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露ユコスに破産宣告−プーチン大統領が国内石油産業を掌握 (ブルームバーグ)
2006年8月2日(水)00時55分
8月1日(ブルームバーグ):かつてはロシア最大の石油生産会社だった石油会社ユコスに対し、モスクワの破産裁判所は1日、破産を宣告した。国内石油産業を再び政府の傘下に収めようとするプーチン大統領の狙いが実現した。
同破産裁判所は、石油会社ロスネフチと他の債権者によるユコス清算の決議を支持した。ユコス事業を打ち立てたミハイル・ホドルコフスキー前社長はすでに脱税などで有罪判決を受け、服役している。
ユコス側の弁護士、ドリュー・ホリナー氏は、「これはユコスに対する死刑宣告だ」と述べた。
ロスネフチと天然ガス会社ガスプロムは、ユコス破産により、残された資産を狙う可能性がある。ユコスの破産管財人エドゥアルト・レブガン氏が、ユコスの経営立て直しは不可能と判断したことを受け、債権者らは7月25日、ユコス資産の売却を提案していた。
ホリナー氏は、「追徴課税は収入を上回っており、虚偽だ」とし、資産凍結により、債務返済もできない状態にされていたと述べた。
原題:Yukos Declared Bankrupt as Putin Cements Control of Russian Oil(抜粋) {NXTW NSN J3BQN90UQVI9 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=02bloomberg15ayc.6owCugyQ
ロンドン 吉崎美帆 Miho Yoshizaki
myoshizaki@bloomberg.net Editor:Okochi
記事に関する記者への問い合わせ先:
Lucian Kim in Moscow at lkim3@bloomberg.net