★阿修羅♪ > 国家破産46 > 418.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 帝国主義世界経済と危機の臨界点 【島崎光晴】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 24 日 04:44:36)
金余り終焉を懸念 BRICsも急落、世界同時株安
日米欧など世界各国の株式市場で株価下落が続いている。二十三日の東京株式市場では日経平均株価が二日連続の大幅安となり、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)をはじめとした経済新興国市場でも急落している。先進国の金融引き締めで、各市場の株価上昇を演出してきた「金余り」が終わりつつあるとの見方が、世界同時株安を引き起こしているとの指摘が出ている。
この日の平均株価の終値は前日比二五八円六七銭安の一万五五九九円二〇銭と、二日連続で二〇〇円を超える値下がりとなり、約三カ月ぶりの安値水準となった。
世界各国の主要市場でも軟調な展開が続き、五月に入ってニューヨーク市場で約5%、欧州の各市場で10%近く株価が下落。とくに新興国市場では値下がりが顕著で、ロシアでは三割近くも急落している。
新興国市場には、経済の急速な成長に着目した先進国の投資家などから巨額の資金が流入、ここ数年の株式相場の急騰につながった。その資金調達先のひとつが超低金利下の日本。しかし、量的緩和政策の解除で金利が上昇傾向をたどり、欧州、米国でも利上げがあいついだため、投資家が新興国市場から、主要国の国債など安全資産に資金を移す動きがでているもようだ。
日興コーディアル証券の馬渕治好・国際市場分析部長は「これまでの金余り状態が終わり、機関投資家が株式市場から資金を引き揚げるのではないかとの懸念が生じている」と指摘する。実際、二十三日の東京市場では、朝方の外国系証券会社の注文動向が大幅な売り越しとなり、株価続落の引き金となった。
ただ、各国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)が悪化したわけではなく、馬渕部長は「日本株は売られすぎ」とも指摘。各国の株式市場についても「従来のようになんでもかんでも値上がりすることはなくなり、市場や銘柄の選別が進む」として、いずれ落ち着きを取り戻すとみている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/24kei003.htm