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□新生ダイエー 2年目の試練 [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=26gendainet02026425&cat=30
新生ダイエー 2年目の試練 (ゲンダイネット)
外部招聘の2トップで再生――再生機構の支援を受け経営再建中のダイエーが、今週26日で新体制発足後1年を迎える。
林文子会長、樋口泰行社長のコンビで復活に向けて取り組んできたが、これまでは店舗閉鎖、希望退職募集など『負の整理』が大半で、目に見える成果は挙がっていない。06年2月期決算(単独)は営業損益、経常損益ともに8年ぶりの赤字に転落した。結果を問われる2年目、ダイエーの行く手に何が待ち構えているか。
●2トップ
「気になるのは2人のトップの関係です。樋口さんの去就に注目する人もいます」(流通関係者)
社内の評価はどうか。ダイエー関係者がこう漏らす。
「残念ですが、林会長は実務が分かっていないし、樋口さんは決断力がない。昨年来、ベテランの社員が何人も社を去ったのですが、トップを信頼していれば、そんなことにはならなかったと思いますよ」
●思惑
不安の種はそれだけではない。バックにいる再生機構とスポンサー企業の丸紅の思惑が異なるというのだ。ベテラン流通ジャーナリストの見方はこうだ。
「丸紅サイドは、立て直しが厳しいとみるダイエー本体よりも、むしろグループのマルエツやセイフーなどを一本化して大きくしたいという意向だとみられています。一方、業務の最終年度を迎える再生機構は、再建計画にメドを立てた上で、国内外の新スポンサーに丸ごと売却したいと考えているフシがある。両者の思惑違いが、今後の再建にどう影響を及ぼすか」
微妙な問題だ。
●結果
再生機構とダイエートップの関係も良好とは言いがたい。「再生は時間の問題」とする機構関係者は「店舗閉鎖や非中核事業の売却、新型店の出店など、どれもスピードが遅い」と注文をつける。これに対し「出店を急いでも採算が合わなければ意味がない」と反論する。
早急に結果を出したい再生機構と、「小売業の再生に奇策はない」とする樋口社長の溝は埋まるのか。
ダイエーの再生は一筋縄ではいきそうもない。
【2006年5月23日掲載記事】
[ 2006年5月26日10時0分 ]