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(回答先: 日銀、2日続け即日供給5千億円 短期金利上昇を警戒 【朝日】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 31 日 13:22:27)
日本株(終了)日経平均終値は2月来の15500円割れ、世界株不安 (ブルームバーグ)
2006年5月31日(水)17時26分
5月31日(ブルームバーグ):月末の東京株式相場は大幅続落。日経平
均株価の終値は2月20日以来、約3カ月ぶりに心理的な節目の1万5500円を
割り込んだ。米国の個人消費の伸び悩みを受け、景気後退不安から前日の米国
株式市場が大幅に下落。欧州や中南米、インドなどの株価も軟調だったことで、
世界同時株安への不安が再燃した。
業種別では米国の消費後退を懸念して、トヨタ自動車や日産自動車などの
自動車株、ソニーや松下電器産業などの電機株といった輸出株に朝方から売り
が先行。ボーダフォン日本法人の大幅減益で、親会社のソフトバンクも安い。
株式市場の長引く低迷から国内消費や景気回復にも不安が出始め銀行、小売り、
不動産、証券などの内需関連株にも売りが広がった。
一方、規模別で見ても、前日まで上昇していたTOPIXコア30指数は
下落し、構成銘柄の新日本製鐵やJR東日本、武田薬品工業など流動性の高い
大型株の弱さも目立った。
東証業種別33指数の騰落状況は、上昇が32業種、下落が水産・農林業の
1業種のみで、ほぼ全面安。東証1部の値下がり銘柄数は1445、値上がり銘柄
数は212。
日経平均株価の終値は前日比392円12銭(2.5%)安の1万5467円33銭。
TOPIXは同32.82ポイント(2.0%)安の1579.94。東証1部の売買高は概
算で19億4610万株。
東海東京証券の斉藤慶久エクイティ部長は「休場明けの米国株で、ある程
度の下落は覚悟していた。ただ、ダウ工業株30種平均の180ドル以上の下げ、
ナスダックの40ポイント以上の下げは、市場参加者の想定を超えた下落だっ
た」と指摘した。
その上で斉藤氏は、「きょうの下落を見ると、先週までのリバウンドは、
やはりリバウンドに過ぎず、トレンドは依然として下向きなのかと思う。イン
ドなどのアジア株や欧州株など、このところ海外市場の動きは無視できない」
と述べた。
東芝の株価が一時、7年ぶりに日立を抜く
東芝の株価が一時、1999年3月9日以来、約7年2カ月ぶりに日立製作所
の株価を上回った。日立は直近高値を付けた4月21日から下落傾向となって
いた一方、東芝は3月8日に年初来安値を付けた後、緩やかに上昇していた。
東芝の2007年3月期の1株利益予想は28円で、今期予想PER(株価収
益率)は26.7倍。これに対し、日立の07年3月期の1株利益予想は16.5円
で、今期予想PERは45.8倍と、相対的な割高感がある。
外国人売りの観測続く
この日の東京株式市場は、前日発表された5月の米消費者信頼感指数が前
月を下回ったこと受け、米国景気への弱気な見方が広がり、朝方から大幅安で
取引が始まった。外資系証券経由の注文状況が、5営業日続けての売り越しに
なったことも、需給面で投資家心理の悪化を助長。さらに日経平均が、チャー
ト上の分岐点と注視されていた24日に付けた直近安値1万5508円を下抜ける
と、ヘッジ売り、仕掛け的な売りも誘発された。
午前の取引中ごろから午後の前半までは幾分持ち直す場面があったが、イ
ンド市場のムンバイSENSEX30種指数の下げ幅を5%台まで拡大。ジャス
ダックなど国内新興市場も下げ止まらないことから、東証1部市場でも再度売
り圧力が増大。東京市場でも売りが加速。取引終了にかけて下値を探った日経
平均は一時、400円以上安い場面もあった。
この日の下落の発端が米国消費の後退懸念だけに、日本時間今晩に発表さ
れる米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で米国の金融政策を見極めたい
として、積極的に買いを入れにくい状況もあった。
5月の米消費者信頼感指数は前月を下回る
米民間調査機関のコンファレンス・ボードが30日に発表した5月の米消
費者信頼感指数は103.2と、前月の109.8(速報109.6)を下回った。今回の
低下幅は、昨年に大型ハリケーン「カトリーナ」の影響でエネルギー価格が高
騰した時以来の最大となった。
これを受け、米国株式相場は下落。消費者信頼感指数が前月から低下した
ことに加え、原油価格の上昇、さらに小売り大手ウォルマートの5月の既存店
売上高が伸び悩んだことが影響した。ダウ平均は同184.18ドル(1.6%)下落
の11094.43ドル。ナスダック総合指数は同2.1%下げた。S&P500種は2週
間で最大の値下がりとなった。
スワースモア・グループ(ペンシルベニア州ウェストチェスター)で16
億ドルの資金運用に携わるカート・ブラナー氏は、「景気はやや減速しており、
ガソリン価格の上昇が消費者の家計を圧迫している」とコメントした。
マザーズは04年11月来の1400ポイント割れ
この日は3市場の指数が5営業日続落し、年初来の安値を更新した。特に
東証マザーズ指数は2004年11月1日以来、約1年7カ月ぶりに1400ポイン
トを割った。ジャスダック指数は前日比1.78ポイント(1.7%)安の101.60。
東証マザーズ指数は同56.85ポイント(4.0%)安の1370.70。大証ヘラクレス
指数は同101.33ポイント(4.3%)安の2236.13。
ジャスダック市場では、より厳格な監査を行う説明があったため、金融庁
の業務停止処分後、引き続き中央青山監査法人を9月1日から会計監査人に選
任すると発表した日本ゲームカードが急落。4月に提携を決めた神奈川県のホ
テル・ブライダル事業者、サン・ライフを引受先として4億3200万円の第三
者割当増資実施を発表するとともに、サン・ライフ株5.28%を取得したニチリ
ョクが反落。インデックス、NIF SMBC、インテリジェンスも安い。
半面、リストラ費用がかさんで06年3月期は赤字だったものの、07年3
月期は黒字転換すると予想した川辺が急反発。楽天、アーク、ワットマンは買
われた。
東証マザーズ市場では、第1四半期の業績が前年同期を下回った日本ケア
サプライが大幅続落。7月1日付で1対3の株式分割を実施すると発表したデ
ィー・ディー・エスも反落した。サイバー・コミュニケーションズ、タカラバ
イオ、新日本科学も安い。
半面、CEOの退任を決め、複数の投資事業組合を引き受け先として約48
億円の第三者割当増資の実施を発表。財務体質の改善とアジアの不動産や有価
証券への投資を強化するアイ・シー・エフが反発。ベストブライダル、篠崎屋、
サイバーエージェントも高い。
大証ヘラクレス市場では、円安、原油高などのコスト高でも低価格路線を
維持したため、収益力が極端に低下。06年3月期の連結決算が大幅減益となり
07年3月期は、さらにそれを下回る利益になると発表した加工食品のミホウジ
ャパンが52週安値を更新し、ヘラクレス市場の値下がり率1位。クオール、
翻訳センター、大阪証券取引所も安い。
半面、イーシステム、ダイナック、ギャガ・コミュニケーションズが高い。
ヘラクレス上場のSBIフューチャーズは初値付かず
オンライン専業の商品先物取引会社、SBIフューチャーズが31日、大
証ヘラクレスのグロースに新規上場した。公募価格17万円買い気配で始まり、
38万6000円まで気配値を切り上げたが、売買は成立しなかった。終了時の差
引買い注文は2600株。
一方、前日札幌証券取引所のアンビシャスに新規上場した健康コーポレー
ションは、上場2日目にようやく19万4000円の初値が付いた。公募価格5万
6000円からの上昇率は3.5倍。初値で計算した時価総額は110億円。
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東京 松井 博司 Hiroshi Matsui hmatsui@bloomberg.net
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