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「為替」 インフレの落ち着きでドル一段安114.17円、原油続伸74.15ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「インフレの落ち着きでドル一段安114.17円、原油続伸74.15ドル」ニューヨーク概
況 2006年7月1日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:30JST 「インフレの落ち着きでドル一段安114.17円、原油続伸74.15ドル」
【ロンドン市場概況】
30日のロンドン外為市場では、ドル・円、ユーロ・円でポジション調整とみられ
る売りが優勢になり、ドル・円は114円81銭から114円56銭まで弱含み、ユーロ・円
は145円90銭から145円63銭まで下落した。イギリスの第1四半期GDP確報値が予想を
上回ったことで、ポンド買いが一時強まり、1.8303ドルから1.8354ドルまで上昇し
た。ユーロ・ドルは1.2704ドルから1.2721ドルで小動きとなり、ドル・スイスは
1.2321フランから1.2340フランで取引された。
【経済指標】
英・第1四半期GDP確報値:前期比+0.7%(予想+0.6%、改定値+0.6%、前期
+0.7%)
英・第1四半期経常収支:-83.45億ポンド(前期-91.4億ポンド)
ユーロ圏・6月インフレ率速報値:前年比+2.5%(予想+2.4%、5月+2.5%)
独・5月小売売上高:前月比-2.2%(予想ゼロ、4月+2.8%)
仏・5月生産者物価指数:前月比+0.2%(予想+0.2%、4月+0.6%)
【要人発言】
欧州委員会
「第2、第3四半期のユーロ圏成長率見通しを「0.5-0.9%に上方修正」
ルエルプ独5賢人委員会委員長
「ドイツの雇用情勢、本当の転換点にはまだ至っていない」
日本財務省
「5/30-6/28の為替介入額はゼロ」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114 円68銭、ユーロ・ドル:1.2714 ドル、ユーロ・円:145円77銭、ポ
ンド・ドル:1.8369ドル、ドル・スイス:1.2329フラン
【ニューヨーク市場概況】
30 日のニューヨーク外為市場では、前月水準を維持した米コアPCE価格指数がイ
ンフレの落ち着きを示し、債券利回りが低下した影響からドルが一段安となった。
ドル・円は114円75銭から6/12以来の安値水準である114円17銭まで下落後、マクロ
ファンドや投機筋の買いに下げ止まり114円40銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは欧米の金利差縮小観測を受けて1.2708ドルから1.2794ドルまで上昇
し、ほぼ高値で引けた。ユーロ・円はユーロ・ドルの上昇に連れ145円71銭からスト
ップロスを巻き込み146円45銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.8362ドルから1.8499
ドルまで上昇した。ドル・スイスは1.2329フランから1.2216フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は8営業日続伸し一時74ドル台に達するなど、約2ヶ月ぶり高値水準まで
上昇した。8営業日続伸は2004年9月以降で最長、この間の上昇率は7.2%。今週末か
ら7/4の独立記念日に絡む飛び石連休に突入することでガソリン需要の急増が予想さ
れており、供給懸念から買いが強まった。
NYMEX原油先物価格は5/3以来の高値である74.15ドルまで上昇し、ほぼ高値73.93ド
ル(前日比0.6%高)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率は+4.3%とな
った。
本日の原油先物市場は独立記念日の飛び石連休を前に短縮取引となり、来週7/3は
休場となる。
【株式市場概況】
NY株式相場は小幅下落。独立記念日の連休を前に閑散とした取引となり、小幅な値
動きに終止する展開となった。セクター別では、自動車・同部品や医薬品・バイオ
テクノロジーが上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器や半導体・同製造装置
が軟調。リサーチ・イン・モーション(RIMM)は予想に一致する決算を発表して5.8%
上昇。またEMC(EMC)が210億ドルで買収することが明らかとなったRSAセキュリティ
(RSAS)が18.5%の急騰。一方でアップル(AAPL)はストックオプションを遡及付与して
いた疑いが浮上し下落。携帯端末のパーム(PALM)は慎重な売り上げ予想を示したこ
とで13.7%安となった。ダウ構成銘柄ではカーク・カーコリアン氏率いる投資会社が
GM(GM)に対してルノー及び日産との資本提携を促したことが明らかとなり、GMが
大幅上昇。結局ダウは40.58ドル安の11150.22、ナスダックは2.29ポイント安の
2172.09で取引を終了した。来週月曜日は独立記念日の前日となるため、米国株式市
場は午後1時までに取引時間が短縮される。
【通貨オプション】
ドル・円は昨日発表されたハト派寄りFOMC声明を受けて、引き続き下値を探る展
開が継続している。オプション市場では米独立記念日に絡む飛び石連休が控えてい
るにもかかわらず米利上げ打ち止め観測に伴うドル先安観に変動率は上昇してお
り、1ヶ月物は8.80%から8.950%、3ヶ月物は8.925%から8.975%、6ヶ月物は
8.625%から8.875%へそれぞれ上昇している。
リスクリバーサルでは、円先高観を受けた円コール買いが強まり25デルタ円コー
ル・ドルプット1ヶ月物は+0.750%から+1.000%、3ヶ月物は+1.100%から
+1.250%、6ヶ月物は1.375%から+1.525%へそれぞれ拡大している。
個別では112円50銭、112円といった下値ストライクオプションの買い意欲が目立
つ。
【経済指標】
米・5月個人所得:前月比+0.4%(予想+0.2%、4月+0.7%←+0.5%)
米・5月個人支出(PCE):前月比+0.4%(予想+0.3%、4月+0.7%←+0.6%)
米・5月コアPCE価格指数:前月比+0.2%(予想+0.2%、4月+0.2%)、前年比+2.1%
(予想+2.1%、4月+2.1%)
米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報:84.9(予想82.6)、速報82.4、5月
79.1
米・6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI):56.5(予想59.0)、5月61.5
【要人発言】
ブッシュ米大統領
「FRB理事にコロンビア大教授のミシュキン氏を指名」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.67 114.81 114.17 114.42
ユーロ・ドル 1.2715 1.2794 1.2704 1.2791
ユーロ・円 145.79 146.45 145.63 146.36
ドル・スイス 1.2332 1.2340 1.2216 1.2232
ポンド・ドル 1.8305 1.8499 1.8303 1.8484
株式市場:
NYダウ 11190.80 11235.63 11150.06 11150.22
ナスダック 2181.68 2183.48 2164.67 2172.09
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 5.247 5.187
米国債10年物 5.194 5.138
先物市場:
NY金先物 602.0 618.0 602.0 616.0
NY原油先物 73.60 74.15 73.55 73.93
シカゴ日経平均先物 15505 15560 15480 15500
(フィスコ) - 7月1日6時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060701-00000001-fis-brf