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アリアンツ保険、中国工商銀行(ICBC)に出資 世界を動かす国際金融
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「アリアンツ保険、38億ドルの中国案件に参画」の見出しの下、AIGと並ぶ世界最大の保険グループ独アリアンツ保険が中国最大の国有商業銀行、中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China)に出資、米ゴールドマンサックス、アメリカンエクスプレスとともに10%の資本参加を確定、と27日英フィナンシャルタイムズ紙が報じた。
10%のうち最大シェアを握るのは米ゴールドマンサックス(7%)。独アリアンツ保険が2.5%を出資し、アメリカンエクスプレスが残りを出資する内訳。
http://www.icbc.com.cn/e_detail.jsp?column=ICBC%2BNEWS&infoid=1138347805100&infotype=CMS.STD
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2006-01-27T123358Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-201298-1.html
既に書いたように中国4大国有商業銀行のうち、中国建設銀行に対しては米バンクオブアメリカが9%を出資。第二位の中国銀行に対しては英ロイヤルバンクオブスコットランドが30億ドルで10%を出資しており、今回は中国第一位の中国工商銀行に対して、米ゴールドマンサックスを中心とした3社連合が10%を握ったことになる。中国4大国有商業銀行のうち、残るは最も不良債権が多いといわれる中国農業銀行。果たしてこの銀行を誰が手にすることになるか。
背後の財閥を考えると、米ゴールドマンサックスはロスチャイルド系資本との関係が強い。アリアンツ保険も第二次世界大戦以降ロスチャイルドの影響を強く受けている模様。そしてアメリカンエクスプレスは、以前サンフォードワイルのもと、87年にリーマンブラザーズ(当時シェアソンリーマン)の株61%を所有していた時期もありロスチャイルド系金融機関と思われる。ちなみに現在の理事会メンバーを調べてみると・・・。
http://ir.americanexpress.com/phoenix.zhtml?c=64467&p=irol-govBoard
そうだ。あのバーノンジョーダン氏が籍を置いているのであった。バーノンジョーダン氏hはクリントン政権の影のフィクサー。ワシントンの究極のインサイダーといわれ、ビルダーバーグ会議の常連。以前は新生銀行の取締役会にも名を連ねていた国際政治経済の超重要人物。こういう繋がりがあったのか、なるほど、とサイトを閉じようとしたところ、ん?もう1人見覚えのある人物が・・・。シャーリーン・バーシェフスキー。クリントン政権でミッキーカンターの後任として米通商代表となり、日本市場こじ開けに吼え続けた泣く子も黙るあのバーシェフスキー。クリントン政権人脈がどうやらアメリカンエクスプレスにはあるようだ。
英RBSにはゴールドマンサックスインターナショナル会長でその他BPなど主要なロスチャイルド系怪物企業の取締役を勤める元ガットウルグアイラウンドの議長ピーターサザーランド氏がいることは書いた。RBSはロスチャイルド系のナショナルウェストミンスター銀行を飲み込んでいることから、中国4大国有商業銀行のうち、1位と2位にはロスチャイルド系金融機関が大きな影響力を行使できる立場を構築したと言えるか。昨年6月、ロスチャイルドグループは中国での影響力を強化するため、アヘン貿易以来中国市場で力のあるジャーディンマセソンをグループに招き入れたニュースが報じられていたが、これが奏功した結果なのか。
中国建設銀行のバンクオブアメリカはよく分からないが、ここにはスタンダードオイルからシティバンク→新生銀行とデビッドロックフェラー氏と共に歩んだ八城氏が取締役に入っていることから、どちらかと言えばロックフェラー系なのであろう。
話を戻すと、アリアンツは中国国有銀行に出資する唯一の保険会社。アリアンツは保険業というよりも巨大金融グループと言った方が適切であるが、狙いは中国工商銀行の窓口を使った保険販売によるシナジーもある。今後アリアンツ保険が中国のリテール保険分野でプレゼンスを構築するとともに、中国工商銀行の融資先企業とのコマーシャル案件でも力を発揮することが予想される。