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(回答先: 生徒の卒業式出席認めず 沖縄の高校、授業料滞納で(共同通信) 投稿者 片瀬テルミドール夏希 日時 2006 年 7 月 04 日 16:31:22)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060704-00000003-ryu-oki
今年3月(2005年度)に県立高校を卒業した生徒のうち、授業料滞納を理由に卒業が先延ばしにされ、卒業式に出席できなかった生徒が一人いたことが、3日開かれた県議会6月定例会の一般質問で明らかになった。授業料滞納を理由に、県立高校側が生徒の卒業を先延ばしにできる法的な根拠はなく、教育関係者からは「経済的理由で仲間と卒業できなかった生徒は悲しかっただろう」と気遣う声も上がっている。
前田政明氏(共産)の質問に、仲宗根用英県教育長は「家庭訪問などもし、再三納付を促したが、理解を得られず、やむをえず指導の一環として行った」と述べた。
県教委によると、生徒は2、3月の授業料2カ月分を滞納していた。学校側は支払い猶予願いを提出するように指導していたが、卒業式には間に合わず、猶予願いは提出されなかったという。
学校側は授業料が支払われた後、生徒に学校で、他の生徒と同様の3月31日付の卒業証書を交付した。
仲宗根県教育長は琉球新報の取材に対し「生徒には学校施設の使用料を支払う義務があり、義務を果たしてもらうことは社会的常識として身に付けてもらうことが必要」と教育的指導であることを強調。「教育長と言えど、学校長の判断で適切に指導をしたと言っていることに対して、行き過ぎがあったかどうかの判断はできない」と話した。
高教組の松田寛委員長は「授業料滞納で卒業を先延ばしにするのはショックなことだ。確かに、経済力があるにもかかわらず滞納する人もいると聞くが、もし経済的理由なら、3年間頑張ったにもかかわらず仲間と卒業できなかった生徒は悲しかっただろう」と同情。
学校長の判断に対し「高教組と沖縄県教職員共済会は奨学金を県内の高校に提供している。経済的理由ならそれを活用してもよかったのでは」と話した。
仲宗根教育長はまた、一般質問で、授業料滞納で出席停止となった県立高校生徒は2005年度は448人(04年度は569人)で、授業料滞納を理由に退学した生徒はいなかったことなども明らかにした。
(琉球新報) - 7月4日9時40分更新