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エネルギー安定確保へ 東電、原油の直接輸入計画 東ガス、エジプト産LNG
エネルギー企業の間で原料や燃料の調達にこれまでとは違った試みを導入する動きが相次いでいる。東京電力が原油の直接輸入を計画しているほか、東京ガスはエジプトから液化天然ガス(LNG)を初めて輸入。緊急時にLNGを相互融通する協定を結んだ企業もありエネルギーの安定確保を目的に調達手段の多様化が加速し始めている。
東電は火力発電用の原油を今夏にも実験的に直接輸入する計画。今年度は原油、重油合わせて510万キロリットル購入する計画のうち5万キロリットルを原油で直接輸入する。調達手段を増やすことで猛暑や厳冬などで使用量が増大する非常時に備える。
東電は昨年、石油輸入業者として登録を済ませ、昨年12月に3万2000キロリットルの重油を直接輸入。今年度も5月に3万キロリットルを輸入したが、今後は電力需要に合わせて購入量を決める。
東ガスは3月にエジプトからLNGを購入した。エジプトからのLNG調達は日本では初めてで、東ガスのLNG調達先としては7カ国目となる。今年度のエジプト産LNGの輸入量は未定だが、状況に応じてスポット的に調達する意向だ。
一方、広島県を営業エリアとする中国電力と広島ガスは、緊急時にLNGを相互融通する協定を結んだ。厳しい寒さが続いた昨冬は世界的にLNG需要が増大、LNGの入手が難しくなった。
営業エリアが重なり、エネルギー企業としてはライバル関係にある両社だが、LNGを緊急融通できる態勢を整える必要があると判断、手を組むことにした。将来はLNGの共同輸入に発展する可能性もあるという。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/26kei003.htm