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ヘッジファンド「サラナク」運用停止、6月末までに資金6億ドル返還へ (ブルームバーグ)
2006年5月20日(土)04時01分
5月19日(ブルームバーグ):シティグループの元トレーダーで、ヘッジ
ファンド「サラナク・キャピタル・マネジメント」の創業者、ロス・マーゴリー
ズ氏は、投資家の解約で運用資産が8割急減したのを受けて、サラナクの運用を
停止すると発表した。
マーゴリーズ氏は18日に電話インタビューで、「2005年に悪いスタートを
切ったことから、資金流出が加速した。強い戻りもあったが資金流出に歯止めが
掛からなかった」と語った。
サラナクは2004年12月に資産規模29億ドル(約3240億円)で運用を開始。
当時、新たに設定されたヘッジファンドとしては最大級だった。また、マーゴリ
ーズ氏は、シティ在職時に運用していた資金の運用継続でもシティから合意を取
り付けた。
マーゴリーズ氏によると、サラナクが現在運用するファンド9本の資産(6
億ドル)は6月30日までに投資家に返還する。
サラナクの運用停止は、堅実な運用成績を持ち、潤沢な資金に恵まれたファ
ンドでさえも、利益を上げるよう強い圧力を受けているを示唆した。ロケーショ
ン・インベストメント・アドバイザーズ(コネティカット州ノーウォーク)のパ
ートナー、ティム・ジャクソン氏は、「資金が多少でも流出し始めると、人々の
懸念をあおり、それが大量流出をもたらす」と話した。
また、シティの顧客がマーゴリーズ氏のファンドに投資していたことから、
シティが2004年9月に日本の2部門を閉鎖した際に同ファンドは資金流出のあ
おりを受けた。マーゴリーズ氏は、2005年はじめに運用損が発生したことで、
資金流出の流れに拍車が掛かったと説明した。その後、サラナクの運用成績に回
復が見られたものの、投資家は資金を引き揚げ続けたという。
原題:Margolies to Shut Saranac Funds After Withdrawals (Update1) 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=20bloomberg32amQRXNx.RkNo
(抜粋) {NXTW NSN IZIUOT1A1I4H
ニューヨーク 高井夕起子 Yukiko Takai ytakai@bloomberg.net Editor:
記事に関する記者への問い合わせ先:
Katherine Burton in New York at kburton@bloomberg.net