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□シニア向けコンビニを始めたローソンの模索 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2167344/detail
シニア向けコンビニを始めたローソンの模索
「少子高齢化はアゲンストウインド(逆風)だったが、フォローウインド(追い風)に変えていく」
先週末、ローソンの新浪剛史社長が東京から日帰りで向かったのは、兵庫県淡路島にあるローソン東浦町浦店。既存店売上高の連続マイナス更新を食い止めるべく、シニア向けにリニューアルした新型コンビニだ。
広い。売り場面積は通常店舗の倍近い67坪。イメージカラーの「ブルー」を捨て、ブラウンが基調の落ち着いた雰囲気。入り口すぐ横には、飲食やおしゃべりを楽しむ談話スペース(テーブル+イス16席)、マッサージチェアやマッサージ器などがゆったりと並ぶ。
「買い物疲れでちょっと休憩したい」というシニア客を意識した店づくりだ。品揃えも大きく変えた。野菜や果物、魚肉、和菓子などを増やし、白髪染めやズボン下などのシニアアイテムを追加。電話1本で宅配するご用聞きサービスも始めた。
「近くに住んでっけど、あまり来たことないね。こういうの(弁当などの総菜)は自分で作るからねえ」という中年女性の声も聞こえたが、大きな買い物袋をぶら下げて店を後にするシニア客も多く、滑り出しは順調。からあげクンも意外に人気を集めた。
東浦町浦店を足がかりに、今秋までに全国7地区にモデル店舗をオープン。周辺住民の4割強を50歳以上が占める店舗を対象に、今後3年で全店(約8300)の約2割をシニア向けに衣替えする。
ナチュラルローソン、ローソン100、“シニアローソン”。戦略型店舗を続々オープンするのは、コンビニ業界の売り上げが頭打ちになっているからだ。コンビニ全体の既存店売上高は、5月に連続22カ月マイナスの不名誉な記録を更新した。新たな客層を掘り出さないと生き残れない。
今夏には“子育て応援ローソン”のオープンも控える。成熟したコンビニ産業の模索は続く。
【2006年7月3日掲載】
2006年07月06日10時00分