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□「ソニーの悪夢」はどこまで拡大するのか [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2343676/detail?rd
「ソニーの悪夢」はどこまで拡大するのか
「a Nightmare for Sony(ソニーの悪夢)」
AP通信の配信記事に登場した米のアナリストは、今回のリコールをこう呼んだ。
米デルのノートパソコン(PC)に搭載されたリチウムイオン電池の大量リコール問題。対象製品が410万台という規模のデカさから、米国でも大きく報道されている。
今回のリコールは製造工程で金属片が特定分野に付着したことが原因で、「通常はショートしても動作不良。PC本体の組み合わせによってまれに過熱・発火が起こる」(ソニー広報)と、デル特有の問題とみている様子だ。
ただ、前出のアナリストは、「デルはソニー製電池を他社より長く使っていただけ。そのうち他社へ問題が広がる可能性もある」と懸念を示した。米消費者製品安全委員会も、デル以外のソニー製電池搭載のノートPCを調査する方針で、ソニーにとっては、まさに“悪夢”である。
「エレキ(エレクトロニクス)復活に水を差すことであるのは確か」
こう言うのは、フィッチ・レーティングスの水野辰哉ダイレクター。リチウム電池はパソコンの他、携帯電話やデジカメ、デジタル音楽プレーヤーでも搭載されている。
「使われている範囲が広いので、ノートパソコン以外に広がると影響は大きい」(水野氏)
それにしても、ソニー製品は不具合が目立つ。今年2月にプロジェクションテレビで無償修理した。去年はデジタルカメラ向けCCDで、これは他社製品にも影響した。2001年には携帯電話で130万台の大量回収。製造工程でハンダくずとみられる金属片が付着し、電池パックが過熱するという、今回のデルのケースと似たような不具合だった。
「ユーザーに『ソニータイマー』と言われるぐらいですから」(ソニーの内情に詳しい関係者)
「ソニータイマー」とは、保証期間が過ぎると故障するという冗談のような噂話。ソニー製品が壊れやすいことへの皮肉なのだという。
「不具合が多いのは、なくても困らない娯楽製品中心だから、日立や東芝のような白物家電と比べて体制が甘い。また、ソニーのウリが軽薄短小のため、実装にムリがある場合も少なくない」(前出の関係者)
エレキ復活を引っ張ってきた液晶テレビ「ブラビア」の最大の市場は米国だ。リコールがソニーブランドの評判を落とすことにならなければいいが……。
【2006年8月17日掲載】
2006年08月20日10時00分