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「為替」 アジア地政学的リスク絡みの円売り一巡感、ドル・円弱含み115.16円/ニューヨーク外国為替市場概況
「アジア地政学的リスク絡みの円売り一巡感、ドル・円弱含み115.16円」ニューヨ
ーク概況 2006年6月20日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:21JST 「「アジア地政学的リスク絡みの円売り一巡感、ドル・円弱含み115.16円」
【ロンドン市場概況】
19日のロンドン外為市場では、ユーロ・ドルは1.2600付近が戻り売りで重く、
1.2599ドルから1.2582ドルまで下落、ドル・円は115円50銭付近の押し目買いに下げ
渋り、115円56銭から115円75銭に強含んだが、ユーロ・円の売りに押され115円50銭
まで下落、ユーロ・円は145円51銭から145円74銭に上昇後ファンド筋の売りで145円
39銭まで下落した。ポンド・ドルは1.8424ドルから1.8468ドルで、ドル・スイスは
1.2362フランから1.2380フランで取引された。
【経済指標】
ユーロ圏・4月貿易収支:-20億ユーロ(予想-10億ユーロ、3月+6億ユーロ←+12億ユ
ーロ)
【要人発言】
中国人民銀行
「マネーサプライや信用の伸び抑制のため、一段の対策をとる」
「人民元、適切で均衡のとれた水準で基本的に安定を維持」
「人民元相場は市場の需給に基本的な役割を委ねる」
「過剰な投資の伸びのモメンタムを抑制する」
ウェーバー独連銀総裁
「ECB、物価安定維持のため予防的かつ断固として行動すべき」
「ユーロは容認水準より高い」
「インフレは容認水準以上にあり、警戒が必要」
リーカネン・フィンランド中銀総裁
「ECBの金利は依然低水準、必要に応じて行動する」
独産業連盟
「2007年独GDP伸び率、改革実施なら2%達成も可能」
西室財政制度等審議会会長
「FRB議長ら、福井総裁失うことは日本にとって極めて残念との認識」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:115円57銭、ユーロ・ドル:1.2594ドル、ユーロ・円:145円42銭、ポン
ド・ドル:1.8473ドル、ドル・スイス:1.2371フラン
【ニューヨーク市場概況】
週明け19日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は東京市場から続く北朝鮮ミサ
イル発射可能性のニュースに絡む円安の流れを受けて一旦115円74銭まで上昇した
が、オプション防戦売りやクロス・円などの利食い売りに押されて115円16銭まで反
落した。リアルマネー筋の押し目買いに下げ止まり115円45銭前後に戻して引けた。
ユーロ・ドルはアジア地域の地政学的リスクに伴うドル買いに1.2594ドルから
1.2552ドルまで下落したが、中銀筋の買いなどに下げ渋り1.2575ドル前後で取引を
終えた。ユーロ・円は145円50銭から利食い売りに押され、短期筋のストップロスを
つけ144円85銭まで下落した。ポンド・ドルは1.8473ドルから1.8370ドルまで下落し
た。ドル・スイスは1.2364フランから1.2435フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場はイランの核開発活動の規模縮小観測を受けて下落した。18日付の英FT紙
が匿名のイラン当局者の話をもとに報じたところ、イランはウラン濃縮活動を停止
しないものの、活動規模を縮小させる用意があり、欧州連合による包括的見返り案
への対案を向こう2週間以内に提示する見通しにあるようだ。イランの核開発活動に
関する軟化姿勢が売り材料となり、NYMEX原油先物価格は一時68.55ドルまで下落
し、68.98ドル(先週末比1.3%安)で取引を終えた。
【株式市場概況】
米株式相場は下落。朝方は小幅上昇して始まったものの、金利が上昇傾向にあるこ
とや6月の住宅市場指数が11年ぶり低水準に低下したことが嫌気されて緩やかに下落
する展開となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスと自動車・同部品が
上昇した以外は全面安となり、特に素材やエネルギーセクターの下落が目立った。
ドイツのシーメンス(SI)はノキア(NOK)と携帯端末部門を統合することで合意し5.1%
高。またJPモルガンが投資判断を引き上げた保険大手のジェンワース(GNW)や好決算
を発表した中古車販売のカーマックス(KMX)も上昇した。一方、IP電話のボーネージ
(VG)がベライゾン(VZ)から特許侵害で訴訟を起こされたことで11.7%安。サーキッ
トシティ(CC)は予想を上回る決算を発表したものの、期待が先行していた為に売り
に押された。ダウ構成銘柄では、原油価格の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)
が下落。結局ダウは72.44ドル安の10942.11、ナスダックは19.53ポイント安の
2110.42で取引を終了した。冴えない住宅市場指数を受けて住宅メーカー株が軟調推
移となったこともあり、明日発表予定の住宅着工件数に注目が集まっている。
【通貨オプション】
ドル・円は、「北朝鮮ミサイル発射の可能性」のニュースを受けて円売りが先行
し4/24来の円安となるが、その後円売りは続かず、手掛かり材料難で閑散相場とな
った。オプション市場では、1ヶ月物は8.300%から8.35%へ小幅上昇するが、3ヶ月
物は8.625%から8.475%、6ヶ月物は8.725%から8.675%へそれぞれ低下した。
リスクリバーサルでは、動意乏しく25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.75%で先週末比変わらず、3ヶ月物は+1.10%から+1.15%小幅拡大、6ヶ月物は
+1.475%で先週末比変わらずでの取引となっている。
【経済指標】
特に無し
【金融政策】
ハンガリー中銀:政策金利0.25ポイント引き上げ6.25%に
【要人発言】
ライス米国務長官
「北朝鮮のミサイル発射は“挑発的行動”」
フィッシャー米ダラス連銀総裁(投票権無)
「インフレが醜い頭をもたげぬように警戒が必要」
「米国の成長は著しい」
「米国の成長は第1四半期のペース継続はできないが、原油高にもかかわらず継続可
能のペースで拡大」
「連銀はインフレ抑制と成長拡大を継続させる事が仕事」
「雇用がインフレ無しの成長をもたらす」
「連銀は単発での指標に反応するのでなく、長期的な視野が必要」
「金利のタイムラグの影響が常に連銀で問題にあがる」
「住宅市場は減速してはいるものの、危機的な状況はこない」
「スタグフレーションの可能性はない」
グイン米アトランタ連銀総裁(投票権有)
「米財政赤字に対処必要」
「米経済拡大は緩やかな成長ペースへ減速を始めている」
「不動産市場の減速は個人消費を押し下げる」
「インフレは問題」
「コアインフレは容認水準以上」
「インフレリスクは上昇」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 115.62 115.75 115.16 115.55
ユーロ・ドル 1.2590 1.2599 1.2552 1.2575
ユーロ・円 145.56 145.74 144.85 145.29
ドル・スイス 1.2370 1.2435 1.2364 1.2408
ポンド・ドル 1.8437 1.8485 1.8370 1.8414
株式市場:
NYダウ 11014.87 11057.61 10907.29 10942.11
ナスダック 2136.46 2138.77 2104.38 2110.42
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 5.169 5.175
米国債10年物 5.126 5.137
先物市場:
NY金先物 571.5 578.4 571.0 572.4
NY原油先物 69.35 69.35 68.55 68.98
シカゴ日経平均先物 14925 14975 14740 14755
(フィスコ) - 6月20日6時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060620-00000001-fis-brf