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http://www.fairtrade-jp.org/About_Fairtrade/About_Fairtrade.html
フェアトレードとは
フェアトレードのマークのついた製品は、環境に優しい農業やよりよい組合の運営などに取り組む生産者に対して、生産者が本当に必要な代金を前払いしたり、長期の取引を保障しているものです。定期的な収入を得ることによって、生産者は安定した生活を送り、それにより彼ら自身で社会を発展させ、また土や水に無理な負担をかけることなく良質な作物づくりに励むことができるのです。
フェアトレードは、1960年代に、経済的、社会的に立場の弱い生産者に対して通常の国際市場価格よりも高めに設定した価格で継続的に農産物や手工芸品などを取引し、発展途上国の自立を促すという人道的側面が強い社会運動としてヨーロッパから始まりましたが、現在では、経済的、社会的、環境的問題のバランスをとる持続可能な発展のための社会的措置であると認識されています。
当初、草の根活動だったフェアトレードは、現在では世界的ネットワークを形成し、何千もの小規模生産者グループや貿易会社、そして何千万の消費者に直結する貿易システムを組織するまでになりました。
中南米、アフリカそしてアジアの40カ国以上で500万人の生産者が、フェアトレードの恩恵を享受していると推定されます。たとえば、ニューヨーク市場のコーヒー・アラビカ豆の国際市場価格、ロンドン市場のコーヒー・ロブスター豆の国際市場価格と、フェアトレード・コーヒーの最低価格を比較すると、コーヒー農家が得る特別利益は、総額30億円に近い額になります(2001年の価格に基づく計算による)。(FLOより)
一般のマーケットにフェアトレード商品を広めるために、基準を作り、それを消費者に知らせるラベル運動は、1988年オランダでマックスハベラーとして、1992年にはドイツでトランスフェアインターナショナルとして組織されました。現在、IFAT(International Federation for Alternative Trade)が、200以上のフェアトレード企業と生産者組織を取り扱い、また、FLO(Fairtrade Labeling Organizations International,[国際フェアトレードラベル機構」)が、2005年12月現在、500以上のの生産者団体及び550の関連企業と連帯して、アメリカ、カナダ、ヨーロッパや日本などの20カ国の国レベル組織の代表として世界的に活動を広げています。
2004年のフェアトレード製品の全世界での売上高は、4億ドルを突破したと推定され、その市場は急拡大しています。世界での平均売上高は、2002年から2003年に年率約31%の上昇を記録し、アメリカが93%、イタリアが253%フランスが54%、ノルウェーが53%の成長率でした。
FLOフェアトレード規格は、コーヒー、紅茶、チョコレート、砂糖、はちみつ、バナナやマンゴなどの果物、ドライフルーツ、フルーツジュース、
米、ナッツ、香辛料、ワイン、綿製品、ジャガイモやえんどう豆の野菜、サッカーボールに定められており、さらにパパイヤなどのトロピカルフルーツ、オリーブ、エビなどの魚介類、その他の熱帯産の日用品に対する規格が定められようとしています。日本で取り扱われているフェアトレード・ラベル認定商品は、このうち、コーヒー、紅茶、チョコレート、はちみつ、などです。