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□一貫性のない呆れた東証改革 [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=15gendainet02026819&cat=30
一貫性のない呆れた東証改革 (ゲンダイネット)
信頼低下にまた拍車がかかるんじゃないか。
東京証券取引所は、投資家が株式を売買する際に必要な最低金額を5万円に設定する方針。13日に開かれる与謝野馨金融担当相の私的懇談会に報告した上で、22日の取締役会で正式決定する。
理由は、「小口の取引が増えて売買システムに過度な負担が掛かるのを防ぐ」ためという。今年1月のライブドア事件後の急激な売買件数の増加で、東証のシステムがパンク寸前になり、取引の全面停止という前代未聞の事態に陥ったのは記憶に新しい話。株式分割を繰り返したライブドア株は1株数百円で売買できたため、投機的な取引が膨らみ、システムを圧迫したと東証では見ているのだ。
だが、ちょっと待って欲しい。個人投資家が株取引しやすいように売買単位を自由化したのはわずか5年前、2001年のことだ。
「原則1000株だった売買単位が引き下がったことで、個人投資家のすそ野が広がったのは事実。なのに一転、今度は制度を引き締めるというのか。取引停止を招いたのは、システム増強が遅れたという東証自らの責任です。それをライブドア株のせいにするとは。取引所としての一貫性のなさと、相変わらずの無責任体質には呆れます」(金融ジャーナリスト)
先日、ニューヨーク証券取引所の持ち株会社であるNYSEグループと欧州の証券取引所運営会社ユーロネクストの合併が発表された。大西洋をはさんで世界最大の証取運営会社が誕生するのを横目に、東証の地位は弱体化するばかりだ。
「小手先の制度改正で組織防衛ばかり考えていると、欧米どころか香港やシンガポール市場にすら負けることになりかねません」(金融関係者)
東証改革に残された時間は長くない。
【2006年6月12日掲載記事】
[ 2006年6月15日10時0分 ]