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http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060823k0000m040058000c.html
企業の3社に1社が若年者(30歳未満)を正社員として雇用していないことが、厚生労働省の若年者雇用の実態調査で分かった。派遣、請負労働など非正規雇用の需要が高まる中、若年者の正規雇用が厳しい状況にあることが浮き彫りになった。一方、景気回復と団塊の世代の大量退職を前に、今後3年間の採用計画で若年正社員を「増やす」とした企業が「減らす」を大きく上回るなど、若年者の正規雇用にも明るい兆しが見えてきた。
調査は、若年者雇用について、従業員30人以上の7519社を対象に実施、3911社から回答を得た。直近1年(04年10月〜05年9月)で若年者を正社員として採用したのは64.2%で、35.8%は正社員採用をしなかった。02年からの過去3年間の動向の調査では、1999年からの3年間と比較して若年採用が「増えた」としたのは26%、「ほぼ同じ」が37.5%。これに対し「減った」は26.5%、「6年間採用なし」が8.7%だった。
若年者雇用を巡る問題点については、採用を増やした企業でも25.3%が「技能伝承に不安」と答え、減らした企業では技能伝承の不安(27.7%)に加え、27.9%が「社員の熱意・活気の低下」を挙げた。今後3年間の採用については、「増やす」が36.4%、「ほぼ同じ」が43.8%で「減らす」(6.1%)、「採用しない」(13.3%)を大きく上回った。【東海林智】