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□新興市場「無間地獄」いつまで続くのか [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2037350/detail
新興市場「無間地獄」いつまで続くのか
ドツボにはまった個人投資家が、さらなる下げの恐怖におののいている。とりわけ深刻なのが新興3市場。きのう(30日)は、ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスのいずれもが年初来安値を更新したのだ。
個別銘柄をみれば、その下落ぶりは歴然だ。年初来高値と30日の終値を比べると、軒並み半値以下に落ち込んでいる。テレビ東京ブロードバンドのように1月25日に214万円をつけておきながら、80万6000円まで下げたケースも。下落率62%だ。インデックスやUSENといった人気銘柄の凋落も目立つ。
「最近の下げの主役は個人です。信用の買い残が5兆円以上もある中での下げですから、彼らは危機的状況に置かれている。追い証懸念から、換金売りや投げ売りが止まらない。この動きがさらなる下げにつながる。無間地獄です」(兜町関係者)
しかし、この下げの連鎖、何がきっかけなのか。ライブドア事件以降の新興企業不信が根っこにあるといわれているが、それだけではない。市場にはある“仕掛け説”が流れているという。
「4月下旬にワシントンで開かれたG7財務相・中央銀行総裁会議の後から株安傾向が始まったことから、金利上昇を心配した各国の財務省グループの思惑が絡んでいるとの説です。利上げをしにくい状況にするために、ヘッジファンドや国際金融資本を使って株安に仕向けた。その大きなうねりに翻弄されたのが個人投資家というわけです」(ベテラン証券マン)
真偽はともかく、早期利上げの動きが遠のいたのは事実。そろそろ下げ止まりか。
「いや、そう楽観は出来ない。信用残の整理があと1〜2カ月はかかるうえ、政局の不透明感もあり、外国人の売り越し基調が変わらないからねえ。日経平均は1〜2カ月は冴えない展開が続く。新興は傷が深いだけに、半年ぐらいは厳しい状況が続くかもしれませんよ」(前出の証券マン)
個人投資家にとってはツラい日々が続くことになる。
【2006年5月31日掲載】
2006年06月03日10時00分