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「為替」 米利上げ休止観測や人民元先高観受けてドル・円続落115.30円／ニューヨーク外国為替市場概況
「米利上げ休止観測や人民元先高観受けてドル・円続落115.30円」ニューヨーク概
況 2006年7月28日（金曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:32JST 「米利上げ休止観測や人民元先高観受けてドル・円続落115.30円」
【ロンドン市場概況】
27日のロンドン外為市場では、人民元切り上げ観測に絡んだ思惑的な円買いや、
本邦からは月末スポット応答日の実需の円買いが出たことから、ドル・円は116円01
銭から115円62銭まで下落し、ユーロ・円も147円74銭から147円18銭まで下落した。
欧州通貨は全般的に小動きとなり、ユーロ・ドルは1.2724ドルから1.2740ドルで、
ポンド・ドルは1.8587ドルから1.8623ドルで、ドル・スイスは1.2364フランから
1.2383フランで取引された。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：115円60銭、ユーロ・ドル：1.2742ドル、ユーロ・円：147円30銭、ポン
ド・ドル：1.8621ドル、ドル・スイス：1.2363フラン
【ニューヨーク市場概況】
27日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は低調な米6月新築住宅販売件数を受け
て金利先物市場での米8月利上げ確率が35％まで一段と低下した事から米カストディ
アン筋やモデルファンド筋の売りが加速し115円30銭まで下落したが、この水準に観
測されていた公的資金の買いに下げ渋り、ショートカバーに115円98銭まで反発し、
115円80銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは米利上げ観測の更なる後退を受けて一時1.2772ドルまで上昇した
が、利食いやクロス絡みの売りに反落し、短期投機筋のストップロスを巻き込み
1.2681ドルまで下落し、安値圏1.2700ドル前後で引けた。ユーロ・円は人民元先高
観が円買い材料となり、ストップロスを巻き込み147円35銭から146円89銭まで下落
した。ポンド・ドルは1.8676ドルまで上昇後、1.8551ドルへ反落した。ドル・スイ
スは1.2307フランまで下落後、1.2402フランへ反発した。
【原油市場】
原油相場は続伸し、74ドル台での取引が継続した。昨日の緊急外相会議で期待さ
れた即時停戦が合意に至らず、レバノンでの戦闘の長期化が避けられない状況にな
ったことや先週のガソリン在庫が300万バレル超の大幅減少となったことが引き続き
買い材料となった。朝方話題となった「イスラエル捕虜兵が近く解放される」との
観測は、ダウ・ジョーンズなどがこれを否定するニュースを報じたことで後退し
た。NYMEX原油先物価格は75ドル手前で高止まり推移し、74.54ドル（前日比0.8％
高）で取引を終えた。27日のニューヨーク外為市場では、
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。6月耐久財受注が予想を上回ったことを好感して朝方は小幅上昇
して始まったものの、低調な6月新規住宅販売件数や中東情勢の悪化を受けて引けに
かけて下落する展開となった。セクター別では、電気通信サービスやメディアが上
昇した一方、素材や消費者サービスが軟調。本日アナリスト・ミーティングを開催
したマイクロソフト(MSFT)は、来年1月とされる次期OSの発売時期に関して明言を避
けたことで下落。保険のエトナ(AET)は保険請求の増加などにより冴えない決算を発
表して16.8%安となった。ブリストル・マイヤーズ(BMY)も減益決算を発表して下
落。一方でケーブルテレビのコムキャスト(CMCSK)は好決算を発表して買われた。ダ
ウ構成銘柄ではエクソン(XOM)の売上が990億ドルに達するなど好調な決算を発表し
たが引けにかけて小幅下落に転じた。結局ダウは2.08ドル安の11100.43、ナスダッ
クは15.99ポイント安の2054.47で取引を終了した。明日発表予定の第2四半期GDP速
報値に注目が集まっている。第1四半期の5.6％に対してどの程度鈍化しているかが
焦点となりそうだ。
【通貨オプション】
ドル・円は、米利上げ休止観測や、人民元切り上げ観測が再浮上した事に伴い115円
台前半まで反落した。オプション市場では変動率が上昇、1ヶ月物は8.050％から
8.295％、3ヶ月物は8.275％から8.500％、6ヶ月物は8.475％から8.550％へそれぞれ
上昇した。
リスクリバーサルでは、円先高観が再燃し円コール買いが活発化しており、25デル
タ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.606％から+0.808％、3ヶ月物は+0.808％から
+0.850％、6ヶ月物は+1.040％から+1.138％へそれぞれ拡大した。
個別では8月米FOMCが開催される8/8、8/9といった短期オプションの買い意欲が目
立っていた。
【経済指標】
米・6月耐久財受注：前月比+3.1％（予想+1.8％、5月+0.3％←-0.2％）
米・6月耐久財受注（輸送機器除く）：前月比+1.0％（予想+0.7％、5月+1.5％←
+0.8％）
米・週次新規失業保険申請件数：29.8万件（予想31.0万件、前回30.5万件←30.4万
件）
米・6月新築住宅販売件数：113.1万件、前月比-3.0％（予想116.0万件、5月116.6万
件←123.4万件）
【要人発言】
アッバス・パレスチナ自治政府議長
「捕らえられているイスラエル兵はおそらく近く返還される」
ハマス側
「イスラエル捕虜兵の速やかな返還は今のところ考えていない」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 115.99 116.01 115.30 115.77
ユーロ・ドル 1.2734 1.2772 1.2681 1.2701
ユーロ・円 147.69 147.74 146.89 147.03
ドル・スイス 1.2369 1.2402 1.2307 1.2385
ポンド・ドル 1.8589 1.8676 1.8551 1.8585
株式市場：
NYダウ 11104.19 11187.76 11087.55 11100.43
ナスダック 2083.00 2093.14 2052.02 2054.47
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 5.094 5.106
米国債10年物 5.030 5.036
先物市場：
NY金先物 646.0 653.8 643.0 645.5
NY原油先物 74.60 74.85 74.05 74.54
シカゴ日経平均先物 15250 15285 15160 15190
（フィスコ） - 7月28日6時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060728-00000001-fis-brf
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