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□パロマ 販売激減、険しい再生 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2339774/detail
パロマ 販売激減、険しい再生
パロマ工業製のガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故が発覚してから約1カ月。TVや新聞にお詫び広告を出したり、第三者を入れた社内機関を設置するなど、改善策にも取り組み始めているが、販売は激減。8月に入って、小型湯沸かし器は前年の半分の水準まで落ち込んでいる。再生への道は遠い。
パロマ工業によると、公表された事故28件中15件は、排気ファンが止まった際にガス供給を断つ安全装置が利かなくなる不正改造が原因。同様の改造は事故後の点検でも220件見つかった。湯沸かし器問題の相談を受け付けている弁護士らには新たに死亡事故14件の情報も寄せられており、被害がさらに広がる可能性がある。
一連の事故が最初に発生したのは1985年。その後同社は不正改造が原因の事例も把握したが、小林敏宏社長らは「機器に起因する事故ではなく、公表する必要はない」と判断した。グループ内や修理業者、ガス事業者らに講習会をしたり、改造禁止を求める文書を配布したりなど、警告は業界内にとどめられた。
事故は昨年まで続いたが、こうした姿勢は変わらなかった。死亡事故にもかかわらず「製品の欠陥ではないから」と社長まで伝えられない例もあった。当時を知る元幹部は「情報が共有化されていないといわれても仕方ない」と認める。
事故発覚を受け辞任を表明した小林社長は、後継者を初めて外部から招く方針を示した。第三者を入れた社内機関を設置し、事故情報の取り扱いについて判断を仰ぐなどの改善策も打ち出した。 しかし「株主も身内ばかりのはずで、その立場から口も出せる。本当に変わるのか」(関係者)と、周囲の見方は冷ややかだ。
【2006年8月16日掲載】
2006年08月19日10時00分