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(回答先: ユーロ圏財務相会合―― 「ユーロ高、危険水域の恐れ」 【ロイター】 投稿者 hou 日時 2006 年 6 月 10 日 00:06:24)
ユーロの金融政策は、大丈夫なのだろうか?
欧州中央銀行は、あれだけインフレを意識して、市場に警報を発した割には
控えめな行動に驚いている。
まだ金利は3%にもなっていないのである。
これでは、ユーロは空中分解の可能性もあるといっているようなものではないのか?
[ニューヨーク 8日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は8日、利上げ決定後の会見で早期追加利上げがあるかどうかの明確なサインを示さず、目先のユーロ相場の見通しに影を落とした。
ECBはこの日の理事会で主要政策金利である定例買いオペの最低応札金利を0.25%引き上げ、2.75%にすることを決めたが、0.50%の利上げを予想していた向きにとっては期待外れといってよく、トリシェ総裁も、今後2カ月間の理事会でECBがどう動くか、ヒントは示さなかった。
トリシェ総裁はインフレに関連して「警戒(vigilance)」という言葉を使わなかった。一般的にアナリストらはこの言葉について、政策担当者が利上げをしようとする際のサインと解釈している。
リーマン・ブラザーズのニューヨーク為替戦略責任者、デービッド・モツィーナ氏は「金融政策が依然緩和的であると認めたことを考慮すると、ECBは成長について引き続き楽観的であり、インフレ圧力については用心しており、引き締めバイアスを維持している」と指摘しながらも、「しかし、ユーロ強気筋は、何よりも”警戒”の単語を求めていたのだろう」と分析した。
トリシェ総裁の言及がなかったことを受けて8日の外為市場でユーロの対ドル相場は急落し、1ユーロ=1.2626ドルの1カ月ぶり安値を付けた。
利上げが0.50%でなく0.25%にとどまった直後にユーロ売りの第1波が見られたが、その後のトリシェ総裁の発言に四半期0.25%の利上げペースを加速するような内容がなかったことが、より大規模なユーロ売りにつながった。
ゴールドマン・サックス(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、ジェンズ・ノードビッグ氏は、特にトレーダーらの見方が大きくユーロ高に傾いていたことを考えれば、「現在のユーロの水準は理にかなっている」と述べた。