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「為替」 メドレーレポートで8月米利上げ観測後退116.71円⇒115.95円、原油72.50ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「メドレーレポートで8月米利上げ観測後退116.71円⇒115.95円、原油72.50ドル」ニ
ューヨーク概況 2006年6月28日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山
善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:23JST 「メドレーレポートで8月米利上げ観測後退116.71円⇒115.95円、原油72.50ドル」
【ロンドン市場概況】
27日のロンドン外為市場では、ドイツの6月IFO業況指数の上昇を受けたユーロ買い
で、ユーロ・ドルは1.2577ドルから1.2616ドルまで上昇したが、1.2640ドルレベルに
は売りオーダーが控えていたことから1.2562ドルまで反落した。ユーロ・円はIFO指
数の上昇と、福井日銀総裁問題に絡み日本の金融政策の先行き不透明感などから146
円16銭から146円65銭まで上昇が進み、ユーロ導入後高値を更新、ドル・円も116円05
銭から116円71銭まで上昇した。ドル・スイスは1.2415フランから1.2469フランまで
上昇し、ポンド・ドルは1.8249ドルから1.8192ドルまで下落した。
【経済指標】
ドイツ・6月IFO業況指数:106.8(予想105.0、5月105.6)
【要人発言】
トリシェECB総裁
「われわれが無条件に特定の行動を事前に確約することは決してない。われわれは必
要な時に必要なことを行う」(フィンランド紙)
「競争力強化に向け各国は労働生産性を改善すべき」(イタリア紙)
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「ECB、0.25%を超える利上げの可能性を排除しない」
「物価安定に対する上方リスクが増大している」
「次回理事会では物価リスクについて検討する必要」
独IFOエコノミスト・ネルプ氏
「ECB、利上げペースを加速する理由ない」
日銀「内規見直しで8人の外部有識者による諮問会議を設置、7月7日に結論」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円49銭、ユーロ・ドル:1.2570ドル、ユーロ・円:146円45銭、ポン
ド・ドル:1.8199ドル、ドル・スイス:1.2472フラン
【ニューヨーク市場概況】
27日のニューヨーク外為市場のドル・円は、米5月中古住宅販売の減少に伴う住宅
市場への懸念、メドレーレポートが米8月の利上げの可能性は不透明であると伝えた
ことを受けて116円55銭から115円95銭まで下落し、116円25-30銭で引けた。
ユーロ・ドルはECB関係者のタカ派発言を受けたユーロ圏追加利上げ観測に伴い中東
主導の買いに1.2562ドルから1.2611ドルまで上昇し、1.2575-80ドルで引けた。ユー
ロ・円はドル・円の下落に連れて146円56銭から146円07銭まで下落した。ポンド・ド
ルは1.8188ドルから1.8262ドルまで上昇した。ドル・スイスは1.2473フランから
1.2413フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は約3週間ぶりの高値に続伸し、一時72ドル台を回復する場面もみられた。
今週末から7/4の独立記念日に絡む連休に突入することでガソリン需要の急増が予想
されていることや「ルイジアナ州で石油タンカーの到着が遅延している」とのニュー
スが買い材料となった。NYMEX原油先物価格は72.50ドルまで上昇し、71.92ドル(前
日比0.2%高)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。朝方は小幅上昇して始まったものの、原油価格の上昇が続いてい
ることや5月中古住宅販売で在庫が大幅に上昇していたことが嫌気され、午後にかけ
て下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では、エネルギーが上昇した以外は全
面安となっており、特に半導体・同製造装置や自動車・自動車部品が軟調。スペイン
語放送局のユニビジョン(UVN)は137億ドルで投資ファンドによる買収に合意し上
昇。一方でイーベイ(EBAY)は、グーグル(GOOG)がペイパルに対抗するオンライン
決済サービスを開始するとの憶測から売られた。金融情報サービスのファクトセット
(FDS)は創業者が持ち株を大量に売却したことが明らかとなり3.3%安。ダウ構成銘
柄では、ゴールドマンサックスが慎重な見通しを示したゼネラル・モータース(GM)
が6.7%安。またデュポン(DD)はビベンディ(V)が保有していた1.8% 相当の株式
を売却したことで下落した。結局ダウは120.54ドル安の10924.74、ナスダックは
33.42ポイント安の2100.25で取引を終了した。明日からのFOMC(連邦公開市場委員
会)を前に、ポジション調整の動きが目立っている。
【通貨オプション】
ドル・円は福井日銀総裁の辞任観測を受けて116円71銭まで上昇し4/21来の高値を
更新した。オプション市場では、福井日銀総裁進退問題や今週後半に控えている米
FOMCに、変動率は堅調に推移しており1ヶ月物は8.600%から8.650%へ上昇、3ヶ月物
は8.625%で昨日比変わらず、6ヶ月物は8.675%から8.725%へ上昇した。
リスクリバーサルでは、上値を探る動きを受けて短期物円コール買い意欲は後退し25
デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.700%から+0.650%へ縮小、一方3ヶ月物は
+1.100%、6ヶ月物は1.375%で昨日と同水準での取引となっている。
個別では、円先安観の強まりに従い118円ストライクなどの上値ストライクの買い意
欲が目立った。
【経済指標】
米・6月消費者信頼感指数:105.7(予想103.5、5月104.7←103.2)
米・5月中古住宅販売:667万件、前月比1.2%減(予想664万件、4月675万件←676万
件)
【要人発言】
鶴海広報参事役「福井日銀総裁は職責全うの予定」
ポールソン次期米財務長官
「社会保障制度、医療制度改革、税付負担の軽減、資本市場と労働市場の柔軟性維持
が成長の主な鍵」「米国は中国人民元改革を今後も促す必要」
「景気拡大が赤字縮小に貢献」
「中国の改革は米国だけでなく、中国の関心でもある」
「中国通貨改革のためには、金融システム改革が最先課題」
「中国の金融市場における改革を中国独自の方法での改革を出来る限り速やかに進め
るよう奨励」「米国の競争力のある地位を維持、強化」
ラジア米CEA委員長議会証言(経済見通し)
「経常赤字を補てんするための海外投資が落ち込む可能性は少ない」
「米国への資金流入停止は世界経済にとっても深刻な悪影響になるが、こうした事態
がいきなり生じるとは考えていない。ただ、可能性を無視する事も無い。」
「米連銀は適切な対策をとるであろう」
「米景気の減速懸念があるがむしろ、非常に力強い経済成長から力強い成長へとの修
正」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 116.22 116.71 115.95 116.30
ユーロ・ドル 1.2596 1.2617 1.2562 1.2578
ユーロ・円 146.39 146.65 146.07 146.27
ドル・スイス 1.2436 1.2473 1.2413 1.2439
ポンド・ドル 1.8234 1.8263 1.8187 1.8214
株式市場:
NYダウ 11048.24 11064.09 10920.73 10924.74
ナスダック 2134.74 2139.43 2098.76 2100.25
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 5.272 5.233
米国債10年物 5.233 5.202
先物市場:
NY金先物 590.0 599.0 583.7 584.4
NY原油先物 72.20 72.50 71.60 71.92
シカゴ日経平均先物 15145 15155 14890 14890
(フィスコ) - 6月28日6時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060628-00000003-fis-brf