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□バングラデシュの輸出、史上最高の100億ドルを突破 [AFP=時事]
http://news.www.infoseek.co.jp/afp/business/story/20060808afpAFP008106/
バングラデシュの輸出、史上最高の100億ドルを突破 (AFP=時事)
【ダッカ8日】バングラデシュ輸出促進局は8日、昨年度(2005年7月−06年6月)の同国の輸出が好調な繊維産業にけん引されて過去最高の100億ドル(1兆1514億円)を突破したと発表した。≪写真はバングラデシュの繊維労働者≫
輸出は前年度比21.6%増の105億3000万ドル(1兆2124億円)だった。Tシャツ、ジーンズ、その他衣料品など繊維製品の輸出が記録的な24%増となったのが全体を押し上げた。輸出促進局のモハマド局長はAFP通信に対し、「1971年の独立以来、これはわが国史上最高の輸出の伸びである。すべての功績は当然、既製衣類の輸出業者にある」と語った。
バングラデシュは世界最貧国の1つだが、2005年1月に繊維製品の輸入割当制度が撤廃されたことから、その恩恵を受けている。当初は同制度の撤廃で中国のような大生産者が貧弱な国を締め出すのではないかと懸念されていた。
バングラデシュには4200以上の縫製工場がある。これら工場では数百万人が雇用されおり、同国の経済にとって極めて重要である。ただ、これら工場の多くは低賃金なうえ、職場の安全基準もゆるく、今年5月末から6月にかけて労働者が労働条件の改善を要求して荒々しい抗議行動を展開した要因になっている。
輸出促進局によると、昨年度は繊維製品のほかに、ジュート、エビ、皮などの従来品の輸出も2ケタの伸びを示した。
[2006年8月8日20時43分]