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(回答先: ルーブル建て原油取引開始：プーチンが落とした巨大爆弾-ロシア政治経済ジャーナル- 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 6 月 15 日 10:37:52)
相場表はこちら。
http://www.rts.ru/?tid=583
"Futures contract on gold and oil"のところです。
"UR"とあるのがウラル原油で、アメリカドルでの取引です。
この先物取引は、現物の受け渡しをしない現金決済取引です。最終清算価格はど
のように決めるかというと、プラッツ（McGraw-Hill社の一部門である世界的な
エネルギー情報サービス供給者）
http://www.platts.com/
が調査、算出するルーブル建てウラル原油（バルチック海CIF）価格を使用して
いるようです。つまり決済期限における先物の価格は現物のルーブル建てウラル
原油価格とほぼ一致します。ドル建てではありませんが、東京工業品取引所に上
場されている中東産原油先物と似たようなものです。
ドル建て取引としたのは、世界の他の原油市場（たとえばNYMEXのライトスゥー
ト原油や店頭市場）との裁定を取ったりする際の利便性を考えてのことでしょう。
RTSは「当業者だけでなく、金融市場の参加者や個人投機家も参加してほしい」
ようで、なかなか熱心です。ただ「プーチンが落とした巨大爆弾」というにはあ
まりにも大げさで、どちらかというとRTSを世界的な金融マーケットにしようと
いう意思の現れと捉えたほうがよいのではないでしょうか。これによりドル基軸
体制の崩壊が加速されることはないと思います。
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