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□ホンダ 巨額投資の超強気戦略 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1986113/detail
ホンダ 巨額投資の超強気戦略
ホンダの福井威夫社長がド派手な計画をブチ上げた。1300億円の巨額を投じて北米に四輪車工場(米国)とエンジン工場(カナダ)、埼玉県寄居町に四輪車工場をそれぞれ新設するというのだ。
このほか、国内に新研究所を設立。さらにインド工場の生産能力倍増計画の前倒しや、今秋の中国・広州本田の第2工場稼働開始など、国内外での大幅な生産・研究開発体制の強化を図る。また、現在のシビックハイブリッドより低価格のハイブリッド車を09年に投入、年間20万台の世界販売を見込む。
こうした増強計画によって「2010年のホンダの世界販売台数は、二輪車1800万台以上、四輪車450万台以上をイメージしている」(福井社長」と強気だ。
ホンダのこの強気戦略の背景に、トヨタへのライバル心があるのは間違いない。
「北米に関していえばトヨタへの対抗心につきます。昨年の北米生産はトヨタの156万台に対し、ホンダは135万台。4月の米国新車販売シェアは、トヨタの15.2%に対し、ホンダは9.6%です。ビッグ3の不振、低迷が続く中、北米市場は絶好の稼ぎ場所。トヨタに負けてなるものか、といったところでしょう」(自動車ジャーナリスト)
もちろん、現地生産を高めることは雇用創出につながるので、摩擦回避策にもなるというメリットがあることも事実だ。
では、国内工場の新設はどうか。
「ホンダはこのところ国内では大きな投資をしてこなかった。国内工場の新設は約30年ぶりです。逆に言うと大掛かりな設備投資をせざるを得ないところまで追い詰められているともいえる。さらに、国内販売の低迷がある。4月の新車販売でトップ10に入ったのはフィットとステップワゴンの2車種だけ。残り8車種はトヨタです。販売網や開発強化も含めた大幅なテコ入れが必要な時期に来ている」(前出のジャーナリスト)
海外売上高比率が8割を超すホンダ。打倒トヨタに向けた巨額投資で、ますます海外傾斜が強まるか。
【2006年5月18日掲載】
2006年05月21日10時00分