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□消費者金融に吹き荒れる再編の嵐 [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/obituary/story/17gendainet02027793/
消費者金融に吹き荒れる再編の嵐 (ゲンダイネット)
「製紙、紳士服の次の注目は消費者金融だね」
ベテランの金融ジャーナリストの“予言”だ。TOBによる再編劇が続いているが、今度は消費者金融が舞台になるというのだ。
最大の理由は8月下旬にも取りまとめられる貸金業規制法改正案だ。グレーゾーン金利撤廃で、上限金利を利息制限法の上限(年率15〜20%)に原則一本化するほか、個人への貸付総額の上限を制限する総量規制を盛り込む可能性も出てきている。
「こうなると、大手といえども収益悪化は避けられない。上限20%になると大手4社で1500億円の減収になり、利益は8割減になるといわれています。かといって、貸出残高を増やそうにも総量規制を導入されたら、それも不可能になる。ただでさえ不祥事の連続で業績が悪化しているうえ、このダブルパンチですから再編は時間の問題です」(金融ジャーナリスト)
そんな折、武富士の創業者で元会長の武井保雄氏が死去した。そこで武富士が再編の目玉としてクローズアップされているのだ。
「武井一族の影響力や所有株がどうなるか。外国人持ち株比率が53%と高いだけに、外資系の投資会社や投資銀行が武富士株買収に動くとの見方が根強くあります」(経済ジャーナリスト)
それだけではない。もっとドラスチックな展開だってあり得る。
「いま、アコムは三菱UFJ系、プロミスは三井住友系で、大手4社で独立系は武富士とアイフル。逆風のなか、この2社が独立系を貫けるのか。外資にいいようにされるなら、ゆくゆくは2社を一緒にしてメガバンクの傘下にしてはどうか。そんな声も聞かれます。金融庁の意向次第では、どんな展開になってもおかしくないですよ」(前出の金融ジャーナリスト)
武井氏の死去が明らかになった11日、武富士の株価は一時5930円まで急騰した(終値は5780円=前日比290円高)。株価だけでなく再編劇でも武富士の動向から目が離せない。
【2006年8月14日掲載記事】
[2006年8月17日10時00分]