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「為替」 2年半ぶり低水準米中古住宅販売件数も利食い先行でドル上昇116.63円／ニューヨーク外国為替市場概況
「2年半ぶり低水準米中古住宅販売件数も利食い先行でドル上昇116.63円」ニューヨ
ーク概況 2006年8月24日（木曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:40JST 「2年半ぶり低水準米中古住宅販売件数も利食い先行でドル上昇116.63円」
【ロンドン市場概況】
23日のロンドン外為市場では、東京市場引け際にみられたドル買い・欧州通貨売
りポジションを調整する動きが一服した後、ドルの買い戻しがみられたものの、取
引材料難から全体的に小動きの状態になった。ユーロ・ドルは1.2811ドルから
1.2829ドルで、ポンド・ドルは1.8907ドルから1.8930ドルで、ドル・スイスは
1.2315フランから1.2334フランで、ドル・円は116円20銭から116円32銭で、ユー
ロ・円は148円96銭から149円15銭で取引された。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：116円35銭、ユーロ・ドル：1.2819ドル、ユーロ・円：149円11銭、ポン
ド・ドル：1.8926ドル、ドル・スイス：1.2327フラン
【ニューヨーク市場概況】
23日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は04年1月以来最低水準となった米7月
中古住宅販売件数を受けて一旦116円13銭まで下落したが、下値に控えていた本邦輸
入筋の買いに下げ止まり、その後ショートカバーに116円63銭まで反発し、116円40
銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは米インべストメントバンクのオプション絡みの買い、弱い米住宅指
標発表後のIMMやCTA（商品投資顧問）筋の買いを受けて1.2853ドルまで上昇した
が、アジア筋の売りやユーロ・円絡みの売りが強く、短期筋のストップロスを巻き
込み1.2775ドルまで反落し、1.2790ドル前後で引けた。ユーロ・円は9月にポールソ
ン米財務長官の訪中を控えて長期ファンド筋の利食い売りなどが先行し149円34銭か
ら148円80銭まで下落した。ポンド・ドルは1.8996ドルまで上昇後1.8901ドルへ反落
した。ドル・スイスは1.2291フランまで下落後1.2372フランへ反発した。
【原油市場】
原油相場は週次の在庫統計発表後に下げ幅拡大。本日発表されたガソリン在庫が予
想外に増加したことをきっかけに売りが強まり、昨日までの相場続伸の反動も手伝
うことで終始軟調に推移した。NYMEX原油先物価格は一時71.10ドルまで下落し、
71.76ドル（前日比1.2％安）で取引を終えた。
イランの核開発問題は、活動継続の有無に関する最終的な回答期限が今月末であ
ることから動向を見極める状況となっている。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。イランの核開発問題が引き続き懸念される中、朝方発表された7
月中古住宅販売が予想以上に低調だったことを嫌気して終日軟調な展開となった。
セクター別では、医薬品や保険が上昇した以外はほぼ全面安となり、特にエネルギ
ーや耐久消費財・アパレルの下落が目立った。投資ファンドが大量保有しているこ
とが明らかとなったゲートウェイ（GTW）が13.4％の大幅上昇となったほか、フォー
ド（F）はGM（GM）による交渉が不調に終わった場合、日産・ルノー連合への参加に
関心を示しているとの報道で4.6％高。ナショナル・セミコンダクター（NSM）は業
績予想を引き下げたものの粗利益率を据え置いたことで小幅高となった。一方、住
宅メーカーのKBホーム（KBH）はストックオプションの遡及付与問題が指摘されたこ
とで下落。ダウ構成銘柄では、セキュリティ・システムズ（ISSX）の買収を発表し
たIBM（IBM）が小幅安。結局ダウは41.94ドル安の11297.90、ナスダックは15.36ポ
イント安の2134.66で取引を終了した。先日のトールブラザーズ（TOL）の低調な決
算や本日の中古住宅販売で住宅市場の冷え込みが一段と鮮明となっており、明日の
新築住宅販売に注目が集まっている。
【通貨オプション】
ドル・円は、04年1月以来の低水準となった米7月中古住宅販売件数を受けて売り
が先行するが本邦輸入筋の押し目買い意欲強く、結局116円台での狭いレンジ相場と
なった。 オプション市場では売りが先行し1ヶ月物変動率は8.150％から8.00％、3
ヶ月物は8.325％から8.225％、6ヶ月物は8.400％から8.325％へそれぞれ低下してい
る。
リスクリバーサルでは、相場不透明感を受けて動意鈍く、25デルタ円コール・ドル
プット1ヶ月物は+0.600％から+0.700％へ縮小、3ヶ月物は+0.800％、6ヶ月物は
+0.975％でそれぞれ昨日比変わらずで取引されている。
本日はユーロ・ドルで、米インべストメントバンクによる2週間物1.3000、1.3100
ドルユーロコールオプション15億ユーロ相当の買いが市場の話題となっていた。
【経済指標】
加・7月景気先行指数：前月比+0.2％（予想+0.0％、6月+0.3％←+0.2％）
米・7月中古住宅販売件数：633万件、前月比-4.1％（予想655万件、6月660万件←
662万件）
米・週次原油在庫（8/18時点）：前週比-64万バレル（予想-135万バレル、前回-161
万バレル）
【要人発言】
特になし
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 116.22 116.63 116.13 116.42
ユーロ・ドル 1.2828 1.2853 1.2775 1.2786
ユーロ・円 149.07 149.34 148.80 148.85
ドル・スイス 1.2317 1.2372 1.2291 1.2354
ポンド・ドル 1.8926 1.8996 1.8901 1.8936
株式市場：
NYダウ 11337.12 11370.82 11264.04 11297.90
ナスダック 2152.56 2160.11 2126.75 2134.66
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.943 4.947
米国債10年物 4.809 4.809
先物市場：
NY金先物 634.8 639.8 631.2 633.0
NY原油先物 72.45 72.67 71.10 71.76
シカゴ日経平均先物 16150 16180 16025 16105
（フィスコ） - 8月24日6時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000002-fis-brf
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