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□成田改装でスターアライアンス集結 [ゲンダイ]
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【ビジネス&企業News】
2006年5月30日掲載
成田改装でSアライアンス集結
ANA 国際線 大攻勢
準備万端。モーレツな攻勢で、宿敵を追い上げる態勢が整った。
6月2日、成田空港の第1ターミナルに南ウイングが誕生する。この南ウイングが「最大の武器」だ。ここにANAが加盟する国際航空連合「スターアライアンス」10社が集結し、乗り継ぎの便利さなどでライバル連合を引き離す作戦だ。
「2→1 成田第1ターミナルへおひっこし!」。5月中旬からテレビCMも流れるANAの「引っ越し」告知。CMは伊東美咲扮するスッチーらが犬を追いかけながら2→1に大移動するコミカルな内容だが、ANAのヤル気度は半端じゃない。
山元峯生ANA社長は「いよいよアライアンス激突の時代だ」と強気発言。国際線の売り上げ規模がJALの約3分の1に甘んじているだけに「南ウイング作戦」で猛追する覚悟だ。
スターアライアンスは、ANAのほか、米ユナイテッド、エア・カナダ、独ルフトハンザ、オーストリアなど18社(07年末には20社)が参加。52カ国、842空港をネットワークする。
利便性はどう高まるのか。ひとつは乗り継ぎ時間の短縮だ。国内→国際は、最低110分の間隔が必要だったが、今後は60分でいい。国際→国内は同じく130分が75分、国際→国際は110分が45分と短くなった。
「スターアライアンスがひとつのターミナルに集まったからこそ実現できた時間短縮です。自動チェックイン機も14台だったものを126台に増やします。しかもユナイテッド、エア・カナダ、オーストリアの各航空会社も利用可能です」(ANA関係者)と自信たっぷり。
第2ターミナル、第1ターミナル北ウイングなどに分散していたスターアライアンス加盟各社が、1カ所に集結するだけで、これだけの効果があるのだから、ANAだって実現に必死だったはず。
「成田空港のビルを運営する成田国際空港(株)への売り込みはすごかったでしょう。ただ空港側も世界に先駆けた空港として評価が高まる。お互いにメリットは大きいと思います」(航空関係者)
ワンワールド(アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズなど)に参加予定のJALの新町敏行社長も負けてない。「ワンワールドでまとまって利便性を向上させていく」と、こちらも結束を強調した。南ウイング効果で、国際線の収入増を10億〜20億円とはじくANAの大攻勢。大逆転の日は来るのか。