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「為替」 予想下回る米Q1GDP改定値でドル下落111.67円、原油急伸71.38ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「予想下回る米Q1GDP改定値でドル下落111.67円、原油急伸71.38ドル」ニューヨー
ク概況 2006年5月26日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:42JST 「予想下回る米Q1GDP改定値でドル下落111.67円、原油急伸71.38ドル」
【ロンドン市場概況】
25日のロンドン外為市場では、米経済指標の発表を控え、全般的なポジション調
整のドル売りが一時優勢になり、ユーロ・ドルは1.2764ドルから1.2800ドルまで上
昇、ポンド・ドルは1.8684ドルから1.8741ドルまで上昇、ドル・スイスは1.2180フ
ランから1.2147フランまで下落、ドル・円は112円71銭から112円38銭まで下落し
た。ユーロ・円は売りが出て143円96銭から143円69銭まで下落、また、NZドルの買
い戻しも目立ち、NZドル・ドルは0.6367レベルから0.6408レベルまで上昇した。ド
ル売り一巡後はドルの買い戻しがみられ、ユーロ・ドルは1.2765ドルに反落、ポン
ド・ドルは1.8688ドルに反落、ドル・スイスは1.2179フランに反発し、ドル・円は
112円65銭に反発した。
【経済指標】
英・1-3月期のGDP改定値:前期比+0.6%(予想+0.6%、速報値+0.6%)
【要人発言】
劉明康・中国銀行業監督委員会委員長
「中国、不動産購入向けの銀行貸出を抑制する必要」
格付け会社フィッチ
「中国、力強い成長が一段の金融引き締めを促す可能性」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:112円29銭、ユーロ・ドル:1.2766ドル、ユーロ・円:143円27銭、ポン
ド・ドル:1.8701ドル、ドル・スイス:1.2191フラン
【ニューヨーク市場概況】
25日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米1-3月期のGDP改定値が予想を下
回る水準にとどまった事や「米シンクタンクが日本の利上げを予想している」との
話題を受けて112円32銭から111円67銭まで下落し、ほぼ安値111円75銭前後で引け
た。
ユーロ・ドルは「ロシアは外準通貨のユーロ割合を増やす」とのニュースやスノー
米財務長官の辞任観測を受けて1.2753ドルから1.2819ドルまで上昇し、高値圏
1.2800ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円は日本の金利先高観が強まり143円34銭
から142円83銭まで下落した。ポンド・ドルは1.8667ドルから1.8747ドルまで上昇し
た。ドル・スイスは1.2204フランから1.2150フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は、堅調な米景気拡大に伴う需要増加観測を受けて大幅高となった。本
日発表された米1-3月期のGDP改定値が速報値から上方修正され、2年半ぶりの高水準
を記録したことから原油消費の拡大観測が強まった。なお、米国の消費量は世界全
体の25%程度を占める模様。また、イラン核問題を巡りロンドンで行なわれた国連
安保理の常任理事国5ヶ国+ドイツの6ヶ国高官会合において結論が出なかったことも
買い要因となった。NYMEX原油先物価格は71.38ドルまで急伸し、ほぼ高値71.32ドル
(前日比2.1%高)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。1-3月期GDP成長率が5.6%へ上方修正されたほか、4月の中古住
宅販売が予想ほど落ち込まなかったことが好感され終日堅調な展開となった。相場
の底打ち感から最近の下落のきつかった銘柄に広く買いが向かった。セクター別で
も全面高となっており、特にエネルギーや自動車・同部品の上昇が目立った。イー
ベイ(EBAY)とヤフー(YHOO)が一部業務提携を発表し両社とも上昇。本日、新規株式
公開を果たしたマスターカード(MA)は公募価格に対して17.9%高。また、衛星ラジオ
のシリウスサテライト(SIRI)は財務責任者がライバルのXMサテライト(XMSR)との合
併は理にかなっているとの見解を示したことで急騰した。ダウ構成銘柄では、バン
クオブアメリカが投資判断を引き上げたウォルマート(WMT)が3.0%高。またゼネラ
ルモータース(GM)も続伸し5.2%高となった。GDP改定値でコアPCE(個人消費支出)
価格指数が前回と変わらなかったことで、インフレ懸念はやや後退したと見る向き
が多い。
【通貨オプション】
ドル・円は予想を下回った米1-3月期のGDP改定値や、日本の利上げ観測が再燃し
た事を受けて、112円台後半から111円台に反落している。オプション市場では、米
国の連休を控えている事や相場が引き続き109-113円のレンジに留まっている事を受
けて短期変動率が低下している。1ヶ月物は11.100%から10.850%、3ヶ月物は
10.375%から10.275%へそれぞれ低下、6ヶ月物は10.025%で前日比変わらずとなっ
た。
リスクリバーサルでは、動意が乏しく、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+1.350%から1.300%へ縮小するが3ヶ月物は+1.600%、6ヶ月物は+1.825%でそれ
ぞれ昨日比変わらずとなっている。
【経済指標】
米・1-3月期のGDP改定値:前期比年率+5.3%(予想+5.7%、速報値+4.8%)
米・1-3月期のGDPデフレータ改定値:同比+3.3%(予想+3.3%、速報値+3.3%)
米・1-3月期の個人消費改定値:同比+5.2%(予想+5.6%、速報値+5.5%)
米・週次の新規失業保険申請件数:32.9万件(予想31.5万件、前週36.9万件←36.7
万件)
米・4月の中古住宅販売:676万件、前月比2.0%減(予想675万件、3月690万件←692
件)
【要人発言】
ハバード米大統領補佐官(経済担当)
「米経済はほぼ3-3.5%の強い成長を予想」
「賃金上昇、生産の上昇、インフレが抑制されている最近の指標に政府は満足」
「インフレはわれわれすべてにとって懸念。しかしわれわれや大統領は、バーナン
キ議長とFRBメンバーを非常に信頼している。彼らはインフレ抑制に向けて非常にタ
カ派的になることを非常に明確にしている。今後の経済成長についても確実にして
いくだろう」
バーナンキ米FRB議長
「連銀は資産価格の動向を無視する事は出来ない」
「長期インフレ期待は抑制されている」
「エネルギー価格の高騰にもかかわらずコアインフレは安定している」
「金利政策は先行き見通しに基づくべき」
「連銀は資産価格が経済に影響を及ぼした場合に限り行動する」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 112.67 112.71 111.67 111.78
ユーロ・ドル 1.2768 1.2819 1.2753 1.2800
ユーロ・円 143.85 143.96 142.83 143.08
ドル・スイス 1.2179 1.2204 1.2147 1.2175
ポンド・ドル 1.8687 1.8747 1.8667 1.8733
株式市場:
NYダウ 11114.96 11214.98 11114.96 11211.05
ナスダック 2184.70 2198.58 2174.24 2198.24
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 5.133 5.170
米国債10年物 5.036 5.070
先物市場:
NY金先物 642.0 650.5 638.5 648.5
NY原油先物 70.30 71.38 69.90 71.32
シカゴ日経平均先物 15805 15900 15785 15865
(フィスコ) - 5月26日6時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060526-00000001-fis-brf