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Nevada経済速報7月18日(火)10:20
...2006/07/18(Tue) 11:03:41...
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投資の王道
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先日、日経新聞のコラムに『投資の王道』というタイトルが掲載されており、ここではこのような記載がありました。
『投資は10年単位』今、世界の株式市場が揺らぎ、ナスダック市場に至っては1年2ヶ月ぶりの安値にまで売られてきており、ニューヨークダウは、3日連続で100ドルを超える下げを記録しています。
目を東京市場に転じてみますと、金曜日という特殊な日(お化粧買いで上昇する日)であったにもかかわらず、日経平均はいとも簡単に15,000円を割り込んで引けていました。
外資系ファンドが相場を作り、デイトレーダー(プロもセミプロも素人も)が仕上げた今の相場ですが、世界の投資資金の流れが変わった今、ファンドは逃げの体制に入っているのです。
胃袋一杯食べた【トヨタ】等の優良株を<投信>という買い手がいる間に売りまくっているのです。
ところが、個人はそのようなことを知りません。
個人、特に素人は値下がりする優良株を徹底的に買い下がっています。
そして、傷(損)を膨らませています。
かねてから指摘してきました通り今後株式は<第2段の下げ>に入り、日経平均で12,000円近辺への下落を見せ、信用取引で投資を行った個人が殆ど資産をなくします。
これでかねてから述べてきました<第2段の下げ>が完了となります。
そして、この<第2段の下げ>で大方の個人が投げたところで、最後の下げが襲ってくるのです。
しかも、この下げは半端な下げではありません。
日経平均で一日で800円、1,000円を超える物凄い下げになるのです。
これを見て、恐怖にとらわれた個人やにわかファンドマネージャーは一斉に持ち株を投げるでしょう。
これが更なる下落を生み、最後の段階では外人が現物を売ってきますから10%を超える日経平均の下げを連続記録することになります。
結果、日経平均は底抜けすることになるはずです。
このようなシナリオを立て、外人はすでに空売り残を積み上げてきており、今は『どのタイミングで最後の売り仕掛けをするか・・・』と思案しているところでしょう。
個人に人気のあるとされています【ソフトバンク】の目標株価を突然1,800円にした外資等はその典型です。
今後、1,500円説も出てくるでしょう。
中には1,000円説も出るかもしれません。
物凄い高値で空売りをかけている外資からすれば、後は如何様にも料理できるのです。
では、このような相場では全てが値下がりするのでしょうか?
違います。
金曜日の相場を見ればわかりますが、値上がりする銘柄もあるのです。
外資、特に買収ファンドが徹底して下がったところを買っている株です。
彼らは、安く買えるのであれば、一円でも安く買います。
全般相場が下げている中、個人が投げてくるのであれば、買い目標株価を引き下げ1,000株単位で徹底的に買い増しています。
目先の動きは関係ないのです。
安く売ってくれる個人がいるのであれば、それを利用するのです。
見事な戦略とも言えますが、だからこそ彼らは年率40%近い利益を上げているのです。
金曜日上昇した銘柄では、【中北製作所】(大証 6496)がありますが、1,000円で買えないとなれば1,100円に引き上げてきており、ここでも買えないとなれば、1,200円に引き上げてくるでしょう。
それかまだ売り物が出ると思えばまた1,000円まで引き下げるかも知れません。
個人を喜ばすためにファンドを運用しているのではなく、自分達・ファンドのために運用しており、一円でも安く買えればそれにこしたことはないのです。
【中北製作所】株では4年以上の戦いとなっています。
個人の株を徹底的に買いあさっており、気がつけば個人の持ち株は激減していたということになり、最後の段階では、ファンドが牙をむき、敵対的TOBをかけてくるかも知れません。
それが1,500円なのか、2,000円なのかわかりませんが、買収ファンドが牙をむけば会社はひとたまりもありません。
それか一株1,700円で全株会社側が買い取り、買収ファンドにはお引取り願うか。
金曜日上昇した株では【ケミプロ化成】(大証4960)もありますが、下がってきたところでは徹底的に買い下がっています。
有機ELという材料がある以上、買収ファンドからすれば株さえまとまれば一括して欲しているところに売ることが出来ます。
個人は五月雨的に株を売っていますが、そこをファンドは徹底的に買い増しています。
発行済み株数の10%、20%を集めるのは簡単なはずであり、そこから次の一手を考えてくるでしょう。
株価が下がれば下がるほど、株はたくさん買えるのです。
意図的に下げさせてそこを一気に飲み込むという戦略をとるかも知れません。
個人は狼狽するでしょうが、買収ファンドからすれば、そこは願ったり叶ったりです・・・。
成功するファンドはそれは長い時間をかけて株を集めていきます。
3年、5年は当たり前です。
中には10年という期間をかけるところもあります。
【投資の王道】である10年。
ここでもこの10年の法則が生きているのです。
10年間の値上がり幅、3倍、5倍では不十分ですか?
私は十分ではないかと思っています。
もっと欲しい?
『頑張ってください』という他ありません・・・。
※転送・転載厳禁
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html