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どんなに大企業の株だって 一株だけ買うなら1万円あればお釣りが帰ってきます。
日本では絶対にありえませんが。
http://www.stockrandomwalk.com/merumaga3.htm
海外投資 US株式・ETF・US国債を買ってみた
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第3号 Ameritradeの金融商品(株式)
2004年08月25日
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当メルマガの読者登録頂きまして誠にありがとうございます。
前回はお奨めネット証券会社の概要でしたが、今回は実際の金融商品について
のお話です。
証券会社ですから個別株式がすぐに思い浮かぶと思います。
アメリカを代表するGE(GE), Microsoft(MSFT), CocaCola(KO), Disney(DIS)
などNYSEやNASDAQ, AMEXに上場している会社は売買できます。
最近NASDAQに株式公開して話題になった Google(GOOG) ももちろん購入可能です。
(新しいモノ好きな人には興味がある方もあるかもしれませんが、IPO直後の株式は
基本的にお奨めしません。)
投資信託も購入できます。
以前、メルマガ第2号でお話したようにアメリカのネット証券会社の中には、
米国非居住者には投資信託の販売を認めていないところもありますが、
Ameritrade ではOKです。
そのほか、ETF (Exchange Traded Funds) や REIT(不動産投資信託)も当然
購入可能です。それぞれの商品の特徴やお奨めポイントは今後、機会を見つけて
ご紹介しますが、今回は米国株式について少しお話します。
米国株式の魅力として以下のようなポイントがあります。賛否両論があるかと
は思いますが筆者の個人的な見解ですのでご了承下さい。
1. 成長を続ける資本主義経済と人口増加
日本は今後老齢化社会に向かい、人口は減少が見込まれています。
海外からの経済移民の受け入れも現状では非現実的です。
一方、アメリカでは人口は依然として増加しており、移民規制が0911テロ後、
厳しくなったとはいえ、人口は増加しています。
米国の2000年の人口は2億8000万人強と10年間で13%伸びました。
主な理由は中南米系やアジア系移民の流入と出生率の高さで、人口増は経済全体で
見ると消費力の拡大とGDPの増大につながります。
国政調査局の推計では2050年の米国の人口は2000年比で約40%強の4億人。
毎年1%人口が増え、放っておいてもその分経済は拡大します。
人口増加は住宅・消費の需要を増やすだけでなく、設備投資を促す要因のひとつ
にもなっています。市場が今後拡大するとの期待が企業を投資に走らせるからです。
2. グローバル企業
アメリカ企業の多くはグローバルに事業を展開しています。
S&P500を構成する企業の売り上げは多くを海外市場から上げていて、
一例を上げると、コカコーラ・インテル・マイクロソフト・プロクター・アンド・ギャンブル
などの企業は収入の半分以上が海外事業からです。
これら企業に投資するのはそのままアメリカのみならず世界全体に投資を行うことと
同じ意味合いがあると言えます。
3. 配当
90年代後半のブル相場(強気相場)であまり注目されなくなりましたが、
株式を長期間保持することで得られる配当も大きな魅力です。
日本の株式では安定的に高配当は行なっている企業は電力株が代表的ですが、
東京電力を例にとっても現在の株価水準だと、配当利回り は 2.4% 程度です。
業績好調で配当を増やしてきているトヨタでも 1.1% 程度。
一方、米国企業では公益株以外の優良成長企業にも高配当企業は多く、
公益企業なら 4-5% はざらにあります。 一例をあげると、
Altria (ticker: MO) 5.63% (タバコのフィリップモリスです)
Southern (SO) 4.81% (電力)
Bristol (BMY) 4.84% (薬品)
Citi (C) 3.52% (金融)
GE (GE) 2.45% (コングロマリット)
(Based on stock price of August 20, 2004)
どう動くか予測できない株価の売買益で利益を得るよりも配当は、
"かなり計算できる" 収入です。
もっとも、配当といえども企業の業績が悪くなると減配や配当中止も
有り得るのでその点は留意が必要です。
ただし、Exon Mobile やGE といった大企業は19世紀から一貫して配当を払い続けています。
S&P stock report によれば、GEは1899年から、Exon は1882年から株主に配当を支払い
続けているそうです。
現在の日本の預貯金の金利や国際の低金利と比べると、とても魅力的な利率です。
4. 小額から投資可能
最後に卑近なメリットですが、アメリカの株式は、日本のような単元株数がなく、
1株から購入可能です。
もっとも証券会社に払う手数料を考えると1株の売買には全くメリットがありませんが、
小口の金額から投資したいと考える方には便利ではあります。
例としてあげますと、GE の株式は現在一株32ドル程度。
たとえば10株で320ドルプラス手数料10.99ドル。日本円で概算すると約36,300円です。
さすがにこのような小額では手数料負担の割合が大きすぎるのでお奨めはしませんが、
Ameritrade での売買は可能です。
以上述べたことをまとめますと、
1. 人口増加 = 時間軸的な成長展開
2. グローバル企業 = 地理的な横への成長展開
3. 高い配当率 = 株主への利益還元
4. 小額投資 = 一般投資家へも開かれた市場
こういったことが米国株式の魅力といえるかもしれません。
次回は個別株式からちょっと離れまして、ETFについてご紹介しようと思います。