドは0.6756ポンドから0.6779ポンドまで上昇した。ユーロ・
ドルの上昇をきっかけにポンド・ドルは1.8878ドルから1.8946ドルまで上昇、ド
ル・スイスは1.2393フランから1.2313フランまで下落、ドル・円は116円59銭まで上
昇後116円24銭まで下落した。また、ドル・カナダがアジア筋からのドル売りで、
1.1123カナダドルから1.1077カナダドルまで下落した。
【経済指標】
独・8月IFO業況指数：105.0（予想104.8、7月105.6）
独・4-6月期GDP：前期比+0.9％、前年比+1.0％（1-3月期：+0.7％、+3.1％）
【要人発言】
独IFO・ネルプ氏
「8月の独業況指数、企業ムードの悪化が深刻でないことを示す」
「いま利上げペースを加速するのは適切でない」
独連邦統計庁
「第2四半期のドイツ民間消費、上方改訂の公算大」
独連邦雇用庁
「2006年上期のドイツ財政赤字、GDP比2.5％に縮小（前年同期は3.7％）」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：116円33銭、ユーロ・ドル：1.2837ドル、ユーロ・円：149円34銭、ポン
ド・ドル：1.8946ドル、ドル・スイス：1.2313フラン
【ニューヨーク市場概況】
24日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想を下回る米7月耐久消費財受注や
米7月新築住宅販売件数を受けて一旦116円17銭まで下落したが、明日のバーナンキ
米FRB議長発言を控えた調整に伴う買戻しに116円60銭まで反発し、ほぼ高値で引け
た。
ユーロ・ドルは弱い米経済指標発表後に1.2845ドルまで上昇したが、マクロ筋の売
りやユーロ・円絡みの売りに押され1.2754ドルへ反落し、安値圏で取引を終えた。
ユーロ・円は149円34銭から148円90銭のストップをつけて148円52銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.8975ドルまで上昇後1.8860ドルへ反落した。ドル・スイスは
1.2310フランから1.2401フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は反発。英BPが一部閉鎖を進めているアラスカ州油田でガス圧縮機の故障
から更に9万バレル減産したことを発表し、生産量が当初予想された以上に減少する
こととなった。また、米国が昨日、22日のイランによる包括見返り案への公式回答
に対して「安保理決議の条件を満たしていない」との声明を発表したほか、フラン
スやドイツも満足のいく回答ではないとの見方を示し、イラン核開発問題に伴う緊
張継続も買い材料となった。NYMEX原油先物価格は72.50ドルまで反発し、72.36ドル
（前日比0.8％高）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は小幅上昇。7月の新築住宅販売が予想を下回る4.3％減となるなど経済
の減速が懸念される一方で、来月以降の金利据え置き期待が高まっており、株価は
横這いのまま小動きに終始する展開となった。セクター別では、ヘルスケア機器・
サービスやエネルギーが上昇する一方で運輸や小売が軟調。キッチン用品小売のウ
ィリアム・ソノマ（WSM）や業績見通しを示し8.2％安。ライトエイド（RAD）は同業
他社のドラッグストアチェーンの買収を発表して下落した。イーベイ（EBAY）はコ
スト上昇などを理由にアナリストが投資判断を引き下げたことで4.6％安。一方でノ
ートブック用バッテリーのリコールを発表したアップル（AAPL）だが、業績への影
響は軽微との見解を示し小幅上昇となった。ダウ構成銘柄では、最高業務責任者
（COO）の交代を発表したマクドナルド（MCD）が小幅高。結局ダウは6.56ドル高の
11304.46、ナスダックは2.45ポイント高の2137.11で取引を終了した。明日はバーナ
ンキFRB議長による講演が予定されており、注目を集めている。
【通貨オプション】
ドル・円は、明日のバーナンキ米FRB議長発言や、日本のCPI発表を控えた調整相場
に終始している。 オプション市場では変動率が更に低下し1ヶ月物は8.00％から
7.825％、3ヶ月物は8.225％から8.175％、6ヶ月物は8.325％から8.275％へそれぞれ
低下している。
リスクリバーサルでは、116円台後半の本邦輸出筋の売りに上値が抑えられている相
場を受けて円コール買いは引き続き強く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.700％から+0.675％へ縮小したが、3ヶ月物は+0.800％から+0.850％、6ヶ月物は
+0.975％から+1.000％へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・7月耐久消費財受注：前月比-2.4％（予想-0.5％、6月+3.5％←+2.9％）
米・7月耐久消費財受注（輸送機器除く）：前月比+0.5％（予想+0.3％、6月+2.2％
←+1.1％）
米・週次新規失業保険申請件数：31.3万件（予想31.5万件、31.4万件←31.2万件）
米・7月新築住宅販売件数：107.2万戸、前月比-4.3％（予想110.0万戸、6月112.0万
戸←113.1万戸
【金融政策】
トルコ中銀：政策金利17.5％に据え置き決定
【要人発言】
渡辺財務官
「谷垣財務相とポールソン米財務長官の初会談が9月に行われる方向で調整」
「G7は9月16日にシンガポールで開催される見通し。今回の議長国は日本となり、詳
細は9月初旬に公表」
グロス・ドイツ経済技術相
「ドイツ経済はこの先成長を拡大していく」
メルケル独首相
「イランの回答には不満足」
IMF
「06年度ドイツ経済成長予想を1.3％から2.0％へ上方修正、07年度はおよそ1.5％」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 116.46 116.60 116.17 116.56
ユーロ・ドル 1.2795 1.2845 1.2750 1.2763
ユーロ・円 149.00 149.47 148.52 148.75
ドル・スイス 1.2355 1.2401 1.2310 1.2393
ポンド・ドル 1.8911 1.8975 1.8860 1.8870
株式市場：
NYダウ 11297.82 11334.72 11273.89 11304.46
ナスダック 2142.14 2144.33 2122.65 2137.11
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.946 4.939
米国債10年物 4.807 4.801
先物市場：
NY金先物 634.2 635.5 627.5 628.5
NY原油先物 71.50 72.50 71.40 72.36
シカゴ日経平均先物 16020 16020 15940 15965
（フィスコ） - 8月25日6時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060825-00000001-fis-brf
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