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□奥山章雄理事長辞任と中央青山監査法人の前途 [ゲンダイ]
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=26357
【この会社の人と事件】
2006年5月18日掲載
奥山章雄理事長辞任と中央青山監査法人の前途
会計士と企業のなれあいが粉飾の温床となる――。粉飾決算が発覚するごとに、この問題が指摘されてきた。
所属公認会計士がカネボウの粉飾決算に加担した大手監査法人、中央青山監査法人に対して、金融庁は2カ月間の業務停止処分を決定した。これを受けて、奥山章雄理事長(61)が辞任を表明した。
奥山氏は1967年、早大商学部を卒業。監査法人として発足したばかりの中央会計事務所(中央監査法人を経て2000年に青山と合併して中央青山監査法人)に入所した1期生。若い頃から業界団体を活動の場としてきた。
日本公認会計士協会の理事、常務理事、副会長を歴任。01年から04年まで同協会の会長を務めた。会長時代には、竹中平蔵金融・経済財政担当相(当時)のもとで、大手銀行の不良債権処理の進み具合を点検する作業チーム「金融問題タスクフォース」のメンバーとして、金融再生プログラムの監視役を務めた。金融庁との二人三脚ぶりは有名で、会計士を厳格監査へ転換させた強硬派としても知られる。
奥山氏が、中央青山の理事長に就任したのは05年5月。
「カネボウや足利銀行の監査問題で危機感を募らせた若手会計士の突き上げで、上野紘志理事長が任期半ばで退任、創業時のメンバーだった奥山氏が担がれて理事長の椅子に就いた」(金融関係者)
このトップ交代は中央青山のクーデター事件として有名だ。
かつて中央監査法人といえば「甘い監査」で有名だったが、奥山氏が公認会計士協会会長時代に厳格監査に転換。「豹変(ひょうへん)の中央青山」の異名がついた。
「ここ数年、金融庁の方針を最も忠実に実行してきたのが中央青山だった。カネボウの粉飾決算問題では、3人の公認会計士の処分で矛を収めようとしたのだが、ライブドア事件で会計(士)不信は頂点に達した。金融庁としても、厳重注意や戒告といった甘い処分では済ませられなかった」
有力金融筋はこう解説する。奥山理事長辞任の次に来るのは、顧客離れが進む中央青山の「解体」である。【野村隆夫】
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投稿者 white 日時 2006 年 5 月 18 日 16:48:13: QYBiAyr6jr5A