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日銀の利上げ幅、金融市場にとって最大のリスク=ピムコのグロース氏 (ロイター)
2006年5月20日(土)13時31分
[ニューヨーク 19日 ロイター] 投資信託大手ピムコのマネジングディレクター、ビル・グロース氏は19日、米債券市場協会(BMA)年次会合で講演し、日銀がどの程度利上げを実施するかが現在の金融市場で最大のリスクとの見方を示した。
グロース氏は「最大の不透明要因は日銀が金融政策に関してどこに進むか」とし、市場参加者の見通しレンジに基づくと、短期貸出金利の25ベーシスポイント引き上げもあり得るし、300ベーシスポイント引き上げもあり得ると指摘。「その点が非常に不確実。市場はそのことを察知し始めている」と述べた。
グロース氏は、日銀利上げ以外のリスクとして、連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止時期などがあるとも指摘。FRBがフェデラルファンド(FF)金利を現在の5%に据え置くか、あと1度の利上げで5.25%とする可能性が最も高いという見方を示した。
同氏は、金利上昇とその影響が実際に米住宅セクターに出る時間差が、通常よりも大きくなる可能性があるとの見通しも表明した。
過去数週間の債券、商品、株式市場のボラティリティーが高まった点については、世界各地の中央銀行の金融政策が不透明だったのが一因と述べた。
米長期債の今週これまでの急上昇の背景にあるのが短期資金か長期資金のどちらだったかかとロイターが質問したのに対しては、「投機筋の巻き戻しではないか。巨額のショートポジションが残っているからだ」と話した。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=20reutersJAPAN214040