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「為替」 米新築住宅販売件数の予想外の増加でドル上昇112.97円、原油大幅安/ニューヨーク外国為替市場概況
「米新築住宅販売件数の予想外の増加でドル上昇112.97円、原油大幅安」ニューヨ
ーク概況 2006年5月25日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:29JST 「米新築住宅販売件数の予想外の増加でドル上昇112.97円、原油大幅安」
【ロンドン市場概況】
24日のロンドン外為市場では、ドイツの5月IFO景況指数が予想を上回ったことを
受けてユーロ買いが先行し、ユーロ・ドルは1.2834ドルから1.2880ドルまで上昇し
た。ユーロの上昇をきっかけにドル売りが全般的に優勢になり、ポンド・ドルは
1.8812ドルから1.8854ドルまで上昇、ドル・スイスは1.2088フランから1.2033フラ
ンまで下落した。ドル・円は、ユーロ・円の144円乗せに連れて111円77銭から112円
10銭に反発後、ユーロ・ドルの一段高を受けて111円65銭まで下落した。ユーロ・円
は143円57銭から一時144円03銭まで上昇した。
【経済指標】
独・5月のIFO景況指数:105.6(予想105.3、4月105.9)
英・5月のCBI製造業受注指数:-12(予想-9、4月-11)
【要人発言】
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「ユーロ圏の成長率は予想を上回る公算、緩やかな利上げが必要」
バーカー英中銀金融政策委員
「原油高騰により一部の地域で賃金インフレが問題に」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:111円98銭、ユーロ・ドル:1.2855ドル、ユーロ・円:143円90銭、ポン
ド・ドル:1.8823ドル、ドル・スイス:1.2070フラン
【ニューヨーク市場概況】
24 日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は大幅減少した米耐久財受注の発表
後に一旦111円66銭まで下落したが、予想外に増加した米新築住宅販売件数をきっか
けにドルショートカバーが強まり112円97銭まで反発し、オプション防戦売りに上値
を抑えられ112円90銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルはドル買いの流れを受けて1.2892ドルから1.2730ドルまで下落後、シ
カゴ筋などのショートカバーで1.2755ドル前後にやや戻して引けた。ユーロ・円は
ドル・円上昇に連れて144円23銭まで上昇したが、リアルマネー主導の売りに143円
66銭まで反落した。ポンドドルは1.8860ドルから1.8653ドルまで下落、ドル・スイ
スは1.2024フランから1.2205フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は、ガソリン在庫の増加や商品市場全体の急反落を受けて大幅下落とな
った。在庫統計ではガソリン在庫が4週連続で増加したほか、製油所の稼働率が高水
準を保っていることが明らかになり、米ドライブシーズンにおける供給不安が後退
した。また、金が5.4%安、銅が6.3%安になるなど昨日の高騰から一転して商品相
場が軒並み急反落したことも影響し、売りが先行した。NYMEX原油先物価格は下落基
調を強め、節目70ドルを割り込み69.86ドル(前日比2.7%安)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。原油や商品価格の下落を受けて素材やエネルギー関連が軟調と
なる中、4月新築住宅販売が予想を上回ったことで不動産関連が堅調推移となり、引
けにかけて上昇に転じた。セクター別では、自動車・同部品やソフトウェアサービ
スが上昇する一方で、エネルギーや商業サービス・用品が軟調。靴小売のペイレ
ス・シューソース(PSS)が予想を大幅に上回る決算を発表して18.1%高。またマイク
ロソフト(MSFT)をはじめとするハイテクが堅調に推移した。一方、家庭用品小売
のウィリアム・ソノマは慎重な業績予想を示したことで4.6%下落。ダウ構成銘柄で
は、メリルリンチの投資判断引き上げを受けてGM(GM)が8.3%の大幅上昇。結局ダ
ウは18.97ドル高の11117.32、ナスダックは10.41ポイント高の2169.17で取引を終了
した。本日、新規株式公開を果たしたIP電話のボーネージ(VG)は公募価格の17ドル
を12.6%下回る14.85ドルで取引を終了した。IP電話業界の熾烈な価格競争や、割高
な評価が敬遠された模様。
【通貨オプション】
ドル・円は、予想外の上昇を示した米4月の新築住宅販売件数を受けて113円目前
まで反発している。オプション市場では短期中心に変動率が上昇、1ヶ月物は
11.050%から11.100%、3ヶ月物は10.325%から10.375%へそれぞれ小幅上昇、6ヶ
月物は10.050%から10.025%へ低下した。
リスクリバーサルでは、短期では下値をヘッジする動きが継続し25デルタ円コー
ル・ドルプット1ヶ月物は+1.300%から+1.350%へ拡大した。しかしながら、相場不
透明感を受けて中長期では様子見気配が強く3ヶ月物は+1.600%、6ヶ月物は
+1.825%でそれぞれ昨日比変わらずとなっている。
【経済指標】
カナダ・4月の景気先行指数:前月比+0.5%(予想+0.4%、3月+0.6%)
米・4月の耐久財受注:前月比-4.8%(予想-0.5%、3月+6.6%←+6.1%)
米・4月の耐久財受注(輸送機器除く):前月比-1.1%(予想+0.5%、2月+3.5%←
+2.8%)
米・4月の新築住宅販売件数:119.8万件、前月比4.9%増(予想115万件、3月114.2
万件←121.3万件)
米・週次の原油在庫:前週比-300万バレル(予想-100万バレル、前回-7万バレル)
【金融政策】
カナダ中銀:政策金利0.25ポイント引き上げ決定4.25%に
【要人発言】
ラトIMF専務理事
「世界不均衡は最終的に解消されるべき」
「最近の為替相場トレンドが正しい方向に動いている」
「アジア諸国の一部では一段の通貨柔軟性がなお必要」
フラハティ・カナダ財務相
「強いカナダドルは生産性向上の一助」
「向こう数十年でカナダのエネルギーセクターへの資本流入を予想」
カナダ中銀
「商品価格、通貨変動は激しかった」
「現在の金利水準においてインフレは目標2%へ戻す」
「世界、カナダ経済は強い」
「インフレは予想に沿う」
「国内需要は引き続き堅調」
クロズナー米FRB理事
「時間差を考慮する必要」
「住宅市場減速の兆候」
「インフレは引き続き警戒必要」
「成長は継続可能な緩やかなペースへ」
「これからの指標が金利政策への手掛かりに」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 111.89 112.97 111.63 112.93
ユーロ・ドル 1.2835 1.2892 1.2730 1.2754
ユーロ・円 143.58 144.23 143.57 144.02
ドル・スイス 1.2087 1.2205 1.2024 1.2179
ポンド・ドル 1.8823 1.8860 1.8653 1.8688
株式市場:
NYダウ 11100.11 11168.24 11030.47 11117.32
ナスダック 2159.03 2179.84 2135.81 2169.17
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 5.116 5.134
米国債10年物 5.012 5.038
先物市場:
NY金先物 660.0 660.0 636.0 637.5
NY原油先物 70.85 71.65 69.80 69.86
シカゴ日経平均先物 15805 15870 15690 15830
(フィスコ) - 5月25日6時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060525-00000001-fis-brf