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破綻詐欺か?98年のルーブル崩壊と、米大手ヘッジファンドの大破綻
http://www.asyura2.com/0601/hasan47/msg/468.html
投稿者 姫 日時 2006 年 8 月 12 日 05:20:30: yNQo0naya4Ss.
 

FRBの金融政策とその動向・転換(90年代〜2002年)
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/5459/myronbun.htm

第4節 98年のロシア危機、利下げの動き

 その外的要因とはロシアの金融危機である。これによって、新興市場諸国や中南米諸国に通貨の切り下げが行われた。それらの国と関係のあるアメリカでは資金流入が起こり、ドル高が進む一方で、ドルペッグをしている新興市場諸国ではそれが大きな負担としてのしかかってきた。さらに、98年8月にロシア国債の債務不履行に端を発した大手ヘッジファンドである、ロング・ターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)の破綻の際にはFRBは利下げを行い、国債金融不安に対処した。その利下げの影響もあって、株価、経常赤字は上昇を続けていったのである。

 98年に入って、期待されたような企業収益の伸びがなくなってきた。それでも98年4〜6月期の企業収益は結果的に予想を上回るものだったとされ、NYダウは7月20日には市場最高値である9337.97ドルに達した。

 8月17日に突然、ロシア中央銀行がルーブルの切り下げ、民間の対外債務の90日間の支払猶予(モラトリアム)を宣言したことにより状況は一変した。ロシア・ルーブルの切り下げは可能性があるとされながらも突然の事態であったことは確かであったし、モラトリアムは全くの予想外の事態であった。このため、市場では急速に、再び新興市場諸国に対する信用不安が広がり、特にファンダメンタルズの脆弱な中南米諸国の通貨切り下げが懸念され、売り投機の対象となった。各国当局は通貨防衛のため為替市場介入を行うが、外貨準備が急速に減少し、最終的にはブラジルが最も危機的な状況に陥り、IMFによる支援を待つことになった。

 こうした流れの中、中南米諸国と貿易面、資本取引面で深い関係がある米国も安泰とはみなされなくなり、98年8月31日NYダウは前日比512.61ドル(6.4%)の下落を見せた。97年のアジア通貨危機、98年のロシア危機と新興市場に諸国に対する投資リスクが高まる中でアメリカは外国資本流入が活発化し、こうした事態がドル高の動きをさらに進めた反面、いきすぎたドル高はアメリカ一国ならともかく、ドルペッグを維持する新興市場諸国にとっては大きな負担になっていった。こうしたデフレ圧力はドル高の傾向を抑制する効果をもたらすので、アメリカ経済だけが強ければ即ドルに対する信認の高さが維持されるという状況ではなくなってしまったのである。

 その後LTCMなどいくつかの有力ヘッジファンドの経営破綻が表面化した。その波紋は欧米の有力金融機関をも巻き込むものだったため、米国内でも信用不安が高まり、金融市場の流動性不足が深刻な問題となった。これに対応するため、FRBは11月までに3度(計0.75%)の緊急利下げに踏み切るに至った。これは国内景気の問題以上に、米国の金融システムが不安定な状態にあることに対処したものであると考えられる。世界的にも信用収縮の余波がさらに広がる懸念もあったため、世界の中央銀行として動いたものであるともいえる。

広瀬隆 パンドラの箱の悪魔より

98年8月に破綻したアメリカの大手ヘッジファンドは、投資家から22億ドル集め、それを担保に銀行から120億ドルを借り入れ、これで証券を購入、さらにそれを担保に先物取引などに深入りしたため、元手の600倍近い1兆2500億ドルもの金融契約をしていた。彼らはロシアの相場を読み違えたらしく、ルーブル切り下げという事態に、次から次へと借金返済が不能となって破綻し、8月31日のウォール街大暴落を招いた。
(引用終了)

600倍の信用の創造をよく許したな、つーか、一社が1兆2500億ドルもの額を扱っていたのか????

しかも、これくらいの会社を破綻させて、実名公開無し????

アメリカではヘッジファンドの匿名性が認められ、保護されてるみたいだが、銀行から120億ドルも借りている。民間一社にこの額の貸し出しは普通認められないだろう!

日本ならまず無理だな、どんな制約があるんだか。しかも、担保の5倍の膨らまし貸し出しでしょうに。これこそ401kか? 顧客にまず、401k型年金を買わせて、その受け取り額を見積もっての貸し出しなら理解できよう。

これも、日本では将来受け取る年金を担保に貸し出しすることは、一般には認められていない。

規制緩和も明らかに行き過ぎだろう?

これも架空取引だったのか?? キチガイ沙汰の取引だ。銀行の破綻詐欺なら理解できよう。

顧客の年金を紙くずにすることを意味した破綻詐欺だ。先物を取り崩すことでも、読み違えは、天文学的な損失を弾きだす。

破綻の愉快犯のようだ。

どうやら、犯人は、証券を莫大な損失を出して売りさばきたかったらしい。

証券所では、何より損売りが大切だと繰り返しアナウンスしている。

ほふり金庫を埋めるのも楽じゃない。

PERが1でも買い手がいなかった。1を割り込む必要があったわけだ。オイオイ。

http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/001246.html

読者の皆さん思い出してください。1999年(一昨年)の今ごろ、株式市場
のセンチメントはどうだったでしょうか?98年夏のロシア危機、大手ヘッジ
ファンドの破綻で世界的な金融システム危機の懸念が高まり、日本株は暴落を
続けました。健全な財務基盤や成長力を持つ中小型株ですら一桁のPER、1
倍以下のPBRにまで売り込まれていても、不透明感を理由に買い手はほとん
どいませんでした。そして1999年、株式市場がどういった軌跡をたどった
か、あらためて解説するまでもないでしょう。もちろん今年、1999年の再
現があるとは言いませんが、悲観と絶望の中にこそ非常に大きな投資チャンス
があるということだけははっきり申し上げておきたいと思います。

どれくらいまで割り込む必要があるのだ?????

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