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□市場は第2のブラックマンデー前夜 [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=29gendainet02026534&cat=30
市場は第2のブラックマンデー前夜 (ゲンダイネット)
上場企業の好決算が続くのに株価が上がらない。きのう(25日)も、213円安の大幅反落で、この2週間で1割以上の下落だ。日本だけではない。株安は世界的な傾向で、各国の株価は5月上旬と比べると米国4%、英国・ドイツ9%、ブラジル13%、インド16%、ロシア26%と軒並み下がっている。こうなると何か悪い兆候ではないかと心配になるが、元ゴールドマンサックス投信社長の山崎養世氏は「ブラックマンデー前夜と似ている」と言うのである。
「1987年10月、NY株が22.6%も下落して世界に連鎖したブラックマンデー。この時と現在には共通点が3つあります。第1にアメリカのFRB(米連邦準備制度理事会)の議長交代です。今でこそ“神様”のようにいわれるグリーンスパンですが、ボルカーと交代した時、市場は『WHO?』と不安がったのです。今回もバーナンキがCNBC記者に『私が利上げに消極的だという見方は間違っている』と言ったため、利上げ休止を織り込んでいた市場は乱高下した。慌てて『判断ミスだった』と打ち消したが、すっかり信用を失ってしまったのです。
第2がインド・ブラジル・ロシアの株暴落です。19年前のNY株暴落も新興市場の下落が予兆でした。そして第3が『株価は金利に逆らえない』という鉄則です。19年前も伸びきった株価が一挙に下落したのは短期金利の上昇でした。そして今も米国の短期金利は04年から上がり続けて上昇を止められない。原油高による製品価格の上昇が続いているからです。しかも、当時と比べてヘッジファンドの規模がははるかに巨大になっていますから瞬時に株価に反映するのです」
中国などがジャブジャブと原油を買っているのに、イラン、イラクは産出量が先細り。まともなのはサウジくらいだから原油価格の高騰はこの先も続く。すでに外国人投資家は日本から撤退を開始しているから、個人投資家も調子に乗ってると大ヤケドする可能性が出てきた。
【2006年5月26日掲載記事】
[ 2006年5月29日10時0分 ]